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【歌詞コラム】生まれて来られなかったUAの「情熱」

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独特の太い声と太い眉。 他のシンガーとは全く違った気だるくもどこか野性的で力強い雰囲気を見にまとったUAですが、彼女の名前を一躍有名にし、今でも彼女の代表曲としてよく挙げられる曲と言えばやはり「情熱」に他ならないでしょう。

公開日:2016年3月17日 更新日:2016年6月30日




独特の太い声と太い眉。他のシンガーとは全く違った気だるくもどこか野性的で力強い雰囲気を見にまとったUAですが、彼女の名前を一躍有名にし、今でも彼女の代表曲としてよく挙げられる曲と言えばやはり「情熱」に他ならないでしょう。

「情熱」は1996年6月にUAがリリースした通算4枚目のシングルです。未だに若いアーティストにカバーされたり、他の楽曲のサンプリングとして起用されたりと、多方面で愛されている曲です。

曲調や彼女の歌声は勿論のこと、気だるくも哀愁を感じる歌詞も、この曲の人気が高い理由の1つのようです。

そんなUAの「情熱」の歌詞はコチラ

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もう戻れない
情熱を両手に抱いて
孵らない想い集めて
サヨナラの口づけしましょう
そうね誰より
抱きしめてあげたいけど
切なさにさらわれて
冗談がやけにむなしい

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恋人と呼ばれる期間を共に過ごしていると、少しのズレが大きな亀裂になり、 燃え盛っていた情熱が冷めていってしまうことがあります。まだ愛してはいるけれど、最高潮の情熱はもうもどってはこない。情熱ではな く、「抱きしめたい」という母性でしか、男性を愛せなくなってしまっ た。そんな気持ちに、この女性は気付いてしまったのかも知れません。この男性に想 いを告げることすらしないまま、別れを選択します。

「孵らない想い」というのは面白い表現ですが、突き詰めて考えると「この世に生まれて来られなかった、未だに胸の内に秘めた彼への想い」だということに気付かされます。それでもその想いごと抱えて彼のもとを去る彼女は、凛々しくも切なく感じてしまいますね。

この曲が発売された1996年、UAは最初のご主人となる俳優の村上淳と結婚し、のちに俳優となった村上虹郎出産しました。再婚後も二児をもうけ、合計三児の母となります。男性に対し、「誰より抱きしめてあげたい」という母性を感じさせる歌詞を書いた彼女なので、きっと暖かいお母さんなのでしょう。

不完全燃焼な想いは、恋愛に限らずどんなシーンでも出てきてしまうものです。そんな時、この曲の女性のように潔く「孵らない想い」に決別出来る強さを持てるようになりたいですね。

TEXT:rie-tong

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