圧倒的歌唱力で人気の歌手Raychellとは
今大注目のアーティスト・Raychell(レイチェル)は、これまで映画の主題歌やアニソンなど数々のタイアップを務めてきた女性シンガーソングライターです。2010年にLay名義でメジャーデビューを果たし、2013年から現在のRaychellに改名して活動しています。
どのジャンルの楽曲も華麗に歌いこなす圧倒的な歌唱力の高さで外国人ファンも多数。
パワフルで芯がありながらも透き通るような美声は、一度聴けばハマること間違いなしです。
特にビブラートの効いた高音の伸びが気持ち良く、楽曲の世界観にリスナーを引き込んでくれます。
バンドボーカル・ベーシスト・声優と幅広く活躍
ソロ歌手としてだけでなく、2017年に復活したヴィジュアル系ロックバンド・SHAZNA(シャズナ)の新メンバーとして加入し、2ndボーカルも務めています。またRaychellといえば、キャラクターとリアルライブがリンクする次世代ガールズバンドプロジェクト『BanG Dream!(バンドリ!)』の出演者としてご存じの方も多いでしょう。
第3のリアルライブバンドとして誕生した「RAISE A SUILEN(レイズ ア スイレン)」のベース&ボーカル・和奏レイ/レイヤ役として、音楽活動と共に声優も担当しています。
さらに舞台「BIOHAZARD THE STAGE」やミュージカル「バイオハザード・ ヴォイス・オブ・ガイア」、2017年には香港映画『愛・革命』への出演など女優としても活動中。
韓国・台湾・タイをはじめ、アジアを中心に国外にも活躍の場を広げています。
ラジオパーソナリティも務めており、どの分野でも持ち前の表現力で自在にこなす魅力あふれるアーティストです。
小室哲哉とのコラボ曲収録!ニューアルバム「DON'T GIVE UP!」
2022年11月16日、Raychellの約5年ぶりとなるオリジナルアルバム『DON'T GIVE UP!』がリリースされました。収録曲には『WAR OF THE VISIONS ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス 幻影戦争』のテーマソング『All for Love』や自身で作詞作曲をした楽曲など、幅広い活躍を見せるRaychellだからこそ表現できるストーリー性を感じるコンセプトアルバムとなっています。
さらに小室哲哉とコラボし、“Raychell×Tetsuya Komuro”としてglobeのカバー曲を2曲収録。
満を持してリリースされた豪華なアルバムから、特に注目したい楽曲を3曲紹介します。
DON'T GIVE UP!
タイトル曲で最新シングルの『DON'T GIVE UP!』は、Raychellが「全ての方に贈る、私からのエール曲」と語るパワフルなロックナンバーです。
幅広いジャンルで活躍してきたRaychellですが、現在に至るまで「何度も後ろ指刺されてバカにされても、何度も何度も挫折して“夢”を諦めずにここまで歌を続けてきた」と振り返っています。
そして「まだまだ私も夢の途中だけど、やれて来れたからこそ、みんなにも伝えたいと思い歌詞にして歌いました」とコメント。
その言葉通り、歌詞には少女なら誰もがおとぎ話のお姫様に憧れたように、輝く世界への夢を諦めず進むことの大切さを綴っています。
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花は散り際が美しい
食は腐り際が美味しい
人は腐ったなら 終わり
自分次第 花咲かせましょう
≪DON'T GIVE UP! 歌詞より抜粋≫
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花は散り際、食べ物は腐り際が一番良い時だとしても「人は腐ったなら終わり 自分次第 花咲かせましょう」というフレーズに、どんなに困難に思える夢でも自分の努力次第で掴み取れると勇気づけられるでしょう。
息継ぎすらもかっこよく、Raychellのクールかつ甘さも含んだ歌声がリスナーの心を奮い立たせてくれます。
リリース日に公開されたステージシーンを織り交ぜたMVでは、彼女の色気と表現力の高さが堪能できるのでそちらも要チェックです。
Anytime smokin' cigarette〜Raychell×Tetsuya Komuro〜
小室哲哉とRaychellのコラボが実現したのは、数年前の深夜のスタジオでの出会いが発端だそう。スタッフに紹介されセッションを勧められた小室は、自身が酔いまかせに自由に弾いたピアノに、打ち合わせもなく合わせたRaychellの歌を「エモーショナルでパワフルで繊細」と絶賛しています。
その時の歌とピアノだけのアンサンブルを記録した貴重なファーストテイク音源が、このニューアルバムを通してリスナーの元に届くことになりました。
そのうちの1曲は、globeの10thシングル『Anytime smokin' cigarette』のカバーです。
主人公は羽目を外す周囲の同世代の若者とは一線を引いて冷静に行動する女性。
しかし、恋人との別れをきっかけに自分の考えの浅さを悟ります。
大人の自分を演じるために吸っているタバコの苦さと人生の苦さを重ね合わせ、ゆっくりと堕ちていくような独特な世界観のミディアムチューンです。
Raychellの艶っぽい声がマッチして、大人としてうまくやっているつもりなのに、思うようにならないもどかしさがありありと表現されています。
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I don't want be a DOLL
I don't need no RAIL
I don't know RULES
私だけのRUALじゃ 生きれない
≪Anytime smokin' cigarette 歌詞より抜粋≫
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「私だけのRULEじゃ生きれない」の歌詞には強く感情がこもり、まるで若者の複雑な気持ちを代弁してくれるかのようです。
ピアノの軽快なサウンドとのギャップにも引き込まれますよ。
Precious Memories 〜Raychell×Tetsuya Komuro〜
Raychell×Tetsuya Komuroによる2曲目は、globeのデビューアルバム収録の『Precious Memories』のカバーです。再会した旧友とバーでカクテルを飲みながら語り合うという構図のこの曲は、リズム感の良いピアノの旋律がどこか懐かしい気分を呼び起こしてくれます。
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偶然 街ですれ違っても
気付かずに お互いの道を目指してる
≪Precious Memories 歌詞より抜粋≫
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歌詞では特に社会人になると痛感するこのフレーズが印象的です。
かつては仲の良かった友達もそれぞれの時間を生きていて、その中で誰もが多くの大切な思い出を失っていっているのかもしれないと思う寂しい気持ちが表れています。
そんな温かさと切なさが入り混じる空気に、Raychellの穏やかで優しい歌声が彩りを加え、寂しいけれど仕方がないことと受け入れながら前に進もうとする女性の姿が想像できるでしょう。
年齢を重ねるごとにいっそう心に沁みる名曲が、Raychellの歌唱によって一味違う仕上がりになっているところに、ぜひ注目してください。
Raychellの魅力を存分に味わって
歌に演奏、芝居とボーダーレスに活躍するRaychellは、表現者として語り尽くせない魅力を持っています。年内には単独ライブが開催されるほか、アルバムリリース記念のイベントも予定されており、ソロアーティストとしてのRaychellの活躍からも目が離せません!