じーざすP feat. 鏡音リン,鏡音レン「にっこり^^調査隊のテーマ」とは
『にっこり^^調査隊のテーマ』は「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク」(以下、プロセカ)のユニット「ワンダーランズ×ショウタイム」(以下、ワンダショ)の楽曲として書き下ろされました。プロセカはボーカロイドの楽曲を使用した「リズムゲーム」と、初音ミクとオリジナルキャラクターによる物語が展開される「アドベンチャーゲーム」で構成されたゲームです。
プロセカにはいくつかのユニットがありますが、そのうちのひとつであるワンダショは、テーマパークのショーステージで活動するキャスト4人によって結成されたユニットです。
トラウマを抱えるキャストがいたり、テーマパークの経営が危うかったり。
そんな深刻な問題を抱えつつも、明るいステージを繰り広げる姿が魅力的なユニットだといえるでしょう。
『にっこり^^調査隊のテーマ』は、ワンダショらしさをふんだんに取り入れた、元気の出る明るい楽曲になっています。
にっこり調査隊の本当の目的は何?
「にっこり調査隊」とは一体何を調べるチームなのでしょうか?
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諸君!
はい!
我々は世界の笑顔を調査する!
はい隊長 俺に名案が
却下
ってまだなにもいってないんだが?
≪にっこり^^調査隊のテーマ 歌詞より抜粋≫
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「我々は世界の笑顔を調査する!」という歌詞があり、「にっこり調査隊」の調査対象は笑顔なのだとわかります。
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隊長!
なになに~(なんだ?)
提案があります
ぜひ聞かせてほしいものだな
とりあえず
とりあえず?
とりあえず出発しよう ノープランで
うん!
≪にっこり^^調査隊のテーマ 歌詞より抜粋≫
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キャスト同士で調査方法を相談し、行動を開始していますね。
「にっこり調査隊」の調査の過程を表現した歌詞だと捉えられそうです。
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調査報告その1
笑顔は伝染します
おバカも伝染します
やだ~ めっちゃこわ
≪にっこり^^調査隊のテーマ 歌詞より抜粋≫
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「笑顔は伝染します」「おバカも伝染します」というフレーズから、調査報告をしていることが分かりますね。
ワンダショはテーマパークを訪れたお客さんをショーステージで笑顔にし、その数多くの笑顔を観察して調査したのだと考察できそうです。
「にっこり調査隊」は「笑顔を調査する」という体裁をとりながら、実は調査よりも、多くの人々を笑顔にすることを本当の目的に据えたチームなのかもしれません。
「ワンダーランズ×ショウタイム」の夢
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もち我々も調査対象だ!
Run away うぇい うぇい うぇ~い
わたしだって いつか
夢を叶えてやるって(we can do it)
このニッコリに触れて
もっと胸膨らみましたとさ
≪にっこり^^調査隊のテーマ 歌詞より抜粋≫
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最後はショーステージを見るお客さんではなく、自分たち自身について言及した歌詞になっています。
「もち我々も調査対象だ!」という歌詞は、ワンダショが自分たちも笑顔になれるようなショーステージを目指していることを表現しているのでしょう。
「私だって いつか 夢を叶えてやるって」という歌詞は、主語が一人称「私」ですが、その後に(we can do it)という歌詞が続きます。
「we」は「私たち」という意味です。
なので、キャストのひとりが「私だって」と掲げた夢を、ほかのキャストが応援して一緒に叶えようとしていることを表現した歌詞だと考察できそうです。
ワンダショにとってステージは、お客さんを笑顔にしながら自分たちも笑顔になり、キャスト全員で夢を追えるとても大切な場所なのでしょう。
キャストの想いが詰まった、何度も聴きたくなる素敵な音楽です。