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米津玄師「M八七」歌詞の意味を考察!本当の強さとは何か?

米津玄師の新曲『M八七』が5月18日に発売開始となる。映画『シン・ウルトラマン』の主題歌として書き下ろされたこの楽曲には、どのような想いが込められているのでしょうか?歌詞の意味を考察していきましょう。

タイトル「M八七」の意味とは

▲米津玄師 - 『M八七』【OfficialMusicVideo】

『シンゴジラ』を手がけた庵野秀明(企画・脚本)と樋口真嗣(監督)が作り上げる、現代版ウルトラマン『シン・ウルトラマン』が2022年5月13日に全国ロードショーとなりました。

その主題歌である『M八七』も映画公開の同日にMVが配信開始となりSNSなどで話題となっています。

ウルトラマンの世界観をもとにして米津玄師により作られた『M八七』。

タイトルになっている『M八七』は、初代ウルトラマンが住んでいたM78星雲からつけられたものだと思われますが、なぜM78ではなくM87とされているのでしょうか?

「M87」を調べてみると、現実にはブラックホールを中心に持つ銀河で、元々ウルトラマンはM87星雲の出身という設定で作られていたそうです。

それが台本の誤植でM78星雲となってしまったというエピソードがあるようです。

今回の『シン・ウルトラマン』では、原作の設定に戻してM87星雲の出身にされているのでしょうか?

タイトルのほかにも、米津玄師がウルトラマンの世界観に入り込んで作られた描写がたくさん詰まった『M八七』の歌詞を読み解いていきましょう。

「M八七」は誰の目線で描かれているかを考察


『M八七』の世界観を考察するために、初代ウルトラマンのあらすじを簡単に知っておきましょう。

科学特捜隊の主人公はウルトラマンが地球にきた時の衝撃で命を落としてしまいます。
夢の中でウルトラマンが怪獣と戦うために地球にやってきた外星人であることを知り、彼と一心同体になることで生きながらえました。

ウルトラマンに変身できるようになった主人公は、地球の平和を守るために戦っていくというストーリーです。

あらすじから『M八七』に登場する“君”と“僕”には、主人公とウルトラマンの2人が当てはまると推測できます。

では、どちらが“僕”として描かれているのでしょうか。

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遥か空の星が ひどく輝いて見えたから
僕は震えながら その光を追いかけた
≪M八七 歌詞より抜粋≫
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「遥か空の星」という言葉は、地上から見える星とも解釈することができますが、星=惑星と変換すると、遥か遠くの星(惑星)つまりは地球のことを指していると読むこともできます。

後者の解釈で読むと、地球がひどく輝いて見えたというのは、怪獣に襲われて燃えてしまっている様子だと考察できます。

その光が気になり追いかけた結果、ウルトラマンは地球に辿り着いたことが描かれているようです。

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君が望むなら それは強く応えてくれるのだ
今は全てに恐れるな 痛みを知る ただ一人であれ
≪M八七 歌詞より抜粋≫
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先程の歌詞で僕=ウルトラマンであると考察することができたので、ここに出てくる“君”は主人公のことだと仮定します。

怪獣が人々を襲っている地球で無力さを感じている主人公に、ウルトラマンが語りかけている場面のようです。

君(主人公)が怪獣を倒せる力が欲しいと望めば、それを手に入れることができる。

恐れずに前に進め 人が知らない痛みを知って誰よりも強くなれ。

このようなメッセージを主人公に伝えているようです。

ウルトラマンの世界を通して米津玄師が描く強さとは


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いまに枯れる花が 最後に僕へと語りかけた
「姿見えなくとも 遥か先で見守っている」と

そうだ 君は打ちひしがれて 削れていく心根
物語の始まりは
微かな寂しさ
≪M八七 歌詞より抜粋≫
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「いまに枯れる花」はその後の文脈から、命が尽きそうな人だと解釈することができます。

ウルトラマと主人公、2人にとって大切な人がこの世からいなくなってしまったのでしょう。

そのことに憔悴している様子の主人公。

この悲しさを知ったからこそ、強さを求め、地球の平和のために戦う決意ができたのでしょう。

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君の手が触れた それは引き合う孤独の力なら
誰がどうして奪えるものか 求めあえる 命果てるまで

輝く星は言う 木の葉の向こうから
君はただ見つめる 未来を想いながら
僕らは進む 何も知らずに彼方のほうへ
≪M八七 歌詞より抜粋≫
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ウルトラマンと主人公は一心同体。お互いが信頼し補いあうバディであるということです。

主人公が悲しみを乗り越えて強くなった時、ウルトラマンもまた強くなれるのです。

輝く星は曲の冒頭に出てきたフレーズから、攻撃を受けている地球と解釈ができます。

主人公はその様子を見つめ、悲しみや怒りを感じながらも自分の手で明るい未来を手に入れる決意をしているのでしょう。

そして、ウルトラマンたちは2人分の強さをもち、怪獣との戦いに向かったようです。

1人で抱えきれない悲しみや痛みを誰かと分かち合うことで力に変えることができる。

そんなメッセージが『M八七』には込められているように感じました。

映画「シン・ウルトラマン」のストーリーが気になる!

今回はウルトラマンの視点で歌詞を考察をしてきましたが、逆に僕=主人公と考えて読むと、また違った解釈をすることができます。

それぐらいウルトラマンと主人公が一心同体であることを絶妙なバランスで表現しているように感じました。

映画『シン・ウルトラマン』は初代ウルトラマンのストーリーを踏襲しながら、現代の日本が禍威獣(かいじゅう)に襲われている世界が描かれているそうです。

M八七の謎は?禍威獣(かいじゅう)のいる世界で人々はどうなってしまうのか?

主人公はどうやってウルトラマンに変身するのか?結末はどうなるのか?

『M八七』の歌詞を考察すると、さらに映画のストーリーが気になります。

ぜひ映画も見てみてくださいね。

ハチ名義でボカロシーンを席巻し、2012年本名の米津玄師としての活動を開始。 2018年、TBS金曜ドラマ「アンナチュラル」の主題歌として「Lemon」を書き下ろし“ミリオン”セールスを記録。 「第96回ドラマアカデミー賞」にて最優秀ドラマソング賞を受賞。 日本レコード協会にて史上最速の300万DL···

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