スピラ・スピカ2ndアルバムをリリース!
スピラ・スピカは関西発のスリーピースバンド。
「観ると思わず元気で笑顔になれる太陽のような“ピュアポップ・ロックバンド”」という肩書きの元、様々なアニメ主題歌などを手がけています。
そんな彼らが2022年3月、2枚目となるアルバム『ナガレボシトレイン』をリリース。
このアルバムにはこれまでTVアニメのテーマソングとして話題になった『Twinkle』や『サヨナラナミダ』の他、新曲6曲が収録されています。
初回生産限定盤にはBlu-rayやライブに持参すると特典がもらえる「ナガレボシ切符」が付いてくるなど、非常に豪華なラインアップです。
今回はそんな『ナガレボシトレイン』の中から、2022年2月にリリースされた『燦々デイズ』をピックアップ。
この曲はアニメ「その着せ替え人形は恋をする」のオープニングテーマとしても注目されています。
タイトルだけでもスピラ・スピカらしい明るい雰囲気が伝わってきますが、歌詞にはどんな内容が歌われているのでしょうか?
「好き」という気持ちに正直に
----------------
燦々 キラリ色した 大切なもの
忘れないから そう この日を
≪燦々デイズ 歌詞より抜粋≫
----------------
何かの始まりを感じさせるフレーズから始まる『燦々デイズ』のテーマは、ズバリ「“好き”の気持ちに正直になる」こと。
これはスピラ・スピカがデビュー当時から歌い続けていたテーマの1つであり、この曲ではまさにテーマ通り純粋でまっすぐな気持ちが歌われています。
どのような物語が描かれているのか、続く歌詞をみてみましょう。
----------------
水平線 遥か彼方
落としたため息は 波にさらわれて消えた
蓋した本音 見つけてくれた
キミに手を引かれ ゆっくり走り出す
≪燦々デイズ 歌詞より抜粋≫
----------------
同曲の主人公には、表に出せていない本当の自分の思いがあるようです。
自分のやってみたいこと、挑戦したいことなど色々思うことはあっても、 それを素直に声に出すことは勇気がいることですよね。
しかし「キミ」がそんな主人公の本当の思いに気づいてくれた様子。
主人公をリードするような描写に、思わずときめいてしまいそうですね。
----------------
くしゃくしゃに笑うキミを焼き付けて
波打ち際に はねる影ふたつ
鳴らす足音は 明日へと響いてる
燦々 裸足のキミを 追いかけていく
心ほどけて しぶきあげた
爛漫 揺れる水面が キラリ染まって
初めて出逢う この感情
真っ直ぐに 夢を見る 奇麗なその瞳
キミのそばで笑ってたいから
Be myself!
≪燦々デイズ 歌詞より抜粋≫
----------------
「波打ち際」「揺れる水面」など、海を思わせる描写から夏や明るさが感じられますね。
また「初めて出逢う この感情」というフレーズからは、主人公が初めての恋にワクワクしている様子がとてもよく伝わってきます。
スピラ・スピカのテーマ通り、聴いているうちに思わず笑顔になってしまいそうです。
夏の夜のワンシーンに胸キュン
----------------
急ぎ足に 時は過ぎて
空はグラデーション まるで魔法のように
刻々変わる 景色の中で
キミといつまでも 変わらずいられたら
いたずらに笑うキミが指差した
雲ひとつない 真っ暗なキャンバス
描く花たちが 明日を照らしてく
≪燦々デイズ 歌詞より抜粋≫
----------------
1番では昼間の海辺でじゃれ合う様子が歌われていましたが、2番では徐々に日が暮れていく様子が歌われています。
後半で歌われている「真っ暗なキャンバス」とは、夜空のことでしょうか?
そこに「描く花」とは、おそらく花火のこと。
どうやら花火が打ち上がったようです。
----------------
燦々 一面に咲く それぞれの色
氷も溶ける 熱を帯びて
恋々 花火 残り香 キミの横顔
気持ち溢れて とまどうけど
今はまだ この胸に 蒔いたばかりの種
いつか大きく咲けるその日まで
Step by step!
≪燦々デイズ 歌詞より抜粋≫
----------------
サビでは主人公の気持ちが、花火になぞらえるように歌われています。
「気持ちが溢れてとまどう」というのが、初々しくてキュンとしますね。
夏、海、花火、そして初めての恋人…まさに理想的なシチュエーション。
「うらやましい!」と思った人も多いのではないでしょうか。
歌詞冒頭の「この日」の意味とは?
冒頭で「忘れないから そう この日を」と歌われていましたが、「この日」とは一体いつを指すのでしょう?薄々お気づきかもしれませんが、次の歌詞にヒントがあるのでチェックしましょう。
----------------
燦々 キラリ色した 大切なもの
目の前に今 確かにある
恋々 キミと一緒にいられる奇跡
忘れないから そう この日を
≪燦々デイズ 歌詞より抜粋≫
----------------
これまでの流れを踏まえて考えると「この日」とは、曲中で歌われていた花火デートの日を指すのではないでしょうか。
おそらく2人にとって、初めてのデートだったのでしょう。
恋人のことや恋人と過ごす日々のことを心から大切にしたいと思う気持ちが、最後の歌詞に現れています。
----------------
燦々 キミと並んで 歩く帰り道
二人の明日に繋がってる
真っ直ぐに 夢を見る 奇麗なその瞳
ずっとそばで笑ってたいから
Be myself!
≪燦々デイズ 歌詞より抜粋≫
----------------
「帰り道が明日につながっている」というのが、なんとも素敵な歌詞ですね。
2人の未来はこれからまだまだ続いていくようです。
「ナガレボシトレイン」を要チェック!
今回はスピラ・スピカの『燦々デイズ』の歌詞について解説しました。『ナガレボシトレイン』には他にも魅力的な音楽がたくさん収録されています。
ぜひボーカル・幹葉の元気な歌声に魅了されつつ他の曲の世界観も堪能し、楽曲のイメージを膨らませてみてくださいね。