グミを愛するLiSAの新曲「シフクノトキ」がピュアラルグミCMソングに
ライブでパワフルなパフォーマンスや力強い歌唱力で存在感を示すLiSAの配信シングル『シフクノトキ』は、カバヤ・ピュアラルグミCMソングに起用されています。
2022年6月1日から配信リリースされ、カラフルで幸福感溢れるジャケット画像も印象的。
LiSAの等身大の歌詞が聴く人の心をほぐしてくれます。
LiSAと共に作曲を担当した堀江晶太は、ロックバンド・PENGUIN RESEARCHのベーシスト。
日々の生活に忙殺されて余裕のない心にそっと入り込むような、前向きでノリのいいサウンドが癒やし効果絶大です。
LiSA自身、以前からピュアラルグミが好きだったそう。
個人的に愛を発信していたところCMに結びつくという、本人にとっても嬉しいニュースとなりました。
LiSAといえば『ソードアート・オンライン』シリーズや『鬼滅の刃』などで名曲を残し、アニメファンにとっても大きな存在感を放っています。
そんな彼女がこの度発信する新曲は、グミのCMソング。
力強くメッセージ性の強い歌詞が印象的なLiSAですが、幸福感溢れる新曲もまた、LiSAの魅力が満載です。
カタカナで書かれた『シフクノトキ』というタイトルに込められた意味とは。
さっそく解釈を進めていきましょう。
「シフク」に込められた2つの意味
『シフクノトキ』は、見ての通りタイトルがカタカナ表記になっています。
第一印象では「至福の時」が思い浮かびますが、LiSAがタイトルをカタカナ表記にしたのには他にも理由があります。
曲名に隠されているもう一つの意味。
それは「私服の時」。
家に帰ってきて、よそ行きの服から私服に着替えた瞬間。
制服から私服へ。
スーツから私服へ。
肩の力をすっと抜いて部屋でくつろぐ時間は至福です。
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少し首もと緩めたら 華咲く夜の道を帰ろう
おつかれ 私の帰りを待ってるのは
果実の柔らかいご褒美の味
≪シフクノトキ 歌詞より抜粋≫
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外から帰って来て私服に着替える瞬間、オンの自分からオフの自分へと切り替わるのかもしれません。
グミのCMにぴったりな歌詞です。
果実の皮に包まれた芳醇な果肉は、自分を開放する幸福感にもつながっています。
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漏れた BGM ほろ酔いの BPM
LaLuLa LaLuLa テーマソング 流れ出す
ドラマの主人公に姿 重ねながら
アスファルトの鍵盤 鳴らし歩こう
≪シフクノトキ 歌詞より抜粋≫
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休みの前日。
頑張った仕事終わりには、見慣れた横断歩道にもウキウキします。
白と黒のラインを鍵盤と表現するところに、気分の高揚が表れていますね。
ほろ酔い気分でお気に入りのドラマをつければ、自然と主人公になりきってしまうのもうなずけます。
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がんばったわたし、がんばれなかったわたし
いつもありがとう
ささやかで美味しい シフクノトキ
優しく風が 頬撫でてくれた
≪シフクノトキ 歌詞より抜粋≫
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仕事が上手くいった日もいかなかった日も、頑張れた日もそうでなかった日も、自分で自分を褒めてご褒美を。
それが明日を生き抜く活力になるのです。
酸いも甘いも知った先にある小さな幸福
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ほろ苦い思い出 甘酸っぱい面影
染み込んだ街
何もなかった頃よりも
なんだか わたし 楽しくやれてる
大丈夫 わたし げんきにやってる
≪シフクノトキ 歌詞より抜粋≫
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生きていれば、辛い思いも苦い経験も重ねていくもの。
壁にぶつかる度にいちいちくじけたり凹んだりはしない。
それは、生きていく中で身につけていく強かさなのでしょう。
人生、波風立てず、大きな山も谷もない方が楽かもしれませんが、そこには感動も新鮮な驚きもありません。
平穏な時間も大切ですが、ある程度は酸いも甘いも知っていた方が、人は幸せになれるのかもしれません。
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夢が芽生えたあの日も
恋に敗れて泣いた日も
意地張って喧嘩した日も
仲直りして笑った日も
≪シフクノトキ 歌詞より抜粋≫
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夢を見たり、恋をしたりしている瞬間は、世界はキラキラと輝いて見えるのに、失った時にはこの世の終わりのような気持ちになります。
それでも、心に芽生えたトキメキは確かにあって、人生の糧になっているはず。
素直になれず誰かとぶつかったり、喧嘩したり。
その時は傷付いたり気まずくなったりしても、相手と分かり合うことができれば、人間関係をより深められます。
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がんばったわたし がんばれなかったわたし
いつもありがとう
ささやかで美味しい シフクノトキ
優しく風が 頬撫でてくれた
≪シフクノトキ 歌詞より抜粋≫
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生きていれば、頑張れる日も全くダメな日もあります。
それでも、家に帰って私服に着替えれば、そこには自分だけの至福の時間が待っている。
『シフクノトキ』には、人生をよりよく生きる心構えが詰まっているような気がします。
噛みしめるほどに味わい深いグミのような楽曲
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変わってく景色も 変わらないこの気持ちも 住み着いた街
何でもない日が愛しい
いくつも季節 通り過ぎてゆく
大丈夫 わたし げんきにやってる
≪シフクノトキ 歌詞より抜粋≫
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行きつけのカフェがなくなったり、新しくお気に入りの店を見つけたり。
何気なく見ている日常の風景は、めまぐるしく変わっていきます。
そんな日々の中でも、変わらない自分の気持ちをしっかりと持ち続けていれば、案外人生は楽しくやっていけるものなのでしょう。
当たり前にある景色が愛おしく感じられるのも、小さな幸せ。
何気ない幸せを一つ一つ拾い集めて大切にすることが、毎日を楽しく生きるコツなのかもしれません。
頑張る時は頑張り、休む時は休む。
『シフクノトキ』は、ありのままの自分を愛し、小さな幸せを噛みしめる、幸福感の詰まった楽曲です。
大好きなグミのように、じっくりと味わってみてはいかがでしょうか。