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ロクデナシ「愛が灯る」歌詞の意味を考察!孤独な夜でも「ありがとう」を忘れない

2023年2月に配信リリースされたロクデナシ『愛が灯る』。ボーカリスト・にんじんとボカロP・MIMIがタッグを組んだ1曲です。多くのリスナーの共感を呼んでいる『愛が灯る』の繊細な歌詞には、はたしてどのような意味が込められているのでしょうか。

ボカロP・MIMIとコラボした人気曲

ボーカリスト・にんじんによる歌唱、気鋭のボカロPやコンポーザーによる作詞作曲で音楽活動を行なうロクデナシ

「次世代音楽プロジェクト」と称して着々と作品を発表している、今注目の流動的な音楽グループです。

今回考察するのは、そんなロクデナシの人気曲『愛が灯る』。

2023年2月にリリースされた楽曲で、作詞作曲は『ただ声一つ』も担当したボカロP・MIMIが手がけました。

▲ロクデナシ - 『愛が灯る』【OfficialMusicVideo】

YouTubeのMV再生回数は1600万回を超える人気ぶり(2023年12月8日現在)。

透明感のある歌声と繊細な歌詞に多くのリスナーが癒され、共感しているようです。

そんな『愛が灯る』の歌詞には、はたしてどのような意味が込められているのでしょうか。

孤独を照らす灯に「ありがとう」


まずは1番の歌詞です。

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ただいつもより寂しくなって
ぽつりぽつりこぼれる言葉
僕には何も無いようだから
涙くらい流させてくれ
≪愛が灯る 歌詞より抜粋≫
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クリスマスや年末年始、別れの春など、一人でいるといつもより寂しく感じる時期は誰にでもありますよね。

『愛が灯る』の主人公も、おそらくそのような状況で孤独に震えているのでしょう。

「僕には何も無いようだから」と、言葉にならない空っぽの思いが涙となってぽつりぽつりとこぼれ落ちている様子です。

続く歌詞はこちら。

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そうやって過ごした日々に
いつかいつか意味はできるの?
こうやって傷つく夜に
ひとつ光の音が
≪愛が灯る 歌詞より抜粋≫
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つらい過去も振り返ってみると良い経験だったというのはよくある話ですね。

ただ、苦しい日々が続いているとそうそう前向きにはなれません。

主人公自身、苦悩の日々に「いつかいつか意味はできるの?」と疑念を抱いています

自分で自分を言い負かすようにして傷つく夜。

そんな悩ましい夜に「ひとつ光の音が」

家族が帰ってきて部屋の外に明かりが灯ったのか、スマホに友人からメッセージが届いたのか。

一筋の希望が感じられたところで、サビの歌詞に入ります。

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嗚呼
やがて来る明日の前で
もう怖くないって言えるように
ただ愛が灯る 優しく灯る
今日は今日は笑えるように
≪愛が灯る 歌詞より抜粋≫
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これまでとは異なり、前向きな歌詞がつづられていますね。

明日を恐れずにいられるよう「ただ愛が灯る」。

MVのコメント欄などには「愛が灯る」が「ありがとう」に聴こえるという声が多く見受けられます。

孤独に震える自分に「光」を与え、心を温めてくれた誰かに感謝しているのでしょうか。

優しく灯る「愛」のおかげで、主人公は「今日は今日は笑えるように」と気持ちを切り替えることができたようですね

つらい過去も別れも抱きしめる


ここからは2番以降の歌詞を考察していきます。

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そうやって苦しい日々を
いつかいつか抱きしめられる?
こうやって泣いちゃう夜に
どうか導いてくれ
≪愛が灯る 歌詞より抜粋≫
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苦悩の日々もいつか受け入れられるのか、涙した夜は報われるのか。

そのような疑問を持ちながらも「どうか導いてくれ」と、主人公は願います。

「明るい一日へと “愛の灯火” がいざなってくれないか」と考えているのかもしれません。

続く歌詞も見てみましょう。

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知ってゆく大人になるの
その度に空っぽな心だけ
でもさ 忘れてはいないんだ
微かに残る 温もりの音
≪愛が灯る 歌詞より抜粋≫
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けっして美しいことばかりではない現実を知るのは「大人になる」ことに通じます。

ただ、世の中そう簡単に受け入れられる現実ばかりでもありません。

納得できないまま「空っぽの心」だけが残り、現実が無情に続いていくこともあるでしょう。

それでも主人公は「微かに残る温もりの音」を忘れてはいないとのこと。

これまでにもらった「ありがとう」の言葉が、心のどこかで主人公を生かし続けているのかもしれませんね。

続くサビの歌詞はこちら。

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嗚呼
やがて来る明日の前で
今描く過去の夜も夢の中
ただ愛が灯る 優しく灯る
今日は今日は笑えるように
≪愛が灯る 歌詞より抜粋≫
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泣きぬらした夜(よ)も夢の中。

明日に向かって眠り、つらい過去を少しずつ遠ざけようとしているかのような描写です。

優しく心を温める「ありがとう」を胸に、主人公は「今日は今日は笑えるように」と新しい朝を迎えるのでしょう。

最後の歌詞はこちらです。

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独りが独りが怖くって
心にちょっぴり隠してた
しんどい感情それすらも抱きしめるの

嗚呼
追いつかないまま消えてった
ならそれでもそれでもいいんじゃない?
怖くないって言えるのなら 今日は
≪愛が灯る 歌詞より抜粋≫
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孤独への恐怖心すらも受け入れ、新しい一歩を踏み出した主人公。

追いつかないまま消えていくというのは、遅れをとったまま誰かと連絡が途絶えてしまうようなイメージでしょうか。

自然に繋がりが失われていくのは珍しい話ではありません。

そのような消失や別れを「それでもいいんじゃない?」と認めている主人公は、どこか成長したようにも見えますね。

明日を恐れず、別れを恐れず、前を向いて自分の人生を歩んでいく。

そんな生き方を主人公が選べたのなら、きっと“泣いちゃう僕”を隠すためではなく愛や優しさのために笑うことができそうですね

「ありがとう」が灯る、愛の歌

今回は、ロクデナシ『愛が灯る』の歌詞の意味を考察しました。

冷たく寂しい孤独な日々にポッと明かりが灯るような、繊細で温かい愛の歌でしたね。

「愛が灯る」の歌い方が「ありがとう」に聴こえるのも、心温まる粋な仕掛けでした。

孤独に押しつぶされそうになる瞬間は誰にでも訪れるもの。

独りよがりに終始せず、そんなときにこそ感謝の心を思い出すことができたら素敵ですね。

この特集へのレビュー

女性

チャコペンシル

2024/09/12 22:45

なるほど、、、

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