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BLACKPINK「Pink Venom」和訳の意味は?女王感漂うカムバック曲の歌詞を考察

K-POP界の女王BLACKPINKがヒップホップナンバー『Pink Venom』でファン待望のカムバックを果たしました。圧倒的なカリスマ性に引き込まれる歌詞を和訳しながら意味を考察します。

MV再生回数3億回突破のカムバック曲を考察

2022年9月16日に前作から2年ぶりとなる2ndアルバム『BORN PINK』で待望のカムバックを果たしたBLACKPINK

先行配信リリースされた『Pink Venom』は、イントロに韓国の伝統楽器・コムンゴのサウンドを取り入れた強いビートが印象的なヒップホップナンバーです。

▲BLACKPINK - 『Pink Venom』【OfficialMusicVideo】

8月19日公開のMVは公開から約29時間という、K-POPガールズグループ史上最速で1億回再生を記録

その後も勢いが衰えず、1ヶ月足らずですでに3億回再生を突破しました。

ハイセンスな衣装に身を包み、高難易度のダンスを華麗にこなしながら歌うメンバーの圧倒的な存在感に引き込まれるでしょう。

タイトルの「Pink Venom」は直訳すると「ピンク色の毒」となり、昆虫を含め動物が噛んだり刺したりして注入する毒のイメージを伝えてきます。

カムバックにあたりどんなメッセージが込められているのか、歌詞の意味を和訳しながら考察していきましょう。

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Kick in the door Waving the coco
ドアを蹴破って美しい女の子に手を振るの
팝콘이나 챙겨 껴들 생각 말고
割り込むなんて考えないでポップコーンでも抱えてなよ
≪Pink Venom 歌詞より抜粋≫
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「coco」は英語のスラングで「魅力的な女の子」の意味で使われるので、最初の一文はメンバーがドアを蹴破って手を振りながら堂々と登場するようなシーンをイメージできそうです。

また次の英文は「I talk that talk Runways I walk walk(言うべきことは言い、ランウェイを歩くの)」と訳せるため、彼女たちの自立した性格を物語っているように思えます。

韓国語の歌詞はそれぞれ「팝콘이나 챙겨 껴들 생각 말고(ポップコーンでも食べていて 割り込むなんて考えずに)」、「눈 감고 pop pop 안 봐도 척(目を閉じてよ チラチラ見る必要はない)」と和訳でき、自然と注目を集めてしまう彼女たちがギャラリーに落ち着くよう諭しているところなのかもしれません。

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I talk that talk Runways I walk walk
言うべきことは言ってランウェイを歩くわ
눈 감고 pop pop 안 봐도 척
目を閉じてポンッ 見なくても命中
One by one then Two by two
≪Pink Venom 歌詞より抜粋≫
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「One by one then Two by two 내 손끝 툭 하나에 다 무너지는 중 가짜 쇼 치곤 화려했지(1つずつ、それから2つずつ 私の指先ひとつで崩れていく)」という表現は、彼女たちの偉大さを象徴しているかのようです。

そして「가짜 쇼 치곤 화려했지(偽物のショーにしてはゴージャスね)」と認めながらも、このショーは所詮偽物

「You couldn’t get a dollar outta me(あなたは私から1ドルだって取れないわ)」と、格の違いを見せつけています。

私はピンクの毒のある花


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一人ずつ 次は二人ずつ
내 손끝 툭 하나에 다 무너지는 중
私の指先一つで皆倒れていく
가짜 쇼 치곤 화려했지
≪Pink Venom 歌詞より抜粋≫
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BLACKPINKは「자 오늘 밤이야 난 독을 품은 꽃(今夜、私は毒のある花)」と、自分たちのことを美しくも毒のある花に例えています。

見た目の美しさに惹きつけられ引き寄せられると、彼女たちは「네 혼을 빼앗은 다음(あなたの魂を奪う)」のです。

それはその人の全てを奪うほどに魅了し、夢中にさせるということと解釈できます。

続く英語詞で「Look what you made us do(あなたが私たちにやったことを見て)」と告げています。

BLACKPINKがこんなにも危険な存在になったのはあなたのせいなのだから、責任を持ってちゃんと見てとリスナーを挑発しているかのようです。

「천천히 널 잠재울 FIRE 잔인할 만큼 아름다워(ゆっくりあなたを眠らせる炎 それは残忍なほど美しい)」とあるように、彼女たちの美しさは炎の揺らぎのように人々に安らぎを与える一方で、知らぬ間に毒のように侵食して心を奪っていく残酷さを持ち合わせています。

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偽物のショーにしては華やかだったでしょ?
Makes no sense
意味はないのよ
You couldn’t get a dollar outta me
君は私から1ドルももらえないんだから
자 오늘 밤이야 난 독을 품은 꽃
さぁ今夜よ 私は毒を持った花

네 혼을 빼앗은 다음
君の魂を奪った後
Look what you made us do
君のせいでこんなことになったのよ
천천히 널 잠재울 FIRE 잔인할 만큼 아름다워
ゆっくり君を眠らせる炎 残忍な程美しいわ
≪Pink Venom 歌詞より抜粋≫
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ここでは「I bring the pain like(私があなたに痛みを与えてあげる)」とリスナーを夢中にさせることを約束しています。

そしてタイトルのフレーズを使い「This that pink venom(それはピンクの毒みたい)」「Taste that pink venom(ピンクの毒を味わえ)」と誘惑してきます。

また「Get ‘em(捕まえろ)」と繰り返し、「Straight to ya dome like(あなたの心臓に直行だ)」と宣言していることから、相手の心を捕えようと毒が広がっていく様子が見て取れるでしょう。

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I bring the pain like
私が痛みをもたらす
This that pink venom
これがあのピンクの毒
This that pink venom
≪Pink Venom 歌詞より抜粋≫
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「Black paint and ammo, got bodies like Rambo(黒い口紅と弾薬、ランボーみたいなイケてる体を手に入れた)」というフレーズから、危険な大人の雰囲気が漂ってきます。

「This da life of a vandal,masked up and I’m still in Celine(これは破壊者の人生、マスクをしていてもセリーヌのまま)」と歌うリサは、現在セリーヌのグローバルアンバサダーです。

解釈が難しいですが、マスクで顔を隠していてもセリーヌのファッションでそのオーラが隠しきれないということかもしれません。

「Designer crimes or it wouldn’t be me(それはデザイナーのせい、私じゃないわ)」と続ける様子は、自身からにじみ出る魅力に開き直っているように見えます。

残念ながらこの部分で特定のブランド名に言及していることがブランドの宣伝効果に繋がるとされ、KBSで審議不適格判定を受けてしまいました。

そのため音楽番組『ミュージックバンク』のチャートから除外されている状況ですが、それでも自分たちのスタイルを崩さない姿勢がかっこいいですね。

批判も恐れず進むだけ


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これがあのピンクの毒
This that pink venom
これがあのピンクの毒
Get ‘em, get ‘em, get ‘em
捕まえるのよ
Straight to ya dome like whoa whoa whoa
君の頭にぶち込むわ whoa whoa whoaって感じ
Straight to ya dome like ah ah ah
≪Pink Venom 歌詞より抜粋≫
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ふと「Diamonds shinin’(ダイヤモンドが輝いてる)」と呟いていると「drive in silence(静かにドライブしろ)」と注意されたようです。

しかし「I don’t mind it I’m ridin’(私はそんなの気にしない)」と返し、周囲の目なんて気にせず自分の思う通りに行動する強い思いを表現しています。

続く部分ではプライベートジェットで楽しむ自分たちを「And I’m wildin’, stylin’ on them(私はワイルドでスタイリッシュ)」と讃えていて、豪快な自分たちのスタイルに誇りを持っていることも伝わってくるでしょう。

そのため、このスタイルを否定する人たちに「and there’s no chance(あんたたちはお呼びじゃない)」とはっきり告げています。

最後の二文を「Cuz we got bodies on bodies like this a slow dance(だからスローダンスみたいに体を重ねて)」と訳すと、彼女たちを受け入れる覚悟がある人だけが時間を共にできると語っているように思えます。

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This da life of a vandal,
これが破壊者の人生
masked up and I’m still in Celine
マスクをしててもまだセリーヌのまま
≪Pink Venom 歌詞より抜粋≫
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彼女たちは「원한다면 provoke us(望むなら怒りを買うわ)」と否定的な意見も受け入れる姿勢です。

その理由について「이미 퍼져버린 shot that potion(もう広がっていったわ 放たれたその毒が)」と歌っていて、自分たちの魅力がもうそこら中に知れ渡っているから今更批判を恐れたって仕方がないという考えのようです。

すでに「네 눈앞은 핑크빛 ocean(あなたの目の前はピンクの海)」だから逃れられないと告げています。

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Designer crimes or it wouldn’t be me
デザイナーのせい 私じゃないわ
Diamonds shinin’ drive in silence
ダイヤモンドは輝いてる 静寂の中でドライブ
≪Pink Venom 歌詞より抜粋≫
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「Come and give me all the smoke(こっちに来て私にタバコを頂戴)」のフレーズが大人の女性の色気を感じさせますね。

音楽に合わせ「도 아니면 모 like I’m so rock and roll(一か八か 最高にノってる)」彼女たちが、「다 줄 세워 봐 자 STOP DROP(みんな並んで さぁ止まれ倒れろ)」とリスナーに呼びかけます。

骨の髄まで魅了されたリスナーは、その指示に従うほかないでしょう。

世界中のファンを従えて邁進するBLACKPINKの姿は、これぞ“K-POP界の女王”のカムバックと言えるのではないでしょうか。

BLACKPINKの魅力に中毒性あり!

Pink Venom』はじわじわと毒が広がるように惹きつけられる中毒性のある楽曲です。

これまで追いかけていなかったリスナーも、ほかのアイドルとは一線を画すBLACKPINKの魅力に気づけばハマってしまったのではないでしょうか?

ここから始まるBLACKPINKの新たな軌跡にぜひ注目してください!

アジアに舞い降りた"次世代ガールクラッシュ" グループ名の「BLACKPINK」は、最も綺麗な色と表現されるピンクを少し否定する意味で、“美しいものが全てではない”という意味が込められている。またスペシャルなものの前に「BLACK」という名称がつけられるように“スペシャルな女性グループ”を意味···

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