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Z世代の心を掴む"Tani Yuuki"コロナ禍に流行ったラブソングに迫る

未だ一進一退の状況が続く新型コロナウイルスの流行。外出を楽しむことも大切な人に会うこともできない日々が続く中、『Tani Yuuki』の楽曲がZ世代の心を掴んでいます。一体どのような人物なのか、話題の曲『W/X/Y』と合わせて紹介します。

TikTokでバズり中"Tani Yuuki"とは?


Tani Yuukiは1998年生まれ、いわゆる「Z世代」のシンガーソングライターです。

中学生の時に祖父からアコースティックギターをもらったことがきっかけで音楽をはじめ、2015年ごろから本格的な音楽活動をスタートさせました。

当時の彼が取り組んだのは、TikTokやYouTubeなどSNSでの楽曲配信。

オリジナルソングやカバーソングを披露し、じわじわとチャンネル登録者数やフォロワー数を増やしていきます。

その後もSNSを中心に活動を続ける中、2020年5月に投稿した『Myra』がTani Yuukiと同世代であるZ世代の若者を中心に大ヒット。

一般人のみならず、EXITやナオト・インティライミ、天月といったアーティストによるカバー動画等が数多く投稿され、ますます話題になりました。

すると、同曲のストリーミング累計再生数はあっという間に1億回を突破。

同年10月にはTikTokのテレビCMソングに起用され、『Myra』は令和を代表する一曲に。

そんな名曲を生み出したTani Yuukiは、この頃から業界でも今後の活躍が期待される"ネクストブレイクアーティスト"との呼び声も高まりました。


Tani Yuukiの「W/X/Y」がいま熱い!

▲W/X/Y - Tani Yuuki (Official Lyric Video)

Tani Yuukiの作品で『Myra』に続くヒット作となったのが、2021年5月にリリースした5作目『W/X/Y』です。

同曲はリリースから約半年かけ、徐々に認知度を高めた楽曲。

まず9月中頃にTikTokにアップされた『W/X/Y』のライブ動画が注目され、その後TikTok内のBGMに使用されたことで話題になります。

加えて人気ドラマ「ドクターX」のスタッフ投稿動画に使われ、さらに再生数がアップ。
@doctorx.2021 #ドクターX #米倉涼子 #ギャノン #神々のお戯れ #もにもに #だいもにみちこ ♬ W/X/Y - Tani Yuuki


この段階ではチャートインしなかったものの、1stアルバム『Memories』がリリースされるタイミングで、TikTok上でオリジナルダンスを披露する人気グループ"ローカルカンピオーネ"が同曲を使用した動画をアップ。
@localcampione 年老いるまでずっと一緒にいたいと思える人に出会って付き合った時、楽しいこともあれば辛いこともあると思う。その時にどれだけその人の心に寄り添えるかが大事なんですよね。あ、申し遅れました。私、恋愛評論家のロドリゲスでげす。@yu___09___111 #wxyチャレンジ #taniyuuki #wxy #ローカルカンピオーネ ♬ W/X/Y - Tani Yuuki


それに続いてTani Yuuki本人も、ライブ中に同振り付けを踊る動画を投稿し、さらにライブ動画を投稿します。
@yu___09___11 みんな今日はありがとー!踊ったやつ!また絶対会おうね!!#WXY#チャレンジ#TaniYuuki#ローカルカンピオーネ ♬ オリジナル楽曲 - Tani Yuuki


いくつもの事由が重なったことでYouTubeの再生回数が一気にアップし、2022年1月にはLINE MUSIC内のチャートで1位を獲得。

2022年2月にはSpotifyの急上昇チャートで1位に輝くなど、Z世代アーティストならではのSNSと紐付いたブームが巻き起こっているのです。


歌詞やタイトルに込められた思いとは


ここで気になるのが『W/X/Y』という楽曲の内容。

ざっくりと説明すると甘いラブソングですが、新型コロナウイルスに苦しむ今の時代だからこそ響く描写が歌詞に散りばめられています。

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垂れ流したテレビの音
溜めてしまった洗濯物は今日こそ
晴れでもあえて外には出ないでいよう
映えないスナックとアルコールで乾杯をしよう
≪W/X/Y 歌詞より抜粋≫
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外出がはばかられる現状、募る無気力感。

しかし、そんな中でも日常を楽しもうとする描写は、まさに今の時代のあり方を表しているようですね。

ちなみに、同曲は「どこか似ているけど心も体も全然違う男女のなにげない日常」を描いた楽曲なんだそう。

タイトルは女性の染色体「WX」と男性の染色体「XY」を掛け合わせたものということもあり、お互いを理解し合おうとする様子も歌われています。

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2人酸いも甘いも
噛み合わないとしても
お互い寄り添うように
少しずらしてみようよ
≪W/X/Y 歌詞より抜粋≫
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無理な変化を求めるのではなく「少しずらしてみようよ」と提案しているのが素敵ですね。

感染者数が減少するまではデートに行ったり外食を楽しんだり、特別なことができない日々が続きます。

だからこそ、何気ない日常の中でお互いが少しずつ譲り合い、理解を深めていくことが大切です。

そんな理想ともいえるシチュエーションが次の歌詞で歌われています。

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戯れるSlowly flowing day
愛してるも通り越して
違う者同士こうして
年老いるまで笑っていたいね
≪W/X/Y 歌詞より抜粋≫
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この曲を聴けば、コロナ禍で過ごす毎日も大切に思えそうですね。

だからこそ、友達や恋人と遊びに行けない、部活もできないというフラストレーションを抱えるZ世代の心に響くのかもしれません。


今後のTani Yuukiの活躍に期待大!

シンガーソングライターTani Yuukiのアーティスト情報や話題の楽曲『W/X/Y』について解説しました。

Tani Yuukiは作詞作曲はもちろん、編曲やサウンドメイクも自分でこなすマルチなアーティスト。

その上SNSにネイティブなZ世代となれば、今後ますます活躍の場を広げていくことでしょう。

次はどのような楽曲と広がり方で私たちを楽しませてくれるのでしょうか?

その日を楽しみにいまは『Myra』や『W/X/Y』を聴きながら、コロナ禍の日常を大切に過ごしましょう。

Tani Yuuki公式TikTokやYouTubeチャンネル等も、ぜひチェックしてみてくださいね。


リリース情報


Tani Yuuki
1st Album「Memories」
2021年12月8日(水)デジタルリリース


5th single 「W/X/Y」
2021年5月26日デジタルリリース
▶︎配信/DL

タニ・ユウキ/1998年11月9日生まれ、神奈川県・茅ヶ崎出身。 SNSを中心に2015年8月から活動をスタート。作詞作曲、編曲、サウンドメイクを自身で行ない、ギターのみならずピアノも弾く。 2020年5月、TikTokやYouTubeへ投稿した「Myra」がティーンから多くの支持を集め、その配信音源はストリ···

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