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髭男「Choral A」のMVが泣ける!歌詞の意味と合わせて徹底考察

大人気アーティスト『Official髭男dism』が2022年6月にリリースした楽曲『Choral A』。発売から3ヶ月経った2022年9月、ドラマ仕立てのMVが公開されました。どんなストーリーが描かれているのか、歌詞と合わせて考察します。

映画の主題歌として話題に

Choral A』は人気バンド『Official髭男dism』が2022年6月にリリースしたEP『ミックスナッツ』に収録されている楽曲。

映画「異動辞令は音楽隊」の主題歌に起用され、映画の公開と共に話題になりました。

そしてリリースから3ヶ月が経った2022年9月、なんと髭男が同曲のMVを公開。

▲Official髭男dism - 『Choral A』【OfficialMusicVideo】

とある夫婦を描いた物語に「泣ける!」というコメントが相次いでいます。

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「つまんねぇと嘆いたら 誰かが心を乾かしてる」
冷えたグラス持った友人が 疲れを浮かべ今日もつぶやく

「もうやめにしよっか」「まだやれそうさ」
いつかの子どもらの夏が浮かび消える
≪Choral A 歌詞より抜粋≫
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同曲のメロディや冒頭の歌詞だけで考察すると、前向きな応援ソングのようにも感じますね。

しかし『Choral A』のMVで描かれているのは、一組の夫婦。

謎のヘルメットを被った瞬間、奥さんと出会った過去に戻るところから始まります。

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街を過ぎた雨と それを待ってたような綿毛が
風に飛ばされ運ばれて 今、たどり着いたひとひら
「きっとここで会えた意味がある」と 言ってるみたいに囁くよ
「こたえておくれ」と
≪Choral A 歌詞より抜粋≫
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MVで描かれた楽しそうにデートをしている様子や結婚式の様子、そしてこのサビの歌詞を見ると、ラブソングであるとも考察できますね。

紆余曲折あったけれど、ようやく運命の人に出会うことができた。

だから僕の思いに「こたえておくれ」。

まるでそんな2人の物語を描いているようです。

奥さんは亡くなっている?


MVを見進めると、結婚式や出産を控える様子はであることがわかります。

過去のアルバムを楽しそうに見つめる2人の姿が描かれますが、実はそれも男性1人。

女性が交差点に立つシーン以降の様子が全て幻であることを考えると、女性は交通事故で亡くなってしまったのかもしれませんね。

それを踏まえて次の歌詞を見てみましょう。

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ふとした時に顔を出す後悔 目では見えやしないけど
それは涙や笑みに寄り添って 離れぬように語り出す

いつか思い出して ひとつ数えて
何度もここで待ってるから
≪Choral A 歌詞より抜粋≫
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青春ソングにもラブソングにも聴こえる『Choral A』ですが、MVのストーリーをもとに考察すると、亡くなった配偶者を思う人物の気持ちが歌われているのかもしれません。

「もう会えないけど、いつかまた会いたい」

そんな切ない気持ちが伝わってきます。

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胸の宵かがりは 黒い髪を縛ったあなたが
古い写真機に閉じ込めたままで誰にも見せてないけど
次に開く時は声に出して 小さい靴を指差して
≪Choral A 歌詞より抜粋≫
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「宵かがり」という言葉が気になった方も多いかもしれませんね。

実際にありそうな単語ですが、実はこれはシンガーソングライター『井上陽水』による造語

少年時代』という楽曲の中で使われており、「語呂が良かったから歌詞にした」と本人がインタビューで語っています。

つまり正確な意味はありませんが、「宵=夕暮れ」「篝=灯り」を頼りに何となく意味を考えると、「胸の宵かがり」は「悲しみに暮れる胸の光」という意味でしょうか?

思い出の中の「あなた」が、主人公の希望になっているということかもしれませんね。

MVのラストが感動的!


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「もうやめにしようか」「まだやれそうさ」
何度も同じような夜 でもその声が繋いでいるんだ
迎えに行かなくちゃな この想いを忘れないようにしないとな
≪Choral A 歌詞より抜粋≫
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2番のサビに続くこちらの歌詞を見ると、「人生を諦めてしまおうか」と葛藤を繰り返しながらも、前を向こうとする主人公の胸の内が伝わってきます。

「迎えに行かなくちゃな」は、いつか自分が天国へ行くときの話でしょうか?

それまでは一生懸命に生きようとする主人公の思いに、胸が熱くなりますね。

ちなみにMVの最後、主人公は奥さんと過ごした幸せな日々を見られる謎のヘルメットを外します。

すると、目の前にいるのは自分と同じように歳をとった奥さん。

そして2人で手を繋ぎ、光が溢れるドアへと歩いていくところでMVが終わります。

それが現実の世界なのか天国なのかは定かではありませんが、2人がもう一度出会い、幸せそうな表情を浮かべる様子は涙ものです。

ぜひ歌詞の意味と照らし合わせながらMVをチェックしてくださいね。

楽曲制作の背景にも注目!

以上、髭男の『Choral A』のMV・歌詞の意味について考察しました。

ちなみに、「コーラル」とは讃美歌のこと。

その意味を含めて考えても、亡くなった人を思う歌である可能性があると言えるのではないでしょうか。

映画は「警察音楽隊」へ異動することになった鬼刑事を描いたドラマですが、実は髭男のメンバーであり、同曲の作詞作曲を手掛けた楢崎誠も元警察音楽隊。

楽曲制作の背景が映画の内容と微妙にリンクしているのも面白いポイントですね。

楽曲、映画、MV、さまざまな角度から『Choral A』の世界観に浸りましょう!

Official髭男dism (オフィシャルヒゲダンディズム) 山陰発4人組ピアノPOPバンド。2012年6月7日結成、島根大学と松江高専の卒業生で結成されており、愛称は《ヒゲダン》。このバンド名には髭の似合う歳になっても、誰もがワクワクするような音楽をこのメンバーでずっと続けて行きたいという意思が···

この特集へのレビュー

女性

にゃん!!!

2023/03/04 23:47

MV見て、どういう意味かなあと思っていたので、有難いです。
深い歌だ......

女性

りー

2022/10/03 10:02

分かりやすいです。でも、楢ちゃんは元警察音楽隊じゃなくて元自衛隊音楽隊では?

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