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【インタビュー】YouTube5億回再生の歌姫・ダズビーが初のオリジナルアルバム「orbit」への思いを素顔で語る

ニコニコ動画に投稿された「歌ってみた」動画の透明感ある歌声と多彩な表現力が注目を集め、現在では公式YouTubeチャンネルの再生回数が累計5.2億回以上を誇る韓国出身のアーティスト・ダズビー(DAZBEE)が、日本初のオリジナルアルバム『orbit』をリリースした。ここでは、同作の購入者を対象に行われた日本初ミニライブを終えた翌日の彼女にインタビュー。まだベールに包まれた部分も多い中、天使のような綺麗な歌声にも通じる誠実な人柄や等身大の女子らしいチャーミングな一面を見せてくれた。

「Bambi」のダンスで観客と一体になった日本初ミニライブ

──今日は日本初ミニライブを終えたばかりでお疲れのところ、貴重なお時間をいただき、本当にありがとうございます。

ダズビー:いえいえ、UtaTenはカバー曲を歌う時に日本語歌詞のフリガナを探すためによく見ているので、そのサイトからインタビューに来てくださると聞いて、今日が来るのを楽しみにしていました。


──え、UtaTenのことをご存知だったんですか!UtaTenもメジャーデビュー前からダズビーさんに注目してきたので勝手に深い縁を感じちゃっています。海の向こうでも我々のサイトを見てくださる方がいるなんて、編集部の偉い人にも「フリガナを付けてて正解だったね」と報告しておきますね。

ダズビー:(笑)


──さて、羽田空港のTIAT SKY HALLで行われた昨日のミニライブでは、昼の部と夜の部、それぞれ4曲ずつ披露されたそうですね。いろいろ初めての体験も多かったと思いますが、今の心境を教えてください。

ダズビー:おとといの夜は緊張で1時間ほどしか眠れなかったのですが、昨日は昼の部も夜の部もとても楽しいライブになりました。MCの途中で昨年韓国でリリースした『Bambi』という曲のダンスを踊ることになってしまった場面があって、その振りを観客の皆さんと一緒にできたことが一番の思い出です。


──「なってしまった」ということは、踊ることは当初の予定になかったんですか?

ダズビー:練習はしていましたけど、まさか本当に踊ることになると思っていませんでした。昼の部では少し間違えてしまって恥ずかしい思いをしましたが、夜の部ではちゃんと踊ることができました。


──日本のファンの前で歌うのは初めての機会でしたか?

ダズビー:数年前に他の歌い手の方と一緒にステージに立ったことはあるのですが、その時はただただ緊張したという記憶しかなくて…。日韓の文化の違いというか、韓国のライブはみんなで踊って楽しむような雰囲気なのですが、日本のライブは皆さん静かで穏やかな雰囲気で始まるので、歌い出しでとても緊張したことを覚えています。


──「歌ってみた動画」で人気の『忘れじの言の葉』や『回る空うさぎ』にしても、ダズビーさんの魅力は何といっても綺麗な歌声なので、日本のファンは少しでも声を聴き逃さないように静かになってしまうんでしょうね。今回は緊張せずに歌えましたか?

ダズビー:いえ。やっぱりライブとなるとまだ緊張してしまって、今回も最初から最後まで全部を楽しめるほどの余裕はなかったですね(笑)。


さまざまな人間の「感情」をテーマにした曲を集めた「orbit」

──2022年3月のメジャーデビュー後に発表した6曲の配信シングルに加え、4曲の新曲を収録した初オリジナルアルバム『orbit』を9月にリリースされました。本作はどんな一枚になっていますか?

ダズビー:「歌ってみた」動画でメジャーデビュー前から私を知っている方々も聴いてくださる一枚になると思ったので、ファンの方々が期待するようなジャンルがいいのか、それとも私が得意だと思っているジャンルがいいのか、どんなアルバムにするのがいいのか随分と悩みました。その上で今回は新しいダズビーの姿をお見せしたいと思い、これまであまり歌ってこなかった曲調の楽曲にもチャレンジしています。

▲DAZBEE(ダズビー) 1st Album 「orbit」 クロスフェード

──『orbit』というタイトルは直訳すると「軌道」という意味ですが、アルバム全体を通じたコンセプトを教えてください。

ダズビー:「三つ編みの少女が『アカシックレコード』という宇宙の図書館でひとつずつ人間の感情を学んでいく」というのがダズビーの世界観なので、『orbit』もひとつひとつの曲が何らかの感情をテーマにしています。例えば、『シュガーコート』は「恋愛における執着」をテーマに執着の中で無気力になったり、デリケートになる瞬間を表現していますし、『愛じゃない』は「本当の愛」をテーマに自分でもわからない複雑な感情を歌っています。


──本作はダズビーさん初のオリジナルアルバムであるとともに、メジャーアーティストとして初のCDリリースですね。やはりデジタル配信のリリースとは違った感慨がありますか?

ダズビー:レーベルの方が韓国にサンプルを送ってくださった時に開封動画を撮ったのですが、実際に形になったCDを手にして、私のために本当に多くのスタッフの方々が協力してくださったことを改めて実感しました。CDだとショップの売り場でより広く新しいリスナーの方に私を発見してもらえると思うので、何だか日本の中に“自分の居場所”ができたような気分です。


──リリース後、おそらく今回が初めての来日ですよね。ショップに自分のCDが並んでいる様子はもう見に行きましたか?

ダズビー:実はまだなんですよ。この後、東京にあと数日滞在する予定で、プライベートの時間も少しだけあるので、渋谷のタワーレコードあたりに行ってみようと思っています。


──それは楽しみですね。ファンの方からはどんな反響が届いていますか?

ダズビー:これまではネット上のコメントなど言葉で感想を知ることがほとんどでしたが、『orbit』のリリース後はCDを写真に撮ってSNSにあげてくださる方もいて、自分のファンが実在していることを今までよりも強く感じています。MVの内容や歌詞の意味を独自の解釈で考察してくださっている方もいたりして、そうしたものを読むのも密かな楽しみになっています。


──ダズビーさんご自身も芸大を卒業されていて絵を描かれるそうですが、ジャケットとかロゴなど、アートワークにもダズビーさんのこだわりが反映されているのでしょうか。

ダズビー:初回限定盤、FC限定盤、通常盤でそれぞれ別のジャケットイラストを使っているのですが、どのイラストも感情を覚える女の子の顔が「無表情」という点は一貫しています。ぜひイラストにも注目していただきたいです。

ネガティブな気分を天気のせいにする気持ちに共感できる「オセロ」

──メイントラックである『オセロ』は、ダズビーさんにとってどんな曲になりましたか?

ダズビー:『オセロ』は”曖昧な男女関係”をテーマにしていて、その中で白黒をはっきりさせたい複雑な感情を歌っています。曲をいただいた時に、一度聴いただけでサビが頭から離れないくらいの中毒性を感じて、すぐに好きな曲になりました。ただ、テンポがすごく早い曲なので、最初は自分に歌えるかという不安もあって、いろいろな歌い方を試しました。そういったこだわりも含めて聴いてもらえたら嬉しいです。

▲DAZBEE (ダズビー) | ‘オセロ (Othello)’ M/V

──『オセロ』の中でお気に入りの歌詞を教えてください。

ダズビー:2番のはじめにある<不安定で湿っぽい ふりそうでふらない曇天 蒸し暑さだとか気圧差だけのせいかい このわだかまりは>というフレーズですね。ネガティブな気分になった時に天気のせいにしたくなる気持ちに私も共感できるので。



──日本語の意味を理解したり、感情移入が難しかった部分はありますか?

ダズビー:<暇人か魔人か混じっちゃって見分けがつかないや>という部分の“暇人”と“魔神”の意味が分からなくて最初に調べた記憶があります。それ以前に、実はオセロというゲームのことを知らなくて…。


──え、オセロって韓国にはないんですか?

ダズビー:韓国にもあるとは思うんですけど、私は遊んだことがないんです。なので、これもどういうゲームなのかって最初に調べましたね。

※編注:「オセロ」は、茨城県水戸市出身の長谷川五郎さんが少年時代に考えた遊びをもとに1973年に考案された日本生まれのボードゲーム。名前の由来はシェークスピアの戯曲から(「オセロ」公式サイト参照)


──なるほど、それではオセロで遊ぶことも今回の滞在中に体験したいことのひとつですね。歌い方で工夫された部分はどんなところですか?

ダズビー:<そりゃそうだよな>や<決めさせてくれよ>のように強い言葉が続く歌詞なので、ささやくように歌うのは似合わないと思いました。そこで、ひとつひとつの言葉に強さを込めつつ、できるだけ声を張らない歌い方を心がけました。


──同じく本作のオリジナル曲である『口笛で愛は歌えない』や『hikari』はどんな曲になりましたか。

ダズビー:この2曲はどちらも私が以前から好きだったアーティストさんに楽曲提供をお願いしました。『口笛で愛は歌えない』を提供してくださった古川本舗さんはニコニコ動画で活動されている頃から知っている方で、ずっと曲を書いていただきたいと思っていたので夢が叶った気分です。歌詞ではブリッジの<ずっと私たちの恋は、始まらないまま終わっている>というところが好きです。その後に<きっと「正しい恋」の名を、間違って覚えたんだろうね>と続くストーリーの繋がりがいいなって。

▲DAZBEE (ダズビー) | ‘口笛で愛は歌えない’ M/V


──本作の中でもゆったりとしたテンポで、ダズビーさんのしっとりした声がじっくり聴ける一曲ですよね。

ダズビー:そう言っていただけると嬉しいです。もう一方の『hikari』を作ってくださったmamericoさんはカバーしてみたい曲がたくさんあったバンドで、歌ってみた動画を撮るより前にオリジナル曲をいただけたことに感激しました。こちらは最後の<オリオン流れる 涙の果て>というフレーズが好きで、その少し前の<騒めく夜の森 煌めく波音>という歌詞も言葉から情景が浮かんでくるようで気に入っています。

▲DAZBEE (ダズビー) | ‘hikari’ M/V


夢は東京ドームワンマンライブ!

──もう少しだけお話を聞かせてください。ダズビーさんの流暢な日本語の原点はアニメ鑑賞にあるんですよね。今も日本語のスキルを磨く手段はアニメが中心ですか?

ダズビー:そうですね。最近見ているのは『月刊少女野崎くん』です。もう10年くらい前の作品ですが、何度見ても面白くて定期的に見ています。最近のアニメでは「歌ってみた動画」で主題歌の『アイドル』をカバーさせていただいている『推しの子』も好きですし、映画の『ブルージャイアント』はお話も音楽も最高でした。


──「歌ってみた動画」では、メジャーソングからボカロPの制作曲まで本当に幅広い曲を歌われています。カバーする曲を決める際は、歌詞に共感して選ぶこともあるのでしょうか。

ダズビー:たくさんあります。私は日本語の曲でも歌詞をしっかり理解しないと歌えないんです。その中で表現的に自分が持っていない新しい部分、面白いと思う部分に惹かれて曲を選ぶことは多いですね。


──私は日食なつこさんの『水流のロック』が好きで、ダズビーさんのカバーを聴いた時に、日食さんとはまったく雰囲気が異なる曲になっていて素敵でした。

ダズビー:ありがとうございます。『水流のロック』はピアノを中心に編曲して歌わせてもらった曲で、私にとっても思い出深い一曲です!



──ダズビーさんは韓国語でもオリジナル曲をリリースされていますが、韓国語の歌詞と日本語の歌詞で面白さの違いみたいなものは感じますか?

ダズビー:単純に言い切れないところもありますが、日本の楽曲は人の感情をいろんな角度から捉えて表現した歌詞が多いように感じます。特に、ボカロPの曲にそう感じるものが多いですね。


──メジャーデビュー曲の『声の在り処』では、REQさんとの共作で作詞にも挑戦されていますよね。日本語の作詞は大変だったと思いますが、今後も作詞にチャレンジしていく予定ですか?

ダズビー:韓国語の曲でも作詞をしたことはないので、日本語となるとさらにハードルが高かったです。REQさんにも相談しながらいろいろ考えて、書き終えるまで2週間くらいかかりました。もし機会があれば、次はバラード曲を作詞してみたいと思っています。



──アーティストとして、今後やってみたいことは?

ダズビー:日本でワンマンライブをやってみたいです。歌を直接お届けしたいという思いももちろんありますし、MCまで自分一人でやって、観客の方々と直接コミュニケーションを取れるようになるのが目標です。


──日本の中で「ここで歌ってみたい!」という場所はありますか?

ダズビー:う〜ん(悩)。実は日本のライブ会場は詳しくなくて…、分かるところといえば“ドーム”くらいでして…。


──なるほど、それでは「夢は東京ドームでワンマンライブ!」ということにしておきましょう。ちなみにファンとのコミュニケーションという点では、12月に特典会アプリ「チェキチャ!」で1on1のオンライントークイベントを予定されていますね。どういう機会にしたいか、もうイメージは浮かんでいますか?

ダズビー:以前、同じように一人1分間の1on1トークイベントを行わせてもらったことがあるのですが、その時は「ファンの方に満足してもらえることを言わなければ」という自分へのプレッシャーで、ちょっと気負ってしまいました。今回はそういうことがないようにリラックスした雰囲気でお話しできればと思っています。


──ダズビーさんにとってもファンの方にとっても、忘れられない機会になるといいですね。それでは最後に改めて『orbit』を聴くファンの方にメッセージをお願いします!

ダズビー:『orbit』は、どの曲もミックスや歌い方などでさまざまな試行錯誤をして、細かなこだわりを込めて作った一枚です。歌い手として私を応援してきてくださった方も、アーティストとして私を知ってくださった方も、今までにない「新しいダズビー」を感じながら聴いてください!


──ありがとうございます。またカバー曲を歌う際には、ぜひUtaTenをご利用ください!(笑)

TEXT 鈴木翔

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ハスキーな声質を清らかに通して繊細な感性を備えた貫く女性ボーカリスト。 不思議な星の図書館で過ごし、人間の感情を学ぶ少女の目線で、独自の音楽観を展開する。 その世界観をベースに、時にたおやかに、時に切なく、時につややかに歌うことを通して、情動感情の揺らぎそのものを描き出す···

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