人気番組の主題歌として書き下ろし
独特な世界観が人気のアーティスト『水曜日のカンパネラ』。2021年に初代ボーカル・コムアイから2代目ボーカル・詩羽へと変わり、その後リリースした楽曲『エジソン』が大ヒットしました。
そんな『エジソン』のリリースから約1年、待望の新曲『赤ずきん』が再び話題を呼んでいます。
同曲はABEMAの人気恋愛番組「隣の恋は青く見える4」の主題歌として書き下ろされたもの。
有名な童話「赤ずきん」にリンクさせた個性的な歌詞をチェックしていきましょう。
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森の向こうの離れた一等地に
通じている一本道
なのに迷った方向音痴が
ワインとケーキ持ってばあちゃんち
着いて鳴らしたチャイムはフェイクで
指紋認証は2秒で一致
ドアを蹴破り部屋見渡したら
思いっきり怪しい気配を察知
≪赤ずきん 歌詞より抜粋≫
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冒頭で歌われているのは、赤ずきんと思われる主人公の様子。
指紋認証機能がついていたり、赤ずきんがドアを蹴り破ったりと、童話の赤ずきんとはやや異なる世界観が印象的です。
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はい ちょっと待ってこれ
やってんな
完全にやっちゃってんな
どっからどう見たってこれ
ばあちゃんじゃなくておおかみじゃん?
ばれてんぞ ばれてんぞ
これ完全にばれてんぞ
一ミリも似てねぇかんな
さすがにこれで騙そうってのは
調子良すぎないか 大丈夫か?
≪赤ずきん 歌詞より抜粋≫
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童話のストーリーでは、赤ずきんはおばあさんに扮したオオカミに気付きません。
「なんでだろう？」なんて疑問に思ったことがある人もいるかもしれませんね。
そんな疑問を解消するかのように、こちらの物語の「赤ずきん」はいち早くオオカミの存在に気がつきます。
そして焦るどころか、少し呆れているのがなんとも面白いポイントです。
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あ、これどっきりか?
そっちのパターンか
そりゃそうだよな
OK、OK
じゃあカメラは花瓶のあたりか本の後ろか?
今すぐ終わらせてもいいけど
逆に最後まで見たい気もすんな
狼さんだって頑張ってんだから
ヒマだし付き合ってやるか
Da Da Da…
≪赤ずきん 歌詞より抜粋≫
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一連の流れを楽しむ赤ずきんの姿は、頼もしさすら感じますね。
バレバレの嘘をつくオオカミに呆れる赤ずきんの様子は、サビでも歌われています。
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全然似てないね
だいぶ無理あんね
リアクションに困るのは
ちょっとBaby
全然似てないね
だいぶ無理あんね
リアクションに困るから
もうちょっと似せといて
≪赤ずきん 歌詞より抜粋≫
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このあと一体どうなるのでしょうか？
赤ずきんのお説教内容に注目！
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コスプレ・変装・特殊メイクから
ドンキで売ってるパーティグッズ
何でも良いけど
大事なのはまず気持ちだよね
騙す気あるの?
≪赤ずきん 歌詞より抜粋≫
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おばあさんがオオカミであったことに恐怖を覚えるどころか、「騙す気あるの？」とやや怒り始める赤ずきん。
本来の童話にはない展開で、とても面白いですね。
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確かにそうだな
その努力は認めてあげよう
リスクも背負ってる
腹も減っててこれっきゃないって
思ったんだろうな
そりゃしゃあ無しか
でもこれじゃさすがに通用しないよね
業界厳しいからさ
子供のあたしも2度見したね
童謡の中で動揺したね
≪赤ずきん 歌詞より抜粋≫
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赤ずきんはオオカミに対し、とことん上から目線。
それでいて赤ずきんは子供であることに驚きます。
「童謡の中で動揺したね」というフレーズもとてもユニークで印象的です。
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腹いっぱい食ってもいいけど
その分働かなきゃ詐欺だよな
今日は反省して次頑張ろうな
多分今日が最後だけどな
モノマネでもフェイクでもいい
ここまで来たら関係ないし
嘘の嘘まで
信じさせたらホンモノじゃん
≪赤ずきん 歌詞より抜粋≫
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上から目線の赤ずきんは、さらにお説教を始めます。
可愛らしい赤ずきんが屈強そうなオオカミに説教をしている姿は笑えますが、実はここには大切なメッセージがたくさんあるのです。
次があると思って行動していたらダメだということ、仮にフェイクでも誰かを信じさせるほど自信を持つことが大切であること。
これは私たちの人生の中でも生かせそうな教訓ですね。
コテンパンにやられたオオカミ
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だけど
全然似てないね
だいぶ無理あんね
リアクションに困るのは
ちょっとBaby
全然似てないね
だいぶ無理あんね
リアクションに困るから
もうちょっと似せといて
Da Da Da…
≪赤ずきん 歌詞より抜粋≫
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怖がるどころか、「リアクションに困る」とまで言われてしまったオオカミ。
しかも、子供である赤ずきんに「Baby」なんて呼ばれています。
一体オオカミはどんな表情、心情で赤ずきんの言葉を聞いていたのでしょうか？
ここまでくるとオオカミがかわいそうに思えてきますが、中途半端はNG。
私たちも中途半端な気持ちでいるのではなく、強い意志を持って生きるよう、この楽曲から学びましょう。
アニメーション×実写のMVも必見
以上、水曜日のカンパネラ『赤ずきん』の歌詞について解説しました。同曲にはストーリー性たっぷりのアニメーションMVも制作されています。
しかも、ボーカル・詩羽が登場する実写映像とドッキングされているのが面白いポイント。
MVの世界観、詩羽のファッションや表情にも注目しながらチェックしてみてくださいね！
