Laughing Hickはどんなアーティスト?メンバーや特徴を紹介
Laughing Hick(ラフィング ヒック)は山梨発の3ピースギターロックバンドです。2017年にホリウチコウタ(Vo/Gt)が同郷の後輩であるたいち(Dr)らを誘い結成されました。
ホリウチのややかすれた低音ボイスにファルセットの交じる色気のある歌声と、洗練されたバンドサウンドが早耳リスナーの間で話題に。
そこから、人気YouTuberやインフルエンサーたちが楽曲を使用するようになったことで、着実に注目度を高めてきました。
2023年1月からはサポートメンバーだったあかり(Ba)が正式加入し、新体制となってますます勢いが加速中です。
共感性の高いエモい楽曲がZ世代に人気!
10代~20代のZ世代を中心に注目を集めているLaughing Hickですが、その人気の大きな理由は楽曲の共感性の高さです。作詞作曲を務めるホリウチの歌詞は、時に生々しいほどリアリティがあり、心の葛藤や人の弱ささえストレートに描き出します。
しかし、ロックを軸とした爽やかでエモーショナルなサウンドに乗せて歌われることで、それらのフレーズが重すぎることなく心にすっと沁み込み感情に訴えかけてきます。
疾走感のあるロックサウンドから心を揺さぶるメロウなバラードまで幅広く歌い上げるため、きっとお気に入りの楽曲に出会えるはず。
同じ境遇を経験したことがあるリスナーはもちろん、実際には経験したことがないリスナーでも不思議と共感できる生活感がLaughing Hickの魅力と言えるでしょう。
Laughing Hick「カシスオレンジ」がTikTokで話題の理由とは
Laughing Hickが2019年にリリースした『カシスオレンジ』が、TikTokを中心にSNSで話題となっています。
『カシスオレンジ』は女性目線の失恋ソングで、浮気者の恋人に対する苦しい胸の内と愛が綴られています。
一度聴けば耳に残り自然と口ずさみたくなるキャッチーなメロディに引き込まれるでしょう。
ちなみにタイトルはカクテル言葉のついていないカシスオレンジのように、その人と付き合っていた事実はあったけれどこの恋に中身なんてなかったということを表現しているそう。
それでも多くの人にとってなじみ深いお酒であることを考えると、そんな空虚に思えた恋でも主人公にとっては大切なものだったことがうかがえます。
YouTubeで公開されているMVは735万回再生(2023年6月現在)を記録し、ドキッとさせられるようなリアルな内容が楽曲の切なさを引き立てています。
印象的な歌詞に涙するリスナー続出
歌詞全体を通して心に刺さるフレーズが多い楽曲ですが、なかでも次のフレーズは特に印象的です。----------------
欲しかったのはね
「ゴメンね」じゃなくて
「楽しかった」のひと言でいいのよ
≪カシスオレンジ 歌詞より抜粋≫
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ふらふらしてばかりの彼に謝られても余計に虚しくなるだけ。
それよりも「楽しかった」と自分との時間を肯定してもらえる方が、自分が彼を愛し続けていることに価値があるように感じられます。
もう離れるべきだと頭では考えながらも、なかなか想いを断ち切れない主人公の深い愛情が垣間見える歌詞ですよね。
そして同時に謝ることしかしない彼との会話の温度差も見えてきて、主人公の苦しさがいっそう伝わってきます。
Laughing Hickというバンドを知るにふさわしいアイコン的楽曲は一聴の価値ありです。
Laughing Hickが新曲「女だから」をリリース!
いま絶好調のLaughing Hickが、2023年7月14日に約3年半ぶりとなる待望の新曲『女だから』をデジタルリリース。タイトル曲の『女だから』は、ダンサンブルなロックサウンドに乗せて愛と欲望、虚しさや汚らわしさといった心の内側を人間臭く表現した“激情型ラブソング”です。
ずるい男性に恋をしている女性目線の歌詞と感情を吐き出すような歌声に、きっと多くの女性が共感することでしょう。
どのような内容なのか、歌詞をピックアップして考察していきたいと思います。
生々しくてクセになる歌詞の意味を考察
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お呼びじゃないのはさ
きっと私が女だから
辞められないのはさ
きっとアンタをスキだから
≪女だから 歌詞より抜粋≫
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冒頭のこのフレーズから、主人公の女性と相手の男性の複雑な関係性が分かります。
自分が女であるがゆえに彼の遊び相手の1人にしかなれず、本当の意味で彼に必要とされていないことに苦しんでいるようです。
それでもこの関係をやめられないのは「アンタをスキだから」。
「きっと」とつけているところに、その想いを認めたくない気持ちが表れています。
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スローペースで時間かけて
愛してるがバレないように
≪女だから 歌詞より抜粋≫
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彼と体を重ねる時は「スローペースで時間をかけて」、貴重なひと時を楽しみます。
もし彼女の想いが彼に伝わればこの関係は終わってしまうのでしょう。
だから「愛してるがバレないように」気を遣っていて、そうまでしても彼との時間を大切にしようとする健気な姿が切ないですね。
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朝まで待てないのは
きっと私をスキじゃないから
お口だけでいいからさ
ちゃんと言ってくれたら嬉しいわ
≪女だから 歌詞より抜粋≫
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彼が朝を待たずに帰って行くのは「きっと私をスキじゃないから」。
口先だけでも好きだと言ってくれたらいいのにと願う気持ちが綴られています。
心が通じ合わないまま体の繋がりばかり深くなる虚しさと、それでもいいから愛する人との関係を続けたいと求める想いに心が掴まれるはずです。
同時配信曲も注目!
タイトル曲『女だから』に加えて同時配信される2曲もLaughing Hickらしい個性を感じられます。恋愛に奥手な男の子の想いを甘酸っぱく痛快に描いたラブソング『ホンネ』は、恋の苦しさをも超える真っ直ぐな気持ちにきっと胸が熱くなるでしょう。
また、夢に向かう全ての人へ向けた疾走感のあるメッセージソング『ランプ』は、ライブのハイライトとしてすでにファンを虜にしている楽曲で、今回遂に音源化されることになりました。
進化を遂げたLaughing Hickの新たな魅力を感じられること必至です!
勢いに乗るLaughing Hickから目が離せない!
音楽を通して日常のリアルを共有する、いま大注目のLaughing Hick。人の不器用で不純でありながらも美しい感情を見事に描いた歌詞には、全ての人の心を優しくすくい上げるような温かさがあります。
ライブシーンでも話題沸騰中のLaughing Hickの今後の活躍にも注目していきましょう!
誰しもが抱く素直な想いや心の葛藤をストレートな言葉で紡ぎ、日常のリアルを共有する3ピースギターロックバンド。 1stAL収録「カシスオレンジ」「愛してるって」が早耳リスナーの間で話題となり各配信サービスの人気プレイリストに選出、J-ROCKチャートではTOP50内に2曲がランクイン。 また、S···