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藤井風「まつり」は第2のデビュー曲!?歌詞に込められた意味を考察

紅白歌合戦へのサプライズ出場、数々の賞の受賞など、活躍の勢いが止まらないシンガーソングライターの藤井風。そんな藤井風が2022年にリリースしたアルバム『LOVE ALL SERVE ALL』に収録されている楽曲『まつり』の歌詞の意味に迫ります。

待望の2ndアルバムをリリース!

▲藤井風-まつり【OFFICIAL MUSIC VIDEO】

いまや日本を代表するシンガーソングライターになったといっても過言ではない藤井風。

そんな彼が2022年3月に2ndアルバム『LOVE ALL SERVE ALL』をリリースしました。

2021年に大ヒットした『きらり』や『燃えよ』が収録される中、リリース前から注目されていたのが『まつり』という楽曲。

同曲はMVが制作され、アルバムリリース前にYouTube上に公開されました。

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祭り 祭り
毎日愛しき何かの
祭り 祭り
あれもこれもが大当たり
比べるものは何もない
勝ちや負けとか一切ない
ない ない
≪まつり 歌詞より抜粋≫
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こちらは『まつり』のサビの歌詞。

なんとも藤井風らしい独特な世界観が魅力的ですね。

アルバム『LOVE ALL SERVE ALL』の最後に取り掛かった楽曲であり、藤井風が“今できること”を全て詰め込んだんだそう。

そのため「第二のデビュー曲といってもいいくらい、自分にとって大切なお祝いソング」とも語っています。

いったい何が歌われているのか、冒頭の歌詞からチェックしていきましょう。

毎日が誰かにとっての「祭り」


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愛しか感じたくもない
もう何の分け隔てもない
まとめてかかってきなさい
今なら全て受け止めるから

で、一体何がほしいわけ
誰に勝ちたいわけ
なかなか気づけんよね
何もかも既に持ってるのにね
≪まつり 歌詞より抜粋≫
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冒頭で歌われているのは主人公=藤井風の気持ちでしょうか?

社会の中で生きていると誰かが羨ましく思えたり、「あの人には負けたくない」なんて思ったりすることもあるでしょう。

しかし他人を羨まなくても、私たちはすでに特別なものを持っている。

だから嫉妬や妬みなど負の感情は感じず、愛だけを感じようというピースフルなメッセージであると解釈できます。

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花祭り 夏祭り
何でも好きに選びな
あなたの心の中咲かせな(えいっ)
秋祭り 冬休み
その閉じた心 今こじ開けな
あっけーな
ラッセーラ

祭り 祭り
毎日愛しき何かの
祭り 祭り
あれもこれもが大当たり
比べるものは何もない
勝ちや負けとか一切ない
ない ない
≪まつり 歌詞より抜粋≫
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「祭り」は自然や祖先に感謝の意を示し、これからの平和を願うための式典のこと。

硬く考えなくても、「お祭り=ハッピー、楽しい」といった幸せなイメージを持っている人は多いことでしょう。

それを踏まえると、サビ前やサビの歌詞には「あなたは存在するだけで素晴らしい」「だからこそ周りの人に感謝しよう」というメッセージなのかもしれません。

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何も知ったこっちゃない
好きにしてください
何も知ったこっちゃない
好きにしてください
≪まつり 歌詞より抜粋≫
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ここは一見すると投げやりなメッセージにも感じられますが、これまでの流れを組むと「誰に咎められることなく自由に生きていいんだよ」という意味のように思われます。

人生は今からでも遅くない!


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僕が激しく泣いたせいで
君が派手に笑ったせいで
夏の暑さ身体を焦がして
冬の厳しさ骨身に沁みた
≪まつり 歌詞より抜粋≫
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僕や君が笑ったり泣いたりしたせいで夏や冬を感じるようになったという意味でしょうか?

感情は素直に、そして豊かに表に出した方が、様々なことを感じられるというメッセージかもしれませんね。

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真っ平らに生きられたら
真っ直ぐにそこへ行けたかな
っしゃ今なら遅くはねーから
っしゃ っしゃ っしゃ っしゃ
≪まつり 歌詞より抜粋≫
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前半2行には後悔の色が見えますが、後半2行は「ここから取り返そう!」という強い意気込みが感じられます。

「もうここまで来てしまったし、やり直すことはできない」なんて思うこともあるでしょう。

しかし「そんなことはない、人生は今からでも取り返せる!」と、続く歌詞でもリスナーの背中を押してくれています。

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花祭り 夏祭り
生まれゆくもの死にゆくもの
全てが同時の出来事
秋祭り 冬休み
みな抱きしめたら踊りなさいな

祭り 祭り
毎日愛しき何かの
祭り 祭り
あれもこれもが有り難し
苦しむことは何もない
肩落とすこた一切ない
ない ない
≪まつり 歌詞より抜粋≫
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生まれゆくもの死にゆくものは全てが同時。

「人生は一瞬」ということを意味しているのかもしれませんね。

だからこそ苦しむことはないし、必要以上に落ち込むことはない。

あなたは存在するだけで素晴らしいんだから、自由に生きたいように生きていいんだよ。

楽曲全体を通してそんなメッセージが歌われているのではないでしょうか。

最後は肩の力がふっと抜けるような、それでいて心励まされるような素敵なフレーズで終わります。

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何にせよめでたい
≪まつり 歌詞より抜粋≫
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一人一人の存在を肯定してくれるような、とても心温まる言葉ですね。

楽曲、MVが織りなす独特な和の世界に浸ろう!

『まつり』は愛に溢れた歌詞も素敵ですが、藤井風の歌声、和を感じさせるサウンド、和風でありながらグローバルなMVすべてが魅力的です。

ぜひYouTube等でMVもチェックして見てくださいね。

そして自分に自信がなくなったり、自分を否定したくなったら『まつり』から元気をもらいましょう!

1997年6月14日生まれ。 幼少期より父の影響でクラシックピアノを始め、12歳の時に実家の喫茶店で撮影したピアノカヴァー動画をYouTubeに投稿したことが、後に音楽の世界へ飛び込むきっかけとなる。 2020年5月、1st Album「HELP EVER HURT NEVER」(ー常に助け、決して傷つけないー)リリース。 ···

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