「Feel da CITY」がついに映像化!
2022年の幕開けと共にSixTONESがリリースした2ndアルバム『CITY』。その自信作を携え、全国各地で開催されたアリーナツアー『Feel da CITY』が、2022年9月28日にDVD & Blu-rayでリリースされます。
初回盤・通常盤のDISC1では、1月6日に開催された横浜アリーナ最終公演の模様が収録されています。
さらに、初回盤と通常盤それぞれに収録される豪華特典にも注目です。
初回盤には、毎度恒例となった「ビジュアルコメンタリー」を収録。
メンバー達がライブ映像を鑑賞しながら語り合う思い出や裏話は必聴です。
また、ツアーファイナルを飾った宮城セキスイハイムスーパーアリーナ公演から『Gum Tape』『FASHION』『わたし』の特別ライブ映像も収録。
ツアー中にセットリストが変更されたこともあり、本編映像に収められなかった楽曲を特典で網羅しています。
通常盤ではライブの舞台裏を収めたドキュメンタリー映像を収録。
半年にもわたるツアーの裏側を垣間見ることが出来ます。
予約受付はすでに開始されているので、早めに注文してぜひ『Feel da CITY』をフラゲしましょう。
「Rosy」で魅せた安定感と躍動感
『Rosy』はSixTONESの2ndアルバム『CITY』のリード曲です。2022年1月7日に公開された映画 『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』では、日本語吹替版主題歌に起用され、大きな話題となりました。
『Rosy』のパフォーマンスで特筆すべきは、生歌とは思えないほどの安定感とライブならではの躍動感です。
----------------
ドドド毒にまみれ 感情
ミミミ見えなくなる本能
獰猛で愚蒙な衝動 現る
あれもあれもと欲張れば
犠牲をも孕んだカルマ
簡単に露わになるシルエット
ゆらゆらと
≪Rosy 歌詞より抜粋≫
----------------
本作はSixTONESの『うやむや』を手掛けたイワツボ・コーダイが作詞・作曲を担当しており、早口言葉のような言葉の羅列が特徴的。
そんな難曲をいともたやすく歌いこなすSixTONES。
加えて、冒頭からギアを全開にしながらあっという間に楽曲の世界観へ誘うと、CD音源を凌駕する熱いパフォーマンスで観客を魅了しました。
----------------
薔薇色舞うバラバラと
薔薇色舞うバラバラと
色揺らぐ世界グラグラと
何たるや 雁字搦めの
運命に問う
感度のいい指先で裂く
狼狽えた日の夢の翳りを
何度でも何番目でも
喜劇となるまで
≪Rosy 歌詞より抜粋≫
----------------
サビの直前に全員でジャンプする振り付けでは、照明の逆光を活かすことでメンバーのシルエットが浮かび上がり、謎に包まれたスパイダーマンの存在を彷彿とさせます。
観客参加型の「S.I.X」で熱狂の渦へ
つづいて、SixTONESの1stアルバム『1ST』に収録された『S.I.X』をご紹介します。----------------
Clap your hands now 手をたたけ
Once again let me hear you clap your hands
ありのまま Just dance 飛び跳ねろ Jump
フロア中響かせろ Let's go!
フロア中響かせろ
SixTONES gonna make your hands clap
≪S.I.X 歌詞より抜粋≫
----------------
全体を通してクラップ音を積極的に取り入れた観客参加型の楽曲となっており、デビュー初期からメンバーが主体となってあたためてきた思い入れのある作品です。
『Feel da CITY』もコロナ禍での開催ということで、観客は声を出せない状態でした。
しかし『S.I.X』では手拍子でメンバーと盛り上がれるため、会場のボルテージも一気に上がる様子が伝わってきます。
『S.I.X』はまさに”SixTONESそのもの”を象徴する楽曲。
メンバーはイントロから場の空気を支配し、その圧倒的な存在感でファンを煽っていきます。
彼らの手にかかれば、この巨大なアリーナ会場がアーティスティックな雰囲気からクラブハウスまで自在に変容するのです。
----------------
Eh じっとしてないで Move your body
まだこれから Let's get crazy
共に Get down down
溢れ出す Sound sound
好きなように Dance like we own the night
≪S.I.X 歌詞より抜粋≫
----------------
リフターで高く上がっていったかと思えば、外周や花道を縦横無尽に走り回るメンバー。
音楽に身を任せて自分を開放していこうとする楽曲の世界観をそのまま体現しています。
流れるように続くメンバーの自己紹介では、ワイルドな『S.I.X』とユニークなSixTONESのギャップに惹きつけられること間違いありません。
スタイリッシュ×エモーショナルな「共鳴」
2022年3月2日にリリースされた6thシングル『共鳴』は、SixTONESの音楽性をさらに広げた楽曲です。『共鳴』は「Feel da CITY」がスタートした1月4日の横アリ公演でサプライズ解禁された楽曲。
ライブDVDに収められているのは6日の様子ですが、会場の熱気がダイレクトに伝わってきます。
ユニットのステージが終わると、田中を皮切りに1人ずつセンターステージへ登場。
SixTONESが全員集合したところで、静寂を切り裂くように京本のソロから『共鳴』がスタートします。
----------------
Now it' s time to unite, let' s shout!
Hey, This is a song to get me the power
Can you hear the roaring of our soul, huh?
We don' t have time to hesitate, right?
Okay, let' s get started!
≪共鳴 歌詞より抜粋≫
----------------
ブラウンのシックな生地にストライプを施されたスーツベストのセットアップで登場したSixTONES。
楽曲に漂う大人っぽい雰囲気とマッチしたスタイルで、新しい魅力を開花させました。
----------------
ギリギリに立ってんだって 分かってるのに
それでも選んでしまった 夢と誇り
どれが運命で なにが賢明なんだ?
間違い擦れ違いすらも含んだ誓い 噫
代わりなんていない 僕ら
≪共鳴 歌詞より抜粋≫
----------------
また、本作はロック、ジャズ、HIPHOPを融合したクロスオーバーな楽曲。
SixTONESの大きな武器であるエモーショナルな歌声で、異なるジャンルの魅力を見事に“共鳴”させたステージとなりました。
至高のEDM「WHIP THAT」
2ndアルバム『CITY』の中でも衝撃的だった作品が『WHIP THAT』です。----------------
この熱量 絶対 don't stop
その興奮 crush on your mind
Voltage が越えてくborderline
Waiting for ya dive, I know you are superstar
≪WHIP THAT 歌詞より抜粋≫
----------------
本作は、男女の本能の絡み合いを官能的に描き出した至高のEDM作品。
大人の恋の駆け引きを何度も歌ってきたSixTONESだからこそ、余すところなく表現できるのかもしれません。
甘さとワイルドさを明確に歌い分け「Whip that…」のリフレインでは、会場を揺らすほどの盛り上がり。
ラストはジェシー劇場が開幕。
列の先頭に立ったジェシーがアドリブで考えた振りを、他のメンバーが真似していきます。
team SixTONESの間ではお馴染み「Mr.ズドン」のテイストも取り入れつつ、花道をモデルのように闊歩していきます。
観客に聴かせる楽曲と全力で共に楽しむ楽曲を上手く組み合わせたことで、ライブ全体がメリハリのある構成になりました。
「マスカラ」で培った新しい表現
『マスカラ』はKing Gnu(キングヌー)の常田大希が作詞・作曲を手掛けたSixTONESの5thシングルです。----------------
強くなれたならば
素直になれるかな
見えすいた完璧なフリは
もうやめて
枕を濡らした
涙が乾いたなら
出かけようか
マスカラ剥がれたまま
≪マスカラ 歌詞より抜粋≫
----------------
時間の経過と共に変化していく恋人達の関係性を、切なくも艶やかに描き出した楽曲です。
リリースからすでに1年が経過していますが、この楽曲ほどSixTONESの表現が大きく変化した作品はないかもしれません。
CD音源では今と比べてかなりシンプルに歌っていた印象だった『マスカラ』。
音楽番組で何度もパフォーマンスするうちに、内面に溜まった澱みのような色合いが表出されるようになりました。
それにより、歌詞に登場する女性の質感がよりリアルに再現され、人間の不器用さや愛おしさを感じることができます。
『Feel da CITY』では楽曲がもともと内包していたオシャレさと、SixTONESの歌によって引き出された女性的な色気が見事に融合されたステージが完成しました。
「わたし」で紡ぐSixTONESのライブ感
最後にピックアップするのは、2022年6月8日にリリースされた7thシングル『わたし』です。「Feel da CITY」のDVD&Blu-rayには、特典映像として宮城セキスイハイムスーパーアリーナで披露された『わたし』が収録されています。
----------------
有り得ないところまで
心が 動き出す
何気ない言葉すら
ひとつひとつ この胸を奪っていく
≪わたし 歌詞より抜粋≫
----------------
松村のソロで観客の心を一瞬にして掴むと、京本が優しい歌声でフレーズを受け継ぎます。
『僕が僕じゃないみたいだ』を手掛けたSAEKI youthKが作詞・作曲を務めた楽曲です。
恋愛によって引き出された“自分すら知り得なかった自分”に戸惑う様が、歌詞にとても繊細に描かれています。
それぞれの歌声を堪能できる点に加え、SixTONESの声の重なりの心地よさも楽しむことが出来ます。
楽曲の世界観を尊重し、メンバーそれぞれがお互いの表現に歩み寄っていることが伝わってきます。
他のメンバーの歌いまわしから汲み取った意図を次々と連鎖していくことで、ライブならではの新鮮な音楽を生み出しています。
SixTONESは、その瞬間にしか生まれない音楽を純粋に楽しんでいるのではないでしょうか。
デビュー以来初の完走達成となった「Feel da CITY」
SixTONESがCDデビューを果たした2020年は、世界的に新型コロナウイルスが猛威を振るった年でした。それから約2年後に開催された「Feel da CITY」でも、メンバーのコロナ感染や福島県沖地震の影響で日程が余儀なく延期される等、道のりは困難を極めました。
そんな不安を次々に払いのけ、振替公演を経てついにデビュー以来初となるツアー完走を果たしたSixTONES。
いつどんな時でも誠実であり続けた彼らだからこそ、多くの人々が応援・協力し、実現したツアーだったのではないでしょうか。
メンバーにとっても感慨深い作品となった『Feel da CITY』。
美しいライブ映像と共に、最新のSixTONESの魅力を体感してみてはいかがでしょうか。