日本フットボールリーグ・JFL presents FOR THE NEXT 2022のテーマソングに決定
BE:FIRSTが2022年春に発売予定の2ndシングル収録曲から、1月31日に先行配信された楽曲『Brave Generation』。
この曲は1月25日よりスタートした「JFL presents FOR THE NEXT 2022」キャンペーンのオリジナルテーマソングのために、Novel CoreとSKY-HIによって制作されました。
「JFL presents FOR THE NEXT」は日本フットボールリーグのJFL5局が新しい音楽を生み出す「NEXT GENERATION ARTIST」を選定し、次世代を担うアーティストとリスナーたちを応援するために2013年から始まったプロジェクトです。
2022年のテーマソングとなった『Brave Generation』は、コロナ禍で先行きの見えないこの時代にもがきながらも前に進む若い世代の背中を押す力強いファイトソングとなっています。
そして同時に、全国の“NEXT GENERATION ARTIST”と共に音楽の力で応援したいという思いも込められているそうです。
さっそく歌詞の意味を考察していきましょう。
----------------
退廃的今日の先に
探す くすんだ色
曖昧な期待の先へ
叫ぶんだ 何回も
嘆いても戻らない
誰かが語る未来のサイズ
霞む目に狭まる世界
寄り道しなきゃ見えていない 今日へ
≪Brave Generation 歌詞より抜粋≫
----------------
コロナ禍のために勢いを失い「退廃的」になった社会で、主人公を含めた多くの若者たちは、形にならない「曖昧な期待」を持て余しているようです。
どうにもならない今を「嘆いても戻らない」と分かってはいるものの、希望が見えずに叫ぶことしかできないでいます。
「誰かが語る未来のサイズ」は現実への諦めから小さいものになっていて、主人公も影響を受けそうになっているのかもしれません。
目の前の世界が狭まっていく中、人々は夢や未来を忘れさせてくれる楽しみに「寄り道」して過ごす毎日に逃げてしまっています。
失われた世代へ伝えたいメッセージ
----------------
Lost Generation 応答して
もがく その理由を愛で繋いで
真っ暗闇を走行して
背中照らせ 朝焼け
後悔もないよ
どこか誇らしげ
不完全な衝動に
ただ 明日を睨む希望
掲げて
≪Brave Generation 歌詞より抜粋≫
----------------
「Lost Generation」という英語のフレーズは「失われた世代」を意味する言葉です。
これは自分たちより上の世代全体を指しているのでしょう。
主人公は夢見ることを忘れそうになっている「失われた世代」に向けて語りかけます。
目指す夢を現実にするには、必死にもがいて食らいつかなければならないこともあります。
困難な道だと分かっていても諦められない理由は、夢への愛があるからでしょう。
かつて持っていたはずのその愛を今一度思い出すことが、先の見えない未来を照らす方法なのです。
真っ暗闇の中を朝焼けの眩しい光に背中を押されながら走る主人公の姿は、暗い現実にいながらも周囲の助けや支えを力にして進む若者たちを象徴していると思われます。
未来を真っ直ぐ見据え「希望を掲げて」走る「どこか誇らしげ」な様子は、見ている周囲の人にも力を与えてくれるはずです。
----------------
Ah 足掻くよ もう一回
等身大のままで
どこまでも逃げる影 追いかけて
I know, You know, We know 不満気な世界
We know… 今日を駆け抜けろ
≪Brave Generation 歌詞より抜粋≫
----------------
「等身大のまま」自分の想いのままに足掻くことは決してかっこ悪いことではありません。
夢の影が逃げていくように思えても、掴み取るまで追いかけ続けるべきです。
誰もが現実の厳しさを知っていますが、それでも「今日を駆け抜けろ」と行動することの大切さを訴えています。
僕たちは勇敢な世代
----------------
そっぽ向いたヘッドライトが
照らした道にあった太陽
神様 こんな僕は迷子?
模範解答に興味ないもん
焦り 不安も相棒 大丈夫 I know
僕ら きっと最高 We know! We go!
裸足のまま若さを重ねて
あのビル風に何度も飲まれて
弱さも全部愛したいだけ
僕らの時代を
≪Brave Generation 歌詞より抜粋≫
----------------
コロナ禍という問題にぶつかり、人々の目線は「そっぽ向いたヘッドライト」のように見当違いな方向に向いています。
しかし、その先にも「太陽」のような大きな希望を見つけることができるはずです。
主人公は神様に「こんな僕は迷子?」と問いかけながらも「模範解答に興味ないもん」と自分のやり方を貫く意志を言い表しています。
焦りや不安さえも「相棒」にして「きっと最高」な自分たちなら必ずできると信じて進もうとしています。
「あのビル風に何度も飲まれて」挫折しそうになりながらも立ち向かう心の根底にあるのは、自分自身の「弱さも全部愛したいだけ」という思いなのかもしれません。
今の特殊な状況も「僕らの時代」と受け入れるなら、きっとつらい現実への見方も変わります。
----------------
Brave Generation そう呼んで
無表情な街を染め上げて
行き先なんてI don't care
足跡のない方へ
ありふれた現実 抱き締めて
不安定を謳歌して
シナリオ踏み付けろ
≪Brave Generation 歌詞より抜粋≫
----------------
「Brave」は勇敢という意味があるので、タイトルの「Brave Generation」は「勇敢な世代」を意味していることが分かります。
僕たちのことを「失われた世代」ではなく、コロナ禍を懸命に生きる「勇敢な世代」と呼んでほしいという気持ちが表れていますよね。
そして、その呼び名に恥じないよう、無表情に見える活気を失った街を自分たちの手で変えようとしている様子も見えてくるでしょう。
行き先なんて心配しなくていい、まだ挑戦していない道へ進むだけだというポジティブな考えが伝わってきます。
平凡に見える「ありふれた現実」も受け止めて、その「不安定」さすら楽しんで、誰が書いたシナリオではなく自分だけの人生を強く進んで行こうとの励ましに応えたいと鼓舞されるのではないでしょうか。
自身も険しい道のりを越えてデビューを遂げたBE:FIRSTだからこそ、より心に訴えかける歌詞と言えるでしょう。
「Brave Generation」として強く生きよう!
BE:FIRSTの『Brave Generation』は、厳しいこの時代を一緒に進んで行こうと励ます歌詞が勇気と自信をくれる楽曲です。楽曲のリリースに合わせて公開された最新アーティスト写真も、上を目指す若い世代を迎え入れるようなイメージを感じさせます。
『Brave Generation』のメッセージを胸にBE:FIRSTと共に前進していきたいですね。