青春を応援するポップソング「青春ラプソディ」
なにわ男子の4thシングル『Special Kiss』が2023年3月8日にリリースされました。
こちらは、メンバーの高橋恭平が主演を務めるラブコメ映画「なのに、千輝くんが甘すぎる。」の主題歌及び、ソフトバンク「なにわ男子HOUSE」のCMソングに起用されました。
2曲目に収録された『青春ラプソディ』は、ベネッセコーポレーション「進研ゼミ」のCMソング。
なにわ男子のグループ色がたっぷり詰まった本作は、前向きな歌詞で聴く人の背中を自然と押してくれます。
同CMにはなにわ男子も出演し、勉強を頑張る子供達を全力で応援しています。
作詞・共作曲を手掛けた辻村有記と伊藤賢は、ジャニーズグループや坂道グループの楽曲を中心に何度も共同制作してきました。
ジャニーズ関連の代表作には、Hey! Say! JUMPの『ファンファーレ!』や『a r e a』、NEWSの『鳴神舞』『A Real Man』等が挙げられます。
『青春ラプソディ』はジャニーズイズムを熟知したベテラン制作陣が、新しい時代を駆け抜けるなにわ男子に託した作品なのです。
“青”に掛かった言葉遊び
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逃げない 負けない 止めない 辞めない 足りない 消せない
拙い 言葉は いらない 覚めない しょげない 折れない もう一回
逃げない 負けない 止めない 辞めない 足りない 消せない
感情ぐるぐる ないないの歌 青春Ready Go!
≪青春ラプソディ 歌詞より抜粋≫
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冒頭では、まるで早口言葉のようにテンポ良く歌詞をまくしたてていきます。
踏ん張れそうなフレーズのオンパレードは、いつの間にかネガティブな気持ちを吹き飛ばしてくれるのではないでしょうか。
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お隣と比べては 情けない気持ちになる
青い春 隠し事 「いつの日か笑えますように」
憧れはSweet 張り合うように
求めるのはSweets Complicated!
駆け引き 駆け出せ 無我夢中で 思い届け
≪青春ラプソディ 歌詞より抜粋≫
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本作は“青春”がテーマということで「青」というキーワードが、様々な箇所に散りばめられています。
「青い春」と明確に登場することもあれば「お隣と比べては~」のように隠された意味合いが示唆されているパターンもあります。
このフレーズは、恐らく“隣の芝生は青く見える”ということわざと掛かっているのでしょう。
他人を羨ましく思うのではなく、無我夢中になって自分の道を突き進もうというメッセージが浮かび上がってきます。
未来に向けたポジティブさ
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ギュッと もっとグッと 胸打つ世界に染まる僕ら
そして Good! 親指立てて Smile ハジけ出すんだ
だから ずっと この先の未来の話しようよ
答えなんてもう 自分次第
≪青春ラプソディ 歌詞より抜粋≫
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「ギュッと もっとグッと」というオノマトペがとても可愛らしく、同時に青春の甘酸っぱさを端的に表現しています。
本作の魅力は、常に未来に向けてポジティブな姿勢を貫いていることです。
今という時間を不安な感情に費やすのではなく「この先の未来の話しようよ」とあえて言葉にすることで、次に進むきっかけを築いているのではないでしょうか。
誰かが提示した不確かな「正解」にハマろうとするのではなく、自分だけの「答え」を見つけていくのが人生なのかもしれません。
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Life is Beautiful 巡り巡って 道なき道 風が吹く
やる気は勇気 今 変われ!
≪青春ラプソディ 歌詞より抜粋≫
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まだまだ続く長い道のりの中で、青春時代はスタートラインと言えるでしょう。
もしかしたら、これから進む先には道がないかもしれませんし、ひたすら遠回りしなくてはならないかもしれません。
しかし、同じ場所を堂々巡りしていると思っていても、突如として新たな道が切り拓かれる可能性は十分にあるのです。
少しの勇気と共に前向きな気持ちで歩み続ければ、きっと素敵な日々が待っていることでしょう。
自分らしく頑張る為の応援歌
今回はなにわ男子の4thシングルから『青春ラプソディ』の歌詞をご紹介しました。まさに「自分らしく頑張りたい人」にピッタリの応援歌ではないでしょうか。
なにわ男子の明るく柔らかい雰囲気とマッチした本作は、何もかも受け入れてくれるような包容力も持っています。
また、楽曲全体が遊び心にも溢れているので、ライブでも盛り上がれること間違いありません。
『青春ラプソディ』を聴きながら、なにわ男子からのエールを堪能してみてはいかがでしょうか。