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RADWIMPS「ココロノナカ」歌詞の意味は?コロナ禍でうまれた名曲を考察

新型コロナウイルスの流行真っ只中の2020年、大人気バンドRADWIMPSが突如公開した楽曲があります。それが今回ご紹介する『ココロノナカ』。歌詞にはどんなメッセージが込められているのか考察します。

「僕には戻りたい明日があるから」

▲RADWIMPS - ココロノナカ Movie (StayHome ver.)
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僕には戻りたい
明日があるから
僕にはまた逢いたい
あなたがいるから
僕には言えてない
「ありがとう」ばかりで
また逢えたその時は
覚悟していてよ朝まで
≪ココロノナカ 歌詞より抜粋≫
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「明日」なのに「戻りたい」と表現した歌詞が非常に印象的な楽曲『ココロノナカ』。

人気バンドRADWIMPSによる楽曲で、当初音楽番組出演のために制作されました。

しかし新型コロナウイルスの大流行を受け、「より多くの人に今届けたい」と思った彼らは、急遽ボーカル・野田洋次郎のSNS上で公開&配信リリースに変更。

曲を聴いた人たちからは「勇気をもらった」「悲しい気持ちが安らいだ」などのコメントが寄せられました。

TikTokでも『ココロノナカ』を写真や動画とあわせて投稿する人が増えるなど、まさに令和を代表する応援歌になっています。

苦しい気持ちに寄り添うような温かい曲



新型コロナウイルスの感染拡大により、甲子園やインターハイ、フェスやコンサートなど様々な行事が中止になりました。

『ココロノナカ』はそんなコロナ禍によって、何かを諦めたり失ったりした人を思って作られた楽曲です。

その背景を踏まえてもう一度冒頭の歌詞を見てみると、「戻りたい明日」の意味がわかりやすくなりますね。

これはまさに中止になってしまったイベント、そしてそのイベントに「参加したかった」と悲しむ人々の気持ちを表していると解釈できます。

また、外出自粛のため会いたい人にも会えず、様々な葛藤を抱えた人は多かったはず。

後半の歌詞はそんな苦しい気持ちにやさしく寄り添ってくれるような温かさがあります。

失って気づく「日常」の大切さ

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なんでもない日々が
なんの気なく過ぎる
なんてことない僕が
あくせくと生きてく
あの日々が来るまでは
その時が来るまでは
楽しみを何百個と
書きためておくとしよう
≪ココロノナカ 歌詞より抜粋≫
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新型コロナウイルスで日常を失うまでは、毎日に特別な意味を見出さず、ただなんとなく過ごす日もあったことでしょう。

しかし、この社会情勢になって初めて何気ない毎日の大切さに気付いたという人は少なくないはず。

『ココロノナカ』の歌詞でも、コロナ禍で得た発見や成長を教えてくれそうです。

そして同時に「コロナはいつか終わる」と希望を持たせてくれるのもポイント。

心がしんどくなったとき、何度でも聴きたくなる歌詞ですね。

「過去のコロナ」になりますように


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それをパンパンに詰めて
抱きしめてよう
いざ行こう
さぁハッピーエンドよ
そこで待っていろ
≪ココロノナカ 歌詞より抜粋≫
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「それを」というのは、前の歌詞で歌われていた「楽しみ」のこと。

今は何もできないとしても、楽しいことを想像して希望を持つことはできます。

絶望に浸るのではなく、明るい未来を思い描くことが、今の私たちにできるコロナへの最大の抵抗なのかもしれません。

また、コロナ禍の終わりが「バッドエンド」ではなく「ハッピーエンド」として指し示されている点にも気持ちが救われます。

野田洋次郎の「みんなの希望になれば」という想いがしっかり表れているようですね。

『ココロノナカ』が公開された投稿に「過去のコロナとなる未来になりますように」というメッセージが添えられているのも泣けるポイントです。

大切な仲間と顔を合わせて思い切り笑い合う。

そんな楽しい未来を思い描きながら、この曲とともにコロナ禍を乗り越えましょう。


「ココロノナカ」をみんなでシェアしよう

少しでも多くの人に届けたいという思いのもとで公開された楽曲『ココロノナカ』

「コ」と「ノ」をとると「コロナカ」になるのは意図されたことなのでしょうか?

野田洋次郎は自身のTwitterで「よかったら、みんなも歌ってみて。音も映像も好きに使ってもらっていいです。」とツイートしています。

辛いときは『ココロノナカ』を歌ったり聴いたりして、元気を出してくださいね。

野田洋次郎(vo/gt/pf)、桑原彰(Gt)、武田祐介(ba) (山口智史(Dr)は活動休止中) 2001年結成、2005年メジャーデビュー。 ジャンルという既存の枠組みに捉われない音楽性、恋愛から死生観までを哲学的に、情緒的に描いた歌詞で、思春期を過ごす世代を中心に幅広い層に大きな支持を受けている。···

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