“芸に恋する自分”をリンクさせて描いた、TVアニメ『うちの師匠はしっぽがない』OPソング『幻愛遊戯』。
──今回、9月30日に『幻愛遊戯』が、そして10月19日には『謳歌爛漫』が、と連続でのリリースになりますが、GARNiDELiAのオリジナル曲でのシングル発売はけっこうお久しぶりですね。toku:最近はそうですね~、けっこう出してなかったんで。
MARiA:デジタルシングルもカバーコレクションは出していたけど、確かにオリジナル曲でのシングル発売って形になると久しぶりになりますね。
toku:アルバム(昨年発売された『Duality Code』)から考えても10ヶ月ぶりくらいだもんね。
──ということで、さっそくこの『幻愛遊戯』について伺っていきたいと思うのですが。まずはこの曲をリリースするきっかけというか、曲制作のいきさつを教えてください。
MARiA:この曲は9月30日から放送開始になる『うちの師匠はしっぽがない』というTVアニメのオープニングテーマ曲としてお話をいただいたのがきっかけです。
で、そのアニメの初回放送開始が9月30日なので、合わせての配信シングルリリースになりました。
──それがなかったらもっとオリジナルのリリースは後になっていたかも?
MARiA:元々、私は今年は前半にソロ活動を軸に活動をしていく予定だったんです。私のソロのアルバムリリースや舞台などMARiAソロ活動が前半にびゃあ~っと詰まっていたので、制作作業としては並行していましたが、その後にガルニデの活動を発表していく作戦というか。(笑)
toku:上半期、下半期みたいな感じでね(笑)。
MARiA:そうそう(笑)。そもそもそれを計画していたので。
──では前半のMARiAさんはソロアルバムとか舞台などでソロ活動をメインにやりつつ、tokuさんは下半期に向けての楽曲作りなどをしていくという感じで。
toku:ですね。あとまあそれをやりつつ、カバコレ(『GARNiDELiA Cover Collection』シリーズ)の制作もやっていってという感じですね。でも曲はね、一緒に作っていたりもするので。
MARiA:そうなんですよ。ここで曲が発売できるということは、その前にいろいろと作業をしているわけで…。だから前半はソロ活動をやりながら作詞も制作もずっと並行してやっていて。
──それは…めちゃくちゃ忙しかったんじゃないですか?
MARiA:めっちゃくちゃ忙しかったです! もうだいぶ、大丈夫かってくらいやっていましたね(笑)。
toku:それはホントにそう。
MARiA:まあ、とは言っても『謳歌爛漫』はけっこう最近作った曲だけど『幻愛遊戯』はね?(笑)
toku:作ったの去年ですからね(笑)。実は去年にはもう完全に出来上がっていたんですよ、この曲。
──そうなんですか!? それはまたずいぶん前ですね。
MARiA:いや、私たちに意図があってそうなったわけではなく(笑)最近のアニメの主題歌なので締め切りはすごく早いんですよ。作ってアニメの方にお渡ししてオープニング映像とか作らなきゃいけないので。だから私たち的にはもうだいぶ前のことなんですよね、この曲を作った記憶は(笑)。
──あ~、確かに(笑)。ではその記憶をがんばって引っ張り戻していただきつつ、もう少し詳しく伺っていきたいと思います。さっきMARiAさんがおっしゃっていたように、このシングルはTVアニメ『うちの師匠はしっぽがない』のオープニングテーマ曲ということですが、この作品は絵だけを見るとすごくほのぼのした感じですよね。
toku:絵だけ見るとそうですよね(笑)。でも実際はけっこう硬派な作品で、芸事について極めていくというお話なので全然ほのぼのしてないんですよ。
MARiA:うんうん。むしろわりとスリリングな作品だなと思っています。芸を極めていくっていうことに特化した作品で。
toku:そうね。そのストイックな演者側の心理だったりとか、裏側が垣間見られるようなドラマティックな展開が魅力だと思います。
──曲にはそういう部分にインスピレーションを受けて盛り込んでいる感じですか?
toku:そうですね。曲自体はポップを基本に置きながら、作品がいろいろな事件が起きたりして目まぐるしく展開していくのでテンポ感とかは早いほうがいいだろうなとか、その辺は意識して作りました。
──歌詞のほうはどうですか? 歌詞はそのまま受け取るとすごく大人な恋の唄みたいな印象を受けたのですが。
MARiA:ちょっとアダルトな感じですよね(笑)。でも一見すると恋愛ソングっぽくもあるんですけど、実は演者側としての気持ちをここにリンクさせて、ファンの人との駆け引きみたいなのを恋愛に見立てて書いているんですよね。あと芸にも恋してる感じ。たぶん主人公は落語っていうものにすごい魅力を感じて惹き込まれて意思があるんですよね。
自分にも共通するのはその芸事をやりたいって思っていて。私で言ったら、“芸に恋してる”からずっとやり続けているし、歌がすごく好きで歌を愛してるからステージに立っているんです。そことの駆け引きみたいなのもちょっと恋愛に見立てて書いてみたいなっっていう想いがありました。
なので、芸事に魅せられた私たちがステージに立ち続けている理由みたいなことをすごくリンクさせて書いたので、ただの恋愛ソングかと思いきや、そういったちょっとダブルミーニングな歌詞のメッセージに注目してもらえると嬉しいです。
──単純な恋愛ソングではなくて、MARiAさんが愛しているいろいろなものに対しての想いが込められているんですね。
MARiA:そうですね。見方によっていろいろな愛の形に聴こえる、そうなるといいなと思います。
──サウンド的にはいかがですか? 特にポイントを置いて作った部分とか。
toku:サウンド的にはですね、GARNiDELiAお得意のメロでもあったり、あとはトランペットとかブラスセクションっていうものが花を添えるみたいな雰囲気で、基本的には王道な感じのジャズハーモニーを使った楽曲になります。そこに和メロがうまく入っていて、かつ王道感が出るような楽曲にというのを意識しましたね。
──曲としては“王道感”みたいなものを意識して作られた感じなんですね。
toku:そうですね。まあ、基本的にはアニメのオープニングなので、明るいテイストとかキャッチーなメロディーというところは意識して作りました。
あとはサビの音符をすごく多めにして、“めちゃめちゃ喋る”みたいな感じにしたいなというところで、最後のフレーズにすごい印象的なメロディーができたから、ここにどんな詞が乗るのかなっていうのを実はすごい楽しみにして。
MARiA:へへへっ(笑)。
toku:そしたらわりとガッツリと決め台詞を決めてくれて、いい感じになりました。
MARiA:<ワタシのしっぽは掴ませない♡>のところね(笑)。この最後のところのメロディは、何をはめればカッコよくキマるかなっていうのにちょっと悩みましたね。TVアニメが『うちの師匠はしっぽがない』って<しっぽ>って言葉が入っているから、この<しっぽ>を絶対使いたかったんですよ(笑)。しっぽを入れた方が絶対キャッチーだよな、でもどう使うかなみたいな。可愛くなり過ぎるのも嫌だし、どうしたらいいかな…みたいなことをいろいろ考えて。
で、「う~ん」って考えていたらふと<ワタシのしっぽは掴ませない♡>っていうのが浮かんで。これだ! って。そこからはこの最後の決めゼリフから考えて他の歌詞を全部展開させていった感じです。だから最終的には完全にこのフレーズありきで作っていますね。
芸に生きる者として、見る者に“しっぽ”は掴ませない。
──UtaTenは歌詞を扱っている音楽情報メディアなので、いつも歌詞のポイントについて伺っているのですが、やはりこの曲の歌詞のポイントは…もうやっぱり<ワタシのしっぽは掴ませない♡>ですかね(笑)。MARiA:ですね! この<ワタシのしっぽは掴ませない♡>が思い浮かんだ私に自分で拍手を送っています(笑)。
──<しっぽ>をどうやって入れるかみたいなところで(笑)。
MARiA:そうそう! でもそこもやっぱキャッチーなアニソンって考えたら、サビとかラストとかに印象的に入れたくて。
toku:王道のアニソンだよね。
MARiA:そう! 私的にはだからここ、「キューティーハニー」の<ハニーフラッシュ♡>なんですよ(笑)。
toku:うん(笑)。歌詞にもう主人公の名前入っちゃうとかタイトルを最後に歌詞で入れちゃう感じのね。ガンダムとかサザエさんとか。
MARiA:ドラえもんとかね! そういうのがこのアニメのサウンド的にハマるかなとひらめいたんです。“the王道!”みたいな、私たちが小さい頃に見てきた歌謡曲というか昭和のアニメ感みたいなのをちょっと出したいのもあったので。アニメの時代背景は大正なんですけどね(笑)。
toku:ま、かつガルニデが今後も歌い続ける曲となるっていうのがね、命題だったなと。
MARiA:うんうん。
──歌詞全体でみるとけっこう重めというか、<末路の哀れは 覚悟しているわ>とか、<絡み合う不埒な温度が>とか、大人な感じの歌詞だな~と思うフレーズもけっこう出てきます。
MARiA:<末路の哀れは 覚悟しているわ>はキャラのセリフから取っているんですよ。「芸事をやっている人間の末路の哀れは承知の上だ」っていうのを言ってるキャラクターがいて。<正気じゃないのは 十分承知よ>っていうのも原作でキャラが言っているんですよね。
芸事をやる人間は正気じゃないからこそできている、ステージに立つ人間は正気じゃないからこそやれているっていうのを言ってるんですよ。それが私的に「わかる!」って感じで。やっぱ普通の感性ではステージにはたぶん立てないよねって思いますよ(笑)
toku:うんうん(笑)。
MARiA:自分たちもそうだから、そこがけっこうリンクするところがありますね。だってGARNiDELiAとしてもう13年やってきているなんて正気じゃない。とんでもないよ!(笑) っていうね、とんでもないことしている自覚はあるんですよ。
音楽を仕事にしているとか、もうすごいギャンブルだし。まともだったらやってられないよねと思うんですけど、そういうことをあの可愛いキャラクターたちが言うんですよね。だから割とエッジの効いたアニメだなとは思っていて。なんか芸事をやっている人間にしか分からないこの…
toku:マインドね。裏側が垣間見れる感じというか。
MARiA:そう、そこがすごく新鮮で。裏側を見せるってなかなかないじゃないですか。表にいる、ステージに立っている者って、それこそ化かしてナンボみたいなところにいる人間だから。だからこそ、“本当の私の尻尾はつかませないよ”っていう、ね。(笑)
──恋愛の歌だと思うとこの<しっぽは掴ませない>の部分は相手にハマらないとか好きにならないみたいな意味にもとれますけど、どっちかというと“本当の自分は見せない、正体は掴ませない”みたいな意味合いのほうが強いんですね。
MARiA:そうですそうです。たぶんみんなが見えてる部分だけでいいと思うんですよ、芸能の世界って。だからGARNiDELiAとしてのMARiAもそれでよいと思っていて、そのステージを降りた私はGARNiDELiAのMARiAではないです。
芸事の世界ってたぶん全部そこに繋がるなと思っているから、プライベートってぶっちゃけどうでもいいんです。私たちだって、「みんなは私の音楽が好きで私がステージ立っているのが好きなんでしょ?」というのを究極、信じていることだから。だから「表の私たちだけ見てて! プライベートのことはほっといて!」って(笑)。
一同:(爆笑)
──あー、もうそれって表に出る方々の宿命みたいなもんですもんね。tokuさんも、もうずっとものすごく深く頷いてらっしゃいますが(笑)。
toku:いやもうホントその通りなんですよ。やっぱ普通じゃないですし、裏側は見せないですし、この作品と重なる部分はすごくあります。
MARiA:なので自分達とすごくリンクしているというのもあって、歌詞もアニメの主人公とMARiAが歌っているみたいな感じにしたかったんですよね。だからけっこうヘビーな歌詞になっている部分は意外と原作とリンクさせたり、アニメのキャラクターが言っているセリフからピックアップしていたりするので、アニメを見てもらえたら「ああ、なるほど」って思ってもらえるような感じにはなってるかなと思います。
あと、そういう想いも込めてですね、今回のMVはパパラッチが追いかけるみたいな感じで作っているんですよ。ちなみにtokuさんがパパラッチ側です。
toku:そうなんです、カメラ持って追いかけています(笑)。パパラッチじゃなくて一応、探偵なんですけどね。
──tokuさんがMARiAさんを追いかけている?
MARiA:私がデートしているところをカメラ持って追いかけています。でも「残念でした~♪」ってtokuさんを撒くっていう。
──しっぱは掴ませないよ~って感じで?
MARiA:そういうMVになっております(笑)。YouTubeに公開されているので、そちらもぜひ見てください。今回も衣装もすっごく可愛いので!
──おおー、それは楽しみですね。では続いて、tokuさんの歌詞の“ここ推し!”というポイントを教えてください。
toku:歌詞のポイントですか。うーん。
MARiA:ここ上手いなみたいなとことか! って言わせているみたいな感じだけど(笑)。
toku:いや…わりと全部。
MARiA:わ、やったー!
toku:しかも歌詞あげんの早いしさ。
MARiA:早かったよね、これ。元々、納期ギリギリだったんでね。
toku:でもサビかな~。あ、いやDメロ。<もう戻れはしないわ>からのとこ。ここはなんかちょっとキャラを変えてやってるところもあると思うし、ちょっとだけ芸事を目指す人の心の裏側が見えてるみたいなところも、ね。
MARiA:素の部分をチラッとここだけね。
toku:そうそう、そのメリハリ感とかがすごいあるなと思っています。
MARiA:ここはウチらのファンに向けては、「ガルニデの曲を知らなかった頃にはもう戻れないでしょ」って言っているところなんですよ。で、自分としては、ステージに立ったりとか歌うことに取り憑かれてるから、それがない自分とか考えられないよねっていうことを歌ってますね。
──歌ってない自分にはもう戻れないよね、と。
MARiA:はい。もう戻れないよね~、一回知ってしまったからねっていう。ま、歌詞的にはそれを恋愛に絡めて言っているんですけどね。
toku:そうだね(笑)。その辺の感じがね、ここはすごくいいなと思います。
──この曲はもうファンの方の前でお披露目はされたんですか?
MARiA:この間、結成12周年記念のファンクラブ会員限定でやったスペシャルライブで初披露しました。ライブめっちゃ気持ち良かったね。
toku:うん。すごい良かった。
MARiA:いきなり「やりま~す」って言ってやったんですけど(笑)、めっちゃ盛り上がりました。
しかもやっていて、フェス映えしそうな曲だなって思いましたね。ライブでみんなに跳んでもらいたいと思ってアクセントつけた曲なんで、体動かせる曲になったんじゃないかなって思います。
──確かに、ノレる曲ですよね。ちなみにサウンド的に“ここ、こだわりました”みたいな部分はどの辺りですか?
toku:やっぱりブラス…トランペットのあたりですかね。なかなかこのテンポでこれだけ難しいフレーズってあまりやらないのかなと思うんですけど、とても上手いBASIさんというトランペッターと出会えたので。
彼と出会わなかったらこのフレーズはやらなかったかもなって気がしますね。
MARiA:Dメロ前のソロのところとか最高にカッコいいよね。めっちゃアダルティで、すっごいセクシーなトランペットで。
toku:そうそう。ここだけ「ミュートをつけてやって下さい」って言ってやってもらった(笑)。ここはもうポイントにするつもりで。
基本的にはジャズハーモニーのコード進行とかをうまく使った感じで、かつ四つ打ちでテンポが速いっていうのは、わりとガルニデが今までやってきた“踊っちゃってみた”のシリーズとかにも共通するところでもあるんですけど、今回はそれの新しいバージョンっていうのを目指した感じです。
“踊っちゃってみた”シリーズの集大成『謳歌爛漫』。
──ではここで、この『幻愛遊戯』のリリースの翌月、10月19日にリリースされる『謳歌爛漫』のお話も少しだけお聞きしたいと思うのですが。この曲は “踊っちゃってみた”シリーズのダンサーみうめさんと217さんとのラストコラボ曲ということですが。MARiA:そうですね。『謳歌爛漫』は、10年以上続けてきた、みうめと217との“踊っちゃってみた”シリーズの集大成という位置付けのシングルです。実10月いっぱいでみうめが表舞台から引退するので、はなむけの意味も込めてそこに合わせて最後の作品を出そうということになってその引退前にリリース、という流れになりました。
──このシリーズはここで一区切り、という感じですか?
MARiA:“踊っちゃってみた”シリーズのブランドとしては別に、みうめと217とMARiAだけのものではないので、そこはなんとも言えないんですけどね。前作『宵闇胡蝶』で中国の踊り手の方とコラボしたりもして、それも“踊っちゃってみた”です。
でも、3人体制で別の人を入れるみたいな組み方はもうしないですかね。この3人じゃなかったらやる意味ないかなって私は思っているし、みうめと217とMARiAっていうこのメンバーだったから続けたみたいなところもちょっとあるんだよなあ、自分の中では。
toku:うんうん。そうだね。
MARiA:なので、“踊っちゃってみた”っていうブランドは残しつつ、新しい構成で続けていくとは思うんですけど、作品として出すもので “みうめのところを誰かにする”みたいなのは考えてないですね。
──それだけ3人の“踊っちゃってみた”が特別だってことなんですね。曲的にはどういう感じの曲になってますか?
toku:この曲は今までの“踊っちゃってみた”の曲をエッセンスとして、メロディーとかをいろいろ細かく取り入れているんです。
“この曲のこの部分”とかっていうのをパズルみたいに組み合わせて、「このフレーズ聞いたことある」みたいなのもふんだんに入れたりとかもしていて、それこそ今までの集大成になるような楽曲にしてみました。“踊っちゃってみた”をこれまで聴いてくださっている方にはちょっと懐かしいような感じになっていただけるんじゃないかと思います。
2022年後半は2023年につながるGARNiDELiAの怒涛の活動への助走。
──では最後に、今後の活動についてお伺いしたいのですが。最初におっしゃっていたようにこの秋からはドーンとGARNiDELiAの活動が増えて、怒涛の下半期になるというその辺りをですね、言える範囲で教えてください。toku:まずは、もちろん音源は出すんですけども、フェスだったりとかイベントにもたくさん出させてもらう予定になっています。もういくつか発表されてるものもあるんですけど、そこでまずはこのGARNiDELiAの新しい楽曲を引っ提げてみんなに聴いてもらって、来年に繋がるような年末にしたいなと思います。
MARiA:そうですね、GARNiDELiAとして新曲を出すのも久しぶりですし、ここからバーっと出てくって感じなので、期待していてほしいなと思います。今まで緩やかな流れだったところをここで一気に戻していきます! まだ発表されていないこと山盛りなので。
実はちょっとお客さんたちがついて来るのも大変なんじゃないかなってくらいホントにいろいろめっちゃあるし、自分たちも大丈夫かな?ってくらい忙しくなりそう(笑)。
toku:そうだね。僕らはもうすでにけっこうね(笑)。
MARiA:けっこうカツカツ(笑)。まあ来年に向かってね、ここしばらく止まっていた分も取り戻していくべく2022年の後半戦は挑もうと思っているので…こんだけ忙しくて助走っていうのもなんですけど、まあ来年のほうがヤバいんじゃないかなとちょっと思っているので、とりあえず今年は来年に向けての助走ということで頑張って駆け抜けていきたいと思います。
──ものすごく楽しみです。まだ言えないけど…いろいろあるんですね?
MARiA:あります! みんなが喜んでくれるようなお話が続いていくと思うので楽しみにしていていください。ウチらはそこに向けてもういろいろ作っていて(笑)、その後は発表とライブで披露していくお披露目期間っていう感じなので。
──あ、じゃあ今は制作期間とお披露目期間が同時にきている状態なんですね。
MARiA:そうです! 非常にヤバいです! もうやりながら、「あれ? これ何の曲のだっけ?」みたいになっております。
いやー、でも忙しいんですけど、前まではずっとそうだったからやっと戻ってきたなって感覚なんですよね。なんか、“おかえり♪”って感じなんです、この忙しさ(笑)。
──コロナ禍の前に少し戻ってきた感じがしますか?
MARiA:まだ完全にってわけじゃないんですけど、ずっと曲を出したくてもタイミング的に出せなかったり、ライブも止まっちゃっていたりしてたのでね。
でもやっと止まっていた“Duality Code”のツアーも完結できて、今年は前半のソロとか制作期間を経て、いまお披露目期間と制作期間がきて、この後もいろいろありつつ年末にはワンマンも決まって、そのワンマンまでにイベントやフェスにも出たりと、けっこう戻ってきたな感はありますね。
で、そうやって一気にペースを戻しつつ助走しつつさらに来年!さらに大きな展開にしたいと思っています。
──そろそろ海外にも、ね。行きたいですよね?
toku:行きたいですね~。もうそろそろさすがにね、行けるんじゃないかなあと。
MARiA:行く…でしょう! もう3年経ちましたからね~。本当に長かった。もういいんじゃないかな?
──ですね! では今年後半、そして来年となにやらファンにとって楽しみなことがいっぱいあるというGARNiDELiAの“助走”の第一歩としての『幻愛遊戯』。リリース楽しみにしております!
2人:ありがとうございます。
MARiA:駆け抜けます!
TEXT 川畑貴美代(マイリブズ)
PHOTO Kei Sakuhara
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