初の単独ライブを経て完成した4thシングルが話題
2022年末の第73回NHK紅白歌合戦の出場が決定した大人気9人組ガールズグループ・NiziU。8月より7都市で開催された初の単独アリーナツアー「NiziU Live with U 2022 “Light it Up”」では約15万人を動員。
さらに“日本人女性アーティスト史上最速”となるメジャーデビューから約1年11ヶ月で、初のドーム公演「NiziU Live with U 2022 “Burn it Up”」も大成功を収め、2022年はNiziUにとって大いに実りある一年となりました。
そんな中、東京ドーム公演で初披露された「Blue Moon(ブルームーン)」をタイトル曲とする4thシングルが12月14日に配信リリースされ、注目を集めています。
「Blue Moon」はライブを通して生まれたNiziU初のウィンター・バラードソングです。
7月リリースの前作「CLAP CLAP(クラップクラップ)」はライブのために作られた気分を盛り上げる楽曲でしたが、今作は実際に初の単独ライブで広い会場を埋め尽くす大勢のファンとの対面を果たした彼女たちが感じた想いを“大切な人を想う気持ち”と重ねて描いています。
またカップリングの『Already Special(オールレディ スペシャル)』も東京ドーム公演での披露曲で、より身近になったファンの存在によって見出した自信がない自分への自己愛や自己肯定を歌っています。
つまり「CLAP CLAP」「Blue Moon」「Already Special」の3曲から、NiziUが単独ライブを通して成長のステップを上がっていく様子を見ることができるといえるでしょう。
二度と経験できない“初めて”を味わった今だからこそ表現できる瑞々しい感情を届ける特別な1枚となっています。
ファンを大切な恋人にたとえた歌詞
タイトル曲「Blue Moon」にはどのようなメッセージが綴られているのか、さっそく歌詞の意味を考察していきましょう。----------------
巡りあった頃を思い出していて
あれから季節を重ねたね
広がる銀世界
君に出逢ってから彩られ
変わる So colorful
≪Blue Moon 歌詞より抜粋≫
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主人公は恋人と出会った頃のことを振り返りながら、重ねた季節の中で積み上げたたくさんの思い出のことを考えています。
それはNiziUがファンと出会い、ここまで共に積み重ねてきた月日を思い返している姿と解釈できます。
ライブでファンの姿を目にし、改めてファンのおかげで自分たちの世界が鮮やかに色づいたのだと確信する様子が見えますね。
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初めてわかったよ、一緒に過ごせる
冬はこんなにあたたかいのね
君の温もりがこの胸の中残り
Warm inside
積もる、あたたかいMemory
雪のカケラの様に一瞬で
しあわせな時間は溶けてゆくの
離れ離れでさみしいけど
伝えたいよ、消えないこの想い
君のもとへ舞い落ちてゆく
≪Blue Moon 歌詞より抜粋≫
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大切な人がいても、遠くにいるのとすぐそばにいるのとでは存在の感じ方は変わります。
目の前にその大切な存在を見た彼女たちは、「一緒に過ごせる冬はこんなにあたたかいのね」と幸せを噛み締めています。
それでも「一瞬でしあわせな時間は溶けてゆく」もの。
一緒に過ごす時間が終われば、また離れ離れになってしまいます。
しかし寂しくはあるけれど、離れていても大切だという想いは消えません。
舞い落ちる雪のように、その想いがファンの元へ届くようにと願っています。
消えないこの愛を伝えたい
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笑い合うたび白くなる息
Smileの君もすぐに見える距離
空から降ってきた
雪はなぜか甘い味がした
愛おしいこの瞬間を閉じ込めたい
Make it freeze
また寄り添う時まで
≪Blue Moon 歌詞より抜粋≫
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愛する人の白い息や笑顔がすぐに見える距離にいられることは幸せなことです。
「空から降ってきた雪はなぜか甘い味がした」という歌詞は、その幸せの尊さを象徴しているように思えます。
そして決して不変ではないからこそ、再会しまた寄り添う時まで「愛おしいこの瞬間を閉じ込めたい」と願います。
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ふたり、紡いだ思い出が
凍えた心を包み込んで
今はそばに居られないけど
伝えたいよ、消えないこの愛が
君のもとへ舞い上がってゆく
≪Blue Moon 歌詞より抜粋≫
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今のステージに立つまで、さまざまな苦労や不安があったでしょう。
そんな「凍えた心を包み込んで」くれるのはふたりで「紡いだ思い出」。
そばにいられない時間も「消えないこの愛」を全力で伝え、感謝を示そうとする気持ちが歌詞から感じられます。
幻想的な“Blue Moon”に込められた意味とは
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結ばれてる心は
君と逢えない間も
灯されてる、同じ Blue Moon
離れている時でも
ふと夜空見上げたら
輝いてる、ふたりを繋ぐ同じ Blue Moon
Blue moon light, Shining over us so bright
Blue moon light, Shining over us so bright
≪Blue Moon 歌詞より抜粋≫
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爽やかに歌い上げられるサビには、NiziUとファンの絆の強さが綴られています。
「結ばれてる心は君と逢えない間も灯されてる」というストレートな言葉の通り、この温かな関係は日々深まっていくものです。
そして「離れている時でもふと夜空を見上げたら輝いてる」月のように、ファンはNiziUにとって、またNiziUはファンにとっていつもそばにいる存在です。
シングルのジャケットでNiziUと月がすぐそばにあることからも、このメッセージが伝わってきます。
タイトルとしても掲げられている「Blue Moon(ブルームーン)」はその呼び名の通り、青く見える満月のこと。
稀でいつ起こるか予測できないことから、めったにないことを意味するモチーフでもあります。
つまり、大切な存在がいることやそばにいられる時間の貴重さを表しているのではないでしょうか。
また幻想的に輝く青い月のように、ライブ会場が青いペンライトで満ちる情景を想像しているのかもしれません。
後半の英語詞は、日本語訳で「青い月の光は私たちを明るく照らしている」となります。
どこにいても「ふたりを繋ぐ同じ Blue Moon」の光に包まれ、互いを想い合う様子が見えてくるでしょう。
----------------導いてくれる光があれば「吹雪」のように周りが見えない時も歩んでいけます。
吹雪の中も歩んでいけるの
君のこと想えば
きっとすぐ逢えるから
≪Blue Moon 歌詞より抜粋≫
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ファンがいてくれれば、前に進むのが難しく思えるとしても強く進み続けられるという確信が伝わってきますね。
「君のことを想えばきっとすぐに逢える」とあるように、想う気持ちが強ければ強いほど逢えない時間もあっという間に過ぎて感じられるものです。
逢えた時の幸せを知ったからこそ、次に逢えるその時まで大切に想いを積み重ねていくことを約束する言葉に心が温まります。
NiziUの想いが伝わるウィンターソングに感動!
「Blue Moon」はメンバーからファンへの温かく強い想いが感じられる楽曲です。ウィンター・バラードのカラーシリーズ第一弾として、美しく輝くブルーの世界に感動することでしょう。
ここからますます世界的アーティストへと飛躍するNiziUの活躍にぜひ注目してください!