DECO*27,Rockwell feat. 初音ミク「アニマル」歌詞の主人公
楽曲のタイトルは『アニマル』で、DECO*27が投稿した『アニマル』の動画には、猫のような鋭い爪と牙をもった女性のイラストが使われています。
----------------
剥がれ落ちたメイク すっぴんのアニマル 醜くてもやっちゃうのよ
おすわりとかできない だって待てもできない 喉鳴らして いっちゃうまで
牙を出し叫べ ずっきゅんだ あたしは噛み付いたら離さないにゃ
≪アニマル 歌詞より抜粋≫
----------------
歌詞には語尾に「にゃ」がついている部分があるため、猫をイメージした楽曲であることは間違いないでしょう。
イラストどおりの猫のような女性が、歌詞の主人公なのかもしれません。
「剥がれ落ちたメイク すっぴんのアニマル」という歌詞が気になりますね。
メイクは非常に人間的な行動です。
歌詞の主人公は、普段はメイクをして人間として理性的に過ごしているけれど、実は獣のような本性を持っている女性なのかもしれません。
「がぶっとしよっか」は甘噛み?
----------------
剥がれ落ちたメイク すっぴんのアニマル 醜くてもやっちゃうのよ
おすわりとかできない だって待てもできない 喉鳴らして いっちゃうまで
がぶっとしよっか 高まるビート 良いも悪いも全然しよ
ハマってみよっか 突破するゲート 愛に期待は禁物だよ
≪アニマル 歌詞より抜粋≫
----------------
「喉鳴らして」というとても猫らしい表現を使った歌詞がありますね。
猫が喉を鳴らすのは、リラックスしているときや、なにかを要求したいときだといわれています。
直前に「待てもできない」という歌詞があるため、「喉鳴らして」という歌詞は、リラックスしているというよりも、相手を求めている様子を表していると考えられそうです。
待ちきれないほど相手を求めており、すぐにでも飛びつきたくて、うずうずしている姿が想像できます。
歌詞の主人公である女性には好きな人がいて、その人を目の前にして喉を鳴らしているのかもしれませんね。
「かぶっとしよっか」という歌詞には攻撃性を感じますが、「噛みつく相手=好きな人」だと考えれば、猫でいう甘噛みにあたるでしょう。
女性は甘噛みをして、好きな人の気を引こうとしているのだと考察できます。
「心真っ赤」という歌詞の意味を考察
----------------
ねえ止まれないほどに狂いたい 心真っ赤にしてどうしちゃったの
痛みすらもし愛せたら あたしは幸せです
≪アニマル 歌詞より抜粋≫
----------------
「心真っ赤にしてどうしちゃったの」という歌詞は、女性が好きな人に向かって問いかけているセリフだと考えられます。
「心真っ赤」は相手が照れている様子や、情熱的に興奮している様子を表していると解釈できそうです。
しかし「がぶっとしよっか」という歌詞を踏まえれば、「心真っ赤」というのは、甘噛みの力加減を間違えて、相手を血で染めてしまったという意味かもしれません。
猫は親猫や兄弟猫とじゃれ合い、噛んだり噛まれたりして、噛む力加減を学んでいきます。
もしも「心真っ赤」という歌詞が、力加減の誤りを表しているのだとしたら、女性はまだ噛む力加減すらわかっていない子猫なのだと考察できるでしょう。
メイクをして大人の女性のふりをしていても、本当は恋愛を覚えたての未熟な女の子なのかもしれません。
いくらメイクを塗り重ねて目を開いても、自分自身の中身が成長しなければ、好きな人を振り向かせることは難しいはずです。
中身の成長が大事だと気づくのは、もう少しじゃれ合って、力加減を覚えた後なのかもしれませんね。