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RADWIMPS「最大公約数」歌詞の意味は?数字で表す愛のメッセージを徹底解釈!

芸術的な歌詞で愛されるRADWIMPSの『最大公約数』は、恋人との関係を数字で表すフレーズが印象的な楽曲です。男性が恋人に対してひたむきな愛情を伝える歌詞の意味を考察します。

ファン人気の高いラブソングの歌詞を解説


RADWIMPSの『最大公約数』は、2006年にリリースされたメジャー1枚目のアルバム『RADWIMPS 3〜無人島に持っていき忘れた一枚〜』の収録曲

野田洋次郎が作詞作曲を務め、爽やかなバンドサウンドとセンスの光る歌詞でファンの根強い人気を誇る楽曲です。

タイトルの「最大公約数」は小学算数から習う単元ですが、簡単に言えば2つ以上の正の整数に共通な約数のうち一番大きな数のことです。

楽曲にどのように関わってくるのか、さっそく歌詞の意味を考察していきましょう。

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僕の二歩は君の三歩 僕の四歩は君の六歩
そんな風にこれからも 歩いていければいいと思うんだ
≪最大公約数 歌詞より抜粋≫
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1番冒頭は主人公の「僕」が恋人の「君」との歩幅の違いについて歌っています。

主人公が2歩進む距離は彼女の3歩分で、4歩歩けば6歩でついてくるという具合です。

歩幅は違っても隣り合って歩くことができるから、「そんな風にこれからも歩いていければいいと思うんだ」と2人の将来を思い描いていることが伝わってきますね。

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君が想うこと それは同時に僕が想うこと
そんな奇跡は必要ないよ タダであげるって言われても
パパとママが 心だけは隠して生んでくれたのには
それなりの理由があった だから二人は
≪最大公約数 歌詞より抜粋≫
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どんなに愛し合っている恋人同士であっても、同じ時に同じことを考えていることは滅多にありません。

主人公もそのことを認めていて、むしろ「そんな奇跡は必要ないよ」と語ります。

それはお互いの考えていることが違うからこそ、たまに想いが重なった時にその奇跡を尊く感じられるからでしょう。

「パパとママが心だけは隠して生んでくれた」というフレーズも、誰も人の心を見ることはできず自分の心を見せることもできないと暗に示しています。

きっと人の心が全て見えてしまったら、常に好意にも悪意にもさらされて苦しくなったり、愛する人のことを知る楽しみがなくなったりするはずです。

心が見えないことは両親からの愛情だという考え方が素敵ですね。

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忘れないように確かめ合って
途切れそうな夜を繋いだんだ
溢れないように分け合って
だからそう
何を与えるでもなく 無理に寄りそうわけでもなく
つまりは探しにいこう 二人の最大公約数を
声にならぬ想いは 無理に言葉にするでもなく
いつか僕も分かる時 まで…
≪最大公約数 歌詞より抜粋≫
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心が見えないから知り合ったお互いの気持ちや考えを「忘れないように確かめ合って」いく2人。

「途切れそうな夜」とあるように、恋人関係はいつ終わってしまうか分からないものです。

だから愛情も不満も「溢れないように分け合って」いきたいと思っています。

恋人にとって何かを与えできる限り寄り添える存在でありたいと願ってはいても、理想通りとはいきません。

そんな風に無理して相手に合わせるよりも、お互いに持っている違いの中で同じ似ている部分を見つけたり、自然と寄り添える部分を探せばいいのです。

その気持ちが「つまりは探しにいこう 二人の最大公約数を」という歌詞に込められています。

「声にならぬ想い」も無理に伝える必要はなく、「いつか僕も分かる時まで」ゆっくり一緒に進んでいこうと彼女に優しく語りかけます。

別れを綴った失恋ソング?


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君の心は僕の2倍 僕の小指は君の2倍
一つ分かっててほしいのは 愛されたい気持ちは君の5倍
≪最大公約数 歌詞より抜粋≫
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主人公から見て彼女は心の大きい人のようです。

「僕の小指は君の2倍」もあるのに心は身体の大きさに比例していないことが情けなく、対して身体は小さいのに心が大きくて自分を包み込んでくれる彼女のことを眩しく想っている様子が垣間見えます。

そして「愛されたい気持ちは君の5倍」もあるから、できるだけしっかり愛情表現をしてほしいという率直な想いを伝えています。

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「別れよう」って言われる2秒手前 涙はかろうじてまつ毛の手前
本日100回目のごめんね 呆れて君は 笑ったね
別れる 理由 3つあるなら 別れない理由100探すから
カランコロン カランコロン きっと
≪最大公約数 歌詞より抜粋≫
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この歌詞からすると、2人に大きな別れの危機がやってきたのでしょう。

彼女が今にも「別れよう」と告げそうで、主人公は涙が込み上げてきます。

温かいカップルの雰囲気を描いていた『最大公約数』は失恋ソングだったのでしょうか?

続く歌詞で彼からの「本日100回目のごめんね」で呆れた彼女が笑っている様子から、別れる一歩手前で関係は持ち直したと考察できるでしょう。

「別れる理由3つあるなら別れない理由100探すから」の言葉に、彼の愛情の大きさが感じられます。

3と100の最大公約数は1なので、別れる理由があるとしても別れたくない気持ちがある限り分かり合える可能性はゼロではないはずだという強い想いが読み取れます。

「カランコロン」というフレーズは、下駄の足音やドアに取り付けられたベルの鳴る音を表す場合によく使われる語です。

正しい意味は不明ですが、別れの危機を脱した2人が話し合っていた喫茶店を出て並んで歩いている様子が想像できる気がします。

どういう意味が込められているにしても、希望をイメージさせるような明るい音が歌詞のストーリーを引き立てていますね。

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とれそうなポッケ覗いたんだ
消えそうな想い詰め込んだんだ
崩れそうな夜も超えたんだ
二人で
僕が君に描く想い 君が僕に抱く想い
違ったって 一つじゃなくて いいと思う
分かり合えない想いは 無理に頷くためではなく
いつかの楽しみに そう とっとこう
≪最大公約数 歌詞より抜粋≫
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「とれそうなポッケ」はいつ壊れるか分からない2人の関係の比喩と解釈できます。

実際に別れそうになることが何度もあったようですが、その度に謝ったり別れない理由を挙げたりしてそこに愛情という「消えそうな想い」を詰め込んできたので、2人は今日まで恋人としてやってこれました。

そうした日々を乗り越えて、主人公はお互いに対して抱いている想いが「違ったって 一つじゃなくていいと思う」と結論を出します。

分からないのに分かった振りをしてその場しのぎで相手を満足させるよりも、いつか来るだろう分かり合える時の楽しみにとっておこうよという前向きな姿勢が彼の人の良さを示しています。

計算間違いがある理由とは


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何を求めるでもなく 無理に意味を添えるでもなく
つまりは探しにゆこう 二人の最大公約数を
僕は僕で君は君 その間には無限に
あるはずだよ 二人だけの公約数
≪最大公約数 歌詞より抜粋≫
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「僕は僕で君は君」とあるように、それぞれ違う人間なのですれ違ったり思うようにならないことばかりです。

それでも2人の間には2人にしかない共通点や通い合う想いがたくさんあるはずです。

だから合わない部分の多さに諦めてしまうのではなくその中の合う部分を一緒に見つけていこうと、これからも恋人を続けていくための折衷案を彼女に提案しています。

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君が8なら僕は2になる 僕が10なら君は5になる
君+僕は何だろう 僕-君は何だろう

雨のち晴れのち曇り 僕のち君のちつまり
そうやって これからだって やっていこう
≪最大公約数 歌詞より抜粋≫
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「君が8なら僕は2になる」のフレーズは最大公約数の計算としては間違いです。

しかし、それこそが彼の伝えたい気持ちを言い表していると思われます。

8の最大公約数は4なので彼女が8の時には彼は4でなくてはいけませんが、ここでは「2になる」と言っています。

ここまでの歌詞で、主人公はよくできた彼女とは違う自分を少し不甲斐なく思っているようでした。

その点をふまえると、彼女にとっての最大公約数のような大きな存在になれるほど自分はできていないけれど、せめてその手前の2くらいにはなっていたい、そのために君を知る努力をしていきたいという想いが見えてくるのではないでしょうか。

続く「僕が10なら君は5になる」とは、主人公の10と2の最大公約数が5であることからすでに彼にとっての彼女は何よりも大きな存在で大切な人だと示していると考察しました。

不釣り合いに思えることがあるとしても、2人が一緒にいるとどうなれるのか、君を失ったら僕はどうなるのかと考えながら、これからもちょうどいい関係を築いていきたいと考えているのでしょう。

雨の日もあれば晴れたり曇ったりする日があるように、恋愛も浮き沈みがあっていつも順風満帆とはいきません。

それでも、それぞれの色んな部分を分かち合いながら「そうやってこれからだってやっていこう」と将来を誓う様子に純粋な愛情が感じられますね。

ロマンチックな愛の歌詞を味わおう

最大公約数』の歌詞はRADWIMPSらしい印象的でロマンチックなフレーズが散りばめられています。

恋人を一途に想う主人公の気持ちは、片思い中の人にも倦怠期のカップルにも恋の魅力を再確認させてくれるでしょう。

ひとつひとつの歌詞の意味を考えながら、改めてじっくり聴いてみてくださいね。

野田洋次郎(vo/gt/pf)、武田祐介(ba) (山口智史(Dr)、桑原彰(Gt)は活動休止中) 2001年結成、2005年メジャーデビュー。 ジャンルという既存の枠組みに捉われない音楽性、恋愛から死生観までを哲学的に、ロマンティックに描いた歌詞で、思春期を過ごす世代を中心に幅広い層に大きな支持を受けて···

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