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King Gnu「雨燦々」は人生賛歌!歌詞の意味を徹底考察

King Gnuの最新曲『雨燦々』は、TBS系ドラマ『オールドルーキー』主題歌です。人生賛歌ともいえる楽曲に込められた意味や、ドラマとリンクする点に注目しつつ、歌詞の意味を読み解いていきます。

「オールドルーキー」主題歌「雨燦々」の歌詞に込めた想い


King Gnuの新曲『雨燦々』が2022年7月15日に配信リリースされました。

この楽曲は現在放送されているTBS系ドラマ、日曜劇場のドラマ『オールドルーキー』の主題歌として書き下ろしされたもの。

楽曲としての魅力はもちろんのこと、ドラマとの絡みも気になるところです。

ドラマ『オールドルーキー』はサッカーの元日本代表である現役サッカー選手・新町亮太郎(綾野)が現役引退を余儀なくされ、新たな道を歩んでいく物語。

サッカー一筋だった人がサッカー選手を支える側に回り、新しい仕事や環境に四苦八苦します。

人生の悲哀を歌った『雨燦々』には、誰にでも当てはまる歌詞がたくさん登場します。

書き下ろしということもあり『オールドルーキー』と『雨燦々』がどのようにリンクしていくのか気になるところ。

さっそく歌詞を読み解きながら、考察していきましょう。

突きつけられる現実の過酷さと、雨が持つ2つの意味


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選べよ 変わりゆく時代を 割り切れなくとも
この瞬間この舞台を 生き抜くから
手答えの無い 今日でさえも
≪雨燦々 歌詞より抜粋≫
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日本代表として輝いていた自分と、突然のチーム解散により職を失った現実。

輝かしい栄光があるからこそ、過去と現在の落差に呆然とすることもあるでしょう。

時代が移りゆくように、時間も容赦なく進み、誇らしかった自分の姿は遠い過去へと埋もれていきます

それでも、今を生きなくてはなりません。

選べよ」という歌詞は、現役引退という厳しい現実の前でもがく新町の姿ともリンクしています。

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紡ぐよ でこぼこな此の道に 降り注ぐ雨燦々と
悩ましく 生き惑う僕らの
悲しみさえも 水に流してゆく
≪雨燦々 歌詞より抜粋≫
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「でこぼこな此の道」とはまさに、先の見えない現実と重なります。

時につまずき、道を間違えながら、不格好でも前に進むしかないのが人生です。

そんな人生という道に降り注ぐ雨は、過酷でもあり、優しくもあるのでしょう。

辛かったことをきれいに洗い流し、翌日には前を向いて歩ける力を与えてくれることもあるでしょう。

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臨時ニュースの報せでは
どうやらこれから土砂降りの雨が降るらしい
傘を忘れた溜め息は
夕立ちが連れてきた夏の匂いに解けてゆく
≪雨燦々 歌詞より抜粋≫
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臨時ニュースが知らせる突然の雨は、何の前触れもなく襲いかかる人生の困難を意味しているのでしょうか。

一人一人の人間が歩む人生においては、臨時ニュースさえもなく、突然の嵐になすすべもなく立ち尽くすしかありません。

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過去を謳う悲しみ達が 雲となり雨を打ちつける
≪雨燦々 歌詞より抜粋≫
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猛然と襲いかかる嵐の正体は、過去に置いてきた悲しみたち。

幾度も呑み込んだ涙は決して、消えてなくなることはありません。

心の奥底に沈み、底に溜まった暗い感情は、ふとしたきっかけで爆発するのです。

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叫べよ 気の晴れるまで 声は雨に掻き消され
今じゃ何処の 誰にも届かなくても
手遅れになってしまった 未来へさえも
≪雨燦々 歌詞より抜粋≫
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負の感情に負けないためには、抱えた感情を吐き出すことがとても大切

土砂降りの雨に掻き消されても、気が晴れるまで叫ぶことで前に進める時もあります。

「手遅れになってしまった 未来」という歌詞に切なさが滲みますが、未来ならまだ変えることができます

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繋ぐよ そのバトンを
静かに待ってる人がいる 雨燦々と悩ましく
生き惑う僕らの 悲しみさえも水に流してゆく
≪雨燦々 歌詞より抜粋≫
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燦々と降りしきる雨が未来を遮ったとしても、迷いや悲しみを洗い流してくれるのも雨。

『雨燦々』というタイトルは、雨が持つプラスとマイナス、どちらのイメージも表現しているのかもしれません。

雨の優しさと太陽が導く未来


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雨燦々と降り注ぎ 夏を弾いて反射した 僕らを映し出す
雨燦々と降り注ぎ 夏を泳いでずぶ濡れの 僕らを映し出す

烈しく照りつける太陽よ 僕らを導いておくれよ
未来を謳う言葉だけが 風となり森を吹き抜ける
≪雨燦々 歌詞より抜粋≫
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燦々と降り注ぐ雨に打たれ、ずぶ濡れになりながらも力一杯泳いでいく姿は、人生を切り開いていく強さとも重なります。

サッカー選手として一度は栄光に輝き、現役選手として夢を追い続けた新町が、突然居場所を奪われ、それでも希望を見出して前に進もうとする姿。

太陽」はまさに、もう一度生きようとする人の心を照らし、導いていく心強い存在なのです。

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選べよ 変わりゆく時代を 割り切れなくとも
この瞬間この舞台を 生き抜くから
青き春の瞬きから 何度醒めようとも
≪雨燦々 歌詞より抜粋≫
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夢から覚め、何度も現実を突きつけられても、何度でも夢を見ることはできます。

しっかりと地に足をつけ、目の前の現実から逃げない強さと、夢を捨てない心。

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錆びついた自転車を走らせて 君へと向かうのさ 雨に濡れながら帰ろう
≪雨燦々 歌詞より抜粋≫
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夢の舞台から現実へと突き落とされたことで、人生を生きていくための強さを手に入れることができるのかもしれません。

「錆びついた自転車」という歌詞が、決して若くはない新町がこれまで生きてきた人生の長さを物語っています。

新品ではないけれど、人生の失敗も成功も全て知っているからこそ、帰るべき場所があることのありがたさが分かるのです。

挫折から再び立ち上がった彼が向かう、この先の人生をもっと知りたくなるような歌詞が印象的ですね。

人気歌手の「愛燦々」を彷彿させるタイトルとその意味

King Gnuの『雨燦々』というタイトルを見て、今は亡き人気歌手の顔が浮かんだ人もいるのではないでしょうか。

美空ひばりの『愛燦々』は、長い時を経てもなお愛され続ける名曲であり、美空ひばりの圧倒的歌唱力や存在感、その魅力を現代に伝える曲の一つといえます。

ただし『雨燦々』で降り注ぐのは、愛ではなく雨です。

人生に降りしきる雨が、人の心を優しく包み、どこか希望を感じさせる楽曲。

雨というと悲しいイメージが強いですが、人生に燦々と降る雨を希望的存在として描きだした『雨燦々』は、King Gnuなりの応援歌といえるでしょう。

『オールドルーキー』にも、今を生きる人々の人生にも、明るい未来があることを願いたくなる楽曲です。

暗いニュースが多い時代ですが、そんな時こそKing Gnuの『雨燦々』を聴いて、気持ちをリセットしてみてはいかがでしょうか。

東京藝術大学出身で独自の活動を展開するクリエイター常田大希が2015年にSrv.Vinciという名前で活動を開始。 その後、メンバーチェンジを経て、常田大希(Guitar/Vocal)、勢喜遊(Drums/Sampler)、新井和輝(Bass.)、井口理(Vocal/Keyboard)の4名体制へ。 SXSW2017、Japan Nite US Tour ···

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