「The Feels」の意味とは?
タイトル「The Feels」にはどんな意味が込められているのでしょうか。
「feel」という単語は辞書で調べると「感じる」という動詞の意味と、「感じ」「気配」「肌触り」という名詞の意味があります。
今回の楽曲では「feel」は名詞の「感じ」という意味がふさわしいのではないでしょうか。
「あの(好意を持っている)感じ」、まさに今「恋が始まるかも」とドキドキしている恋する女の子の気持ちを表していると解釈できます。
こちらをふまえて、「The Feels」の歌詞の意味を考察していきましょう。
あなたの気持ち私は知ってるよ
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Boy I boy I boy I know
I know you get the feels
Boy I boy I boy I know
≪The Feels 歌詞より抜粋≫
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この部分を「ねぇ、私は知っているの」「あなたが私の事を気になっているのを。私は知ってるよ」と和訳してみます。
最初のフレーズで、「Boy Ⅰ」を繰り返すことで、「ボーヤ」と言っているかのような不思議な響きの歌詞が続きます。
初めは違和感があるかもしれませんが、曲中に何回も出てくるので聴いていたら、クセになりそうです。
冒頭から、いきなり「私」は大胆にも相手の気持ちを確かめようとしていて、聴いているほうもドキッとしてしまいますね。
ドキドキする気持ちは止められない
「The Feels」の英語表現にはネイティブが使うようなスラングが、あちこちに散りばめられています。
その言葉がより一層この曲の「恋のドキドキ気分」を加速させているようですね。
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Uh, I’m so curious
‘Bout you boy, wanna keep it cool
But I know, every time you move
Got me frozen I
Get so shy
It’s obvious
≪The Feels 歌詞より抜粋≫
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この部分は、「あなたのことがすごく気になるわ。けれどクールでいたいの。でも、あなたが動く度に自分が凍ってしまうのはわかっているの。とても恥ずかしくなるけどもうバレているわね。」と和訳できます。
このフレーズの、「’Bout you boy」の「’Bout 」は、「about」(〜について)の略です。
「’Bout 」(バウト)「 boy」(ボーイ)と「b」の音を重ねることで、「あなたのことが」という言葉がしっかり伝わるように感じますね。
「wanna」は「ワナ」と発音し、「want a」(〜したい)の略です。
やりたいことや、欲しいものを伝える時に使います。
たとえば「I wanna fried chicken,Mom.」(フライドチキンが欲しいな、お母さん。)のように使われていますよ。
「クールでいたいの」と言ってみたものの、大好きな「あなた」に対する気持ちが溢れてしまって、隠し切れなくなってしまっている「私」の可愛さが伝わってくるようです。
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Catching feels like butterflies
If I say what’s on my mind
Would I hit bullseye
Shoot
I’m ready, aim and fire
≪The Feels 歌詞より抜粋≫
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この部分は「蝶々のような心を捕えて私の思っている事を話したら、当たりだったかしら?撃つのよ、もう準備できてる。狙って放つの。」と和訳できます。
このフレーズの「bullseye」は、ターゲットの中心部分の名前から転じて「図星」や「当たり」という意味だと解釈できそうです。
蝶々のようなふわふわした恋心を持ちながらも、相手に告白したい気持ちがはっきりと伝わってきますね。
私があなたをどれだけ好きか知ってる?
まだまだ気になる歌詞があるのでご紹介します。
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Cos I’m boom boom boom from head to toe and I
≪The Feels 歌詞より抜粋≫
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この部分は「私もすごくドキドキしてるから、頭からつま先まで全部」と和訳できます。
「Cos」は「because」(なぜなら)の略です。
歌詞や話し言葉として使われますが、仕事の書面のようなフォーマルな場面では使われません。
他にも「Cos」という単語が出てくるので、順番に見ていきましょう。
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Cos I, I can feel a real connection
≪The Feels 歌詞より抜粋≫
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この部分は「なぜなら、あなたとのつながりを確かに感じる事ができるから」と和訳できます。
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Cos you got me good and I wanna be ya boo
≪The Feels 歌詞より抜粋≫
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この部分は「参ったなぁ、そうよあなたの彼女になりたいんだから」と和訳できますね。
文中にある「ya(yesの意味)」や「boo(彼や彼女の意味)」、先ほども取り上げた「wanna」もあって、スラングフレーズといえるでしょう。
「because」を「Cos」と発音することで、もどかしい気持ちを早く相手に伝えようと感じられます。
「どれだけあなたのことが好きか」沢山話したいことがあるようですね。
プロム風MVの背番号が気になる!
「The Feels」のMVでは、プロム(アメリカ、イギリス、カナダのハイスクールの学年最後に開催されるダンスパーティー)の招待状が届く所から始まっています。初めはスクールガール風の衣装ですが、場面が変わっていく度に衣装も変化し、その変化が、恋する女の子の最高な気分とリンクしていて、ここは見所です。
プロムにふさわしいドレス姿のTWICEのメンバー達もステキですが、背番号入りの衣装にも注目して下さい。
この背番号は、「The Feels」のMVだけのために設定されたのではありません。
数字はメンバーが自分で決めたそうです。
ナヨンの9番は、誕生月とメンバーの人数にちなんで、ジョンヨンの0番は、好きな数字が「ない」から0。
モモの64番は、父親がアメフトをプレイしていた頃の背番号だそうです。
サナの12番は、誕生月とONCE(TWICEのファン)の「1」とTWICEの「2」にちなんでつけられ、ミナの37番は、名前を数字に換えるとミ(3)ナ(7)になることから。
ダヒョンの7番は、TWICEの結成した月(7月7日)と高校生時代の出席番号が7番だったから。
チェヨンの29番は、番号を決めた当時18歳ということから18=2×9の数字を連想して、ツウィの25番は、25という数字が可愛く見えたからというちょっと不思議なエピソードがあります。
MVもあわせてチェックしてみて下さいね!