大阪☆春夏秋冬のYUNA(ユウナ)です。
Urock!124回目になりました。photo by 渡邉一生
今月12月は『イルミネーション』というテーマでお届けしています。
イルミネーションには、街を巻き込んだものや、家庭でやっているものもありますが、私、昔からサンタさんが家に登っている飾り付けをするのが夢でした(笑)。
目立って仕方ないですし、名物っぽくなってしまうのも恥ずかしいんですけど、そんな憧れがあったんです。
後は海外ドラマに出て来るような大きいクリスマスツリー。
今となってはいつからか家にあるツリーを箱から出す事も無くなってしまいましたが、今年は出そうかなあなんて。
今週も、そうして冬を楽しみたくなる楽曲を選曲しました。
もさを。「冬のプレゼント」
‟女性目線のラブソング”を歌うシンガーソングライターとして注目を集めているアーティスト、‟もさを。”。
実は私が知ったのはたったの数時間前でして。
まさに今、この歌声に溶け込んでいる真っ最中といったところなんです。
私にとってUrock!は、皆さんに楽曲からコラムへと足を運び、コラムから楽曲へと耳を傾けるという出会いの場になって欲しいと思っていたのですが、最近は私自身が楽曲に出会う場所にもなっていました。
その中でも、アーティストを知ってからコラムを書くまでの時間は今回が最速なんじゃないでしょうか。
このアーティストの音楽が世界へと広がる速度が速かったのも納得というか。
そのくらい歌詞に共感できる部分が多くありました。
そんな歌詞を紐解いていくと、自分の癖みたいなものも晒されているようで少し恥ずかしいですが、どうか最後まで読んでいただけたらと思います。
では早速。
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あなたに言いたい「ずっと好きです。」
友達のままじゃ終われないの
冷たい手と手を温めて
恋する気持ち届きますように
≪冬のプレゼント 歌詞より抜粋≫
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先週紹介した楽曲に引き続き、どうやらベルや鈴の音が鳴っているイントロ曲に惹かれているようです。
わかりやすい冬の象徴がリードしてくれるというか。
私自身が音楽に感情移入しがちで、主人公気分を味わうのが特技と言っていいほどその世界に入り込んでしまうので、シンプルで分かりやすいものには体を預けてしまうのかもしれません。
そして冒頭の歌詞でわかるように、主人公はあなたに恋をしています。
友達の期間がどのくらいであったかはわかりませんが、その長さがどうであれ、想いが濃いとはち切れそうになってくるのが乙女心なのでしょう。
その気持ちをグッと堪えて、誰に言っているのかもわからないお願い事を思い続けるのも、相手には届いていない寂しさも感じます。
もうすでに感情や行動にまで共感が出てきますが、この先共感の嵐が続くと思うだけで、胸が苦しくなってきます(笑)。
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街は光に包まれて
鈴の音色が鳴り響く
舞い落ちる雪を綺麗にまとうの
純白のドレスみたいに
≪冬のプレゼント 歌詞より抜粋≫
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イルミネーションという言葉がそのまま使われているわけではありませんが、それを想像させる‟街の光”という言葉があります。
家で過ごす時間が長くなれば街の明かりが多くなるし、外が賑やかであっても街の明かりが多くなる。
人と人が出会う場所には光が集まります。
その他に、家族が集まる家の中にも光が集まってきますよね。
私の家は、サンタさんからツリーが見えるように景色が見える窓際に置いていました。
今思うと、クリスマスの夜には沢山のサンタさんがこの光を感じてくれていたのかなあ、、、なんて。
そしてクリスマスを感じさせる鈴の音に加え、冬の楽しみの代表でもある‟雪”。
純白のドレスというのは雪の他に純粋でピュアな気持ちを表しているように捉えられます。
第三者が出てくると、嫉妬してしまったり燃えあがったオーラに変わりがちですが、この曲は他人のことが見えていないくらいあなたに真っ直ぐな事が伝わってきますよね。
‟ドレス”というワードを選ぶところも、乙女心を擽(くすぐ)るポイントの様に感じました。
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白い吐息が混じり合う
今日はあなたを独り占めね
優しくされると期待してしまう
これは脈アリのサイン?
≪冬のプレゼント 歌詞より抜粋≫
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白くなる吐息を見ると、一気に冬を感じますよね。
手を温めるだけでなく、意味もなく息を吐いてみたり。
その吐息が混じり合っているのはお互いが向き合ってるからこそで、2人の距離がわかります。
同じ動作をしたり他愛もない事で笑い合える、それだけで幸せなのです。
そして優しくされると期待してしまうのが恋の難しいところ。
男の人ってどうしてあんなにも1つの言葉や1つの行動に意味を持たせてしまうのでしょうか、、、(笑)。
個人的すぎる疑問と、まんまとハマりがちな自分の性格のせいで永遠の課題です(笑)。
相手の気持ちや答えを知りたいけれど、このままの関係でありたいなんてところもあったり。
この歌には共感だけではなく、 女性の気持ちを更に悩ませるそんなズルさもありますよね。
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きっと困らせてしまうよね
あなたのこと考えてばかりで
冷たい風が背中押すの
冬のせいにして強く抱きしめなと
≪冬のプレゼント 歌詞より抜粋≫
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あなたのことばかり考えているはずなのに、肌で感じるのは周りの雑音だったり冬の寒さという矛盾があるようです。
人は自分がいっぱいいっぱいになった時、何かのせいにしたり、何かを味方につけて少しでも自信をつけようとします。
この歌詞の場合には、冬のせいにしているようです。
しかし、これこそが曲のタイトルでもある冬からのプレゼントなのかもしれません。
主人公にとって冬という季節が機会を与えてくれていますが、ここには書かれていない相手にとっても、冬という理由があるかもしれないと思うと、なんだか冬って素敵だなぁと思いますよね。
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明日は今日よりもっと好きです
見つめる先はいつもあなたで
凍える身体を抱き寄せて
なんて言うのは間違いだよね
ほんの少しの 冬の奇跡 魔法をかけて
≪冬のプレゼント 歌詞より抜粋≫
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好きな気持ちが溢れているだけでなく、言葉として何度も‟好き”という歌詞が出てきます。
しかし、ここまでは愛というよりは恋を感じるものが多かった気がします。
見つめる先はあなたであるけれど、あなたとの今後を見つめている訳ではないようです。
「寒いから、抱きしめて。」
彼女でもない自分がそんなこと言えるはずもなく。
あくまでこれは、私の考えですが(笑)。
でもまさかと思うくらいのタイミングがあるのが面白いですよね。
魔法というか、〇〇マジック、そのもの。
体育祭マジックとか。
他で言うとゲレンデマジックとか。でも期待はあんまりしないものです。
期待していない方が、タネ明かしをされた時に成功した時の嬉しさが増すのでね、、、。
ってまた私の考えが出てしまいました(笑)。
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ホットココア美味しいねと
微笑む姿に雪溶けて
聖なる夜にくれた贈り物は
いつもよりちょっと甘くて
≪冬のプレゼント 歌詞より抜粋≫
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どんな言葉でも話しかけてくれているその姿が愛おしくて、嬉しくて仕方ないのです。
もう少しで触れられるその距離にいるのに、触れられないのがよいというか。
結果を知ろうとすると、その距離感って長くは続かないものなので特別な感じがします。
そんな特別な夜にくれた贈り物は何だったのでしょうか?
これが何であろうと嬉しさがあるのはもちろんですが、一緒にいるその時間や、空間そのものが贈り物の様な気がします。
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今日のために切った髪も
あなた好みの色の服も
気付いてくれるといいな 今夜だけ
ヒロインは私一人
≪冬のプレゼント 歌詞より抜粋≫
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主人公は、あなたに会うために髪を切ったりあなたの好みに合わせたりしています。
自分からは言えないけれど、異性でなくとも小さな変化に気付いてもらえた時って嬉しいですよね。
女の子の努力って準備段階な気がします。
会ってない時間ではあるけれど、その努力が楽しかったりするんですよね。
ここでは‟ヒロインは私”と書かれていますけど、もはや脈アリだろうと突っ込んでしまいそうになります(笑)。
クリスマスや特別な日に合うから特別になるのではなく、主人公にとっては、2人で会えたこの日が特別なのです。
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来年も隣で見たいの
白い雪とはしゃぐあなたを
絶対叶えてみせるんだ
今時よ止まれ ああ目と目が合ってどうしよう
≪冬のプレゼント 歌詞より抜粋≫
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付き合うことを願うのではなく、来年も特別な夜を迎えられていることを願っている所に、また胸を打たれます。
‟時よ止まれ”
‟目と目が合う”
‟どうしよう”
起きている事と感じている感情が次々と差し変わっていく所にリアルを感じます。
焦りやトキメキがこの言葉の移り変わりだけで伝わって来るのって不思議ですよね。
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あふれた想いは「ずっと好きです。」
走り出したらもう止まらない
冷たい手と手が重なって
恋する気持ち 愛に変わってく
伝わる温度 寒い夜も 心地良くって
世界で一つ あなたの横 冬のプレゼント
≪冬のプレゼント 歌詞より抜粋≫
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最後の歌詞に出て来るのは、冒頭と同じ「ずっと好きです。」という言葉。
そしてコラムの途中、愛というよりも恋であると感じていた部分がありましたが、ここでは恋から愛に変わっている事を自ら歌っています。
それと同時に手と手が触れ合っているということは、結果が出ている証なのではないでしょうか?
寒い日なのに、手と手が重なり合った時に温もりを感じるのはきっとお互いの気持ちが一致しているからなのでしょう。
冬のプレゼントというのは、主人公だけが受け取っているのではなく、結果プレゼント交換であり、お互いにとっての最高の居場所になったのでしょう。
どうでしたでしょうか?
ここまで展開をリアルに汲み取る事が出来ると、ついつい自分と照らし合わせてしまうのではないでしょうか??
きっと沢山の人にとって、この楽曲そのものも素敵な冬のプレゼントになっているはずです。
今回も読んでいただきありがとうございました!
レビューもぜひお待ちしております。
ではまた。
You rock!!
[しゅかしゅんINFO]
【リリース】■新曲「シンガロングをもう一度」配信開始!
【イベント】
※国及び各都道府県からの要請に基づき変更となる場合もございますので、イベントの実施に関しましては各所ホームぺージ、SNS等でご確認の上、ご参加下さい。
■『MANA&KOIKEMAN55 Birthday Live 2021 ~二人三脚~』
[日程] 2021年12月8日(水)
[会場] 大阪・ESAKA MUSE
[時間] 開場18:30/開演19:00
[出演] MANA / KOIKEMAN55 / 門松良祐 / 青木信弘 / 杉山アキノブ / 大阪☆春夏秋冬(MAINA, EON, YUNA, RUNA)
■大阪☆春夏秋冬ツアー『Release Tour ~シンガロングをもう一度~』名古屋公演
[日程] 2021年12月10日(金)
[会場] 名古屋・RAD HALL
【ワンマンライブin NAGOYA】
[時間] 開場18:30/開演19:00
■二丁目の魁カミングアウト 全国ツアー『GAY STAR IN THE JAPAN TOUR 2021-2022』
[日程] 2021年12月19日(日)
[会場] 沖縄・桜坂セントラル
[時間] 開場11:30/開演12:00
[出演] 二丁目の魁カミングアウト / 大阪☆春夏秋冬(2部制の1部にのみ出演)
■TRiDENT 2st EP『OVER GROUND』Release Tour大阪公演
[日程] 2021年12月23日(木)
[会場] 大阪・Banana Hall
[時間] 開場18:00/開演18:30
[出演] TRiDENT / 大阪☆春夏秋冬 / そこに鳴る
■大阪☆春夏秋冬ツアー『Release Tour ~シンガロングをもう一度~』東京公演
[日程] 2022年1月5日(水)
[会場] 東京・TSUTAYA O-CREST
【Act 1 ミニライブ&トークショー『‟2015年”をもう一度』】
[時間] 開場13:00/開演13:30
【Act 2 ワンマンライブin TOKYO】
[時間] 開場18:00/開演18:30
【TV】
■サンテレビ『#Nuts Porker』
※EON準レギュラー出演中!
毎週土曜日深夜24時00分~
※放送時間は週により変更になる場合がございます。
▷詳細はこちら
【BOOK】
■『Kyoto & Shiga Creative Life Magazine Leaf』12・1月号(発売中)
※MANA連載コラム「今たべてほしい! 京都・滋賀おいしいもん巡り」掲載
【WEB】
■YouTube『しゅかしゅんのバラエTV』
▷YouTube Channel
■MAINA作詞・作曲「春風」Music Video、YouTubeにて公開中
2021年2月27日に放送された読売テレビ「御社のMVつくります」で制作された、MAINA作詞・作曲「春風」のコラボMusic VideoがYouTubeにて公開中!
【大阪☆春夏秋冬 / 春風 -Collaboration MV-】
▷視聴はこちら
この記事を書いた人
YUNA(ユウナ)1999年5月26日生まれ(双子座 /A型/一人っ子)
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