連続配信リリース企画「Sunday Goods」の第15弾
2021年NHK紅白歌合戦の初出場が決まり、ますます注目が集まるシンガーソングライター『平井大』。
そんな平井大が、2021年11月14日に新曲『愛しき日々の真ん中で』を配信リリースしました。
11月10日にはTikTokやInstagramミュージックスタンプにて先行配信が始まり、楽曲を使用した動画も多数投稿されています。
2021年は「Sunday Goods」をテーマに、およそ3週に1度のペースで新曲の連続配信をしてきた平井大。
その第15弾にあたる楽曲『愛しき日々の真ん中で』の歌詞の意味を考察していきましょう。
冒頭の歌詞「来るはずのない明日」の意味は?
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夜明けを待つように
静かに願うんだ
見つめる先の
来るはずのない明日を
≪愛しき日々の真ん中で 歌詞より抜粋≫
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冒頭の歌詞からは、何かを願う主人公の姿が想像できます。
主人公が願っているのは「来るはずのない明日」。
生きているなら明日はやってくるにも拘わらず、「来るはずのない明日」とはどういう意味なのでしょうか。
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当たり前だった日々の
懐かしい「未来の詩」が
キミのいない今日も
静かに流れてる
≪愛しき日々の真ん中で 歌詞より抜粋≫
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続く歌詞から、主人公が「キミ」という大切な存在を失ったことがわかります。
冒頭の「来るはずのない明日」、ここで登場する「未来の詩」とは、どちらもキミと過ごすはずだった主人公の日々を指しているのでしょう。
キミを失った今、キミと2人で過ごす日々はもうやって来ません。
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奇跡が起きるなら
もう一度キミに会いたい
≪愛しき日々の真ん中で 歌詞より抜粋≫
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恋人同士だった2人が別れてしまったのか、あるいはキミがこの世を去ってしまったのか、歌詞から断定することはできません。
ただし、「奇跡が起きるなら」の言葉からは、キミともう1度会える確率が極端に低いことを感じられるのではないでしょうか。
「キミ」が亡くなってしまっていると仮定して、続く歌詞を見てみましょう。
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大好きだよ
大好きだった
めぐり逢えてよかった
忘れないよ
何をしてても
想うのはキミばかり
いつもの駅
ふとした夜
また会えるその日まで
キミを待ってる ずっと
愛しき日々の真ん中で
≪愛しき日々の真ん中で 歌詞より抜粋≫
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サビの歌詞からは、離れた今もキミのことばかり考えている主人公の様子が思い浮かびます。
「大好きだった」「めぐり逢えてよかった」とキミへの感謝を述べる主人公。
もう二度と会えない相手へ向けた、主人公の切ない想いが感じられますね。
主人公の心情を考察!
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忘れてしまうよりも
待っている方がいい
たとえその未来が
永遠に来なくとも
消えそうな希望を胸に
残された「未来の詩」を
キミと描いていた明日を
今日も生きてる
奇跡が起きるなら
もう二度と離さない
≪愛しき日々の真ん中で 歌詞より抜粋≫
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キミと離れてしまった今、もう2人が日々を共にすることはありません。
しかし、生きている側にはいつもと同じように明日はやってきます。
主人公はキミを完全に忘れてしまうのではなく、やってくる日々にキミを重ねながら生きていくと決めたのでしょう。
忘れてしまうよりも、その方がキミも喜ぶと思ったのかもしれません。
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変わらないよ
変われないよ
僕は今でもキミを
願ってるよ
待っているよ
眩しい記憶の中で
約束の店
あの日の海で
また逢えるその日まで
キミを想ってる ずっと
愛しき日々の真ん中で
≪愛しき日々の真ん中で 歌詞より抜粋≫
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一緒に行った店、一緒に訪れた海など、キミとの思い出は至る所にあふれているのでしょう。
キミを好きな想いは今も変わらず、キミとの記憶を大切にしながら日々を過ごす主人公。
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大好きだよ
大好きだった
めぐり逢えてよかった
忘れないよ
忘れられない
忘れられるはずないよ
震える声
繋いだ手と手
今でもその全てがここで
キミを待っている
≪愛しき日々の真ん中で 歌詞より抜粋≫
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「震える声 繋いだ手と手」は、別れる前の2人の姿かもしれません。
別れの時を迎える寸前、2人は泣きながら手を握りあっていたのではないでしょうか。
「忘れないよ 忘れられない 忘れられるはずないよ」と繰り返される歌詞からは、主人公がいかにキミを強く想っているかが感じられますね。
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もしもキミが
もしも奇跡が
舞い降りるとするのならば
待ち合わせ場所は、こう言うよ
"愛しき日々の真ん中で"
≪愛しき日々の真ん中で 歌詞より抜粋≫
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曲のラストで、主人公はキミに「愛しき日々の真ん中で待ち合わせしよう」と告げています。
タイトルにも含まれる「愛しき日々」とは、キミと過ごした大切な日々を表しているのではないでしょうか。
主人公の心の中で、キミとの未来の日々はまだ続いているのでしょう。
歌詞にはありませんが、曲のラストでは「I'll be here where to want to see you once again(もう1度あなたに逢うために僕はここにいる)」という英文が歌われています。
「キミとの日々は完全に終わったわけではない」と、主人公がキミに伝えているのかもしれませんね。
「愛しき日々の真ん中で」は大切な人との日々を歌った楽曲
平井大『愛しき日々の真ん中で』の歌詞の意味を考察しました。大切な人と過ごした日々を思い返し、「もう1度会いたい」と願う主人公の気持ちが伝わってくるようですね。
離れてしまった恋人へのラブソングのように思えますが、大切な家族や友人たちに向けた歌とも解釈できそうです。
2021年も『MIRROR MIRROR』、アルバム収録曲『題名のない今日』など名曲を多数発表し、音楽チャートをにぎわせている平井大。
今後の平井大の活躍にも要注目です。