グラビアの聖地・書泉グランデで行われたイベント
2023年12月24日(日)に書泉グランデ(東京・神保町)でラッパーの呂布カルマが写真集スタイルのルックブック『カルマ』の発売を記念し、お渡し会を行った。
書泉グランデといえば、”SHOSEN”というパネル前で数多くのグラビアアイドルがイベントを行なってきたグラビアの聖地。そんな聖地にグラビアディガーとして自身のSNSやメディアで注目のグラドルを紹介している呂布カルマが立つということだけでも話題性は抜群だが、今回のイベントは日本人ラッパー初の単独写真集を引っ提げての特別なイベント。
ルックブック『カルマ』は、自身が公認大使を務めるスポーツカジュアルブランド「DUNLOP REFINED(ダンロップリファインド)」が新たにアパレルラインを発売するにあたり制作されたもので、2023年10月にウェブ上で公開されたコンテンツが大きな反響を呼び、この度、書籍化されたものだ。
お渡し会の開催に先立ち行われたメディア対応の時間では、多くの報道陣が集まる中、登場した呂布カルマは予想以上の報道陣の数に驚きつつ、「おお!」と笑みを溢しながら、記者会見に臨んだ。
やはり、”SHOSEN”というパネル前に立つことに感慨深い様子の呂布カルマ。「感動ですね」とひと言発すると、司会者より「自身が写真集を発売することについて」と質問されると、「悪い冗談ですよね。悪ふざけだなと思いました」と会場の笑いを誘った。
今回の写真集は、インドでの撮影だったということもあり、自身の世界観が大きく変わったとも話す呂布カルマ。「文化圏が違いすぎて、何から何までカルチャーショック。大変でした。1秒でも早く帰りたいと思いながら撮影をこなしました」と撮影時の苦労を吐露。司会者から、「グラビア的なこだわり」と問われると、少し笑みを浮かべながら、「ダンロップがかっこよく見えるように。あとは、辛くて早く帰りたいなと思っていました」と再びインドの撮影が厳しかったことに触れていた。
会見の中では、今回の写真集の目玉でもある袋とじの開封の儀も行われ、恥ずかしそうに笑みを浮かべながら「生きてて、自分の袋とじを開けることないよな(笑)、なんなんこれ(笑)」とひと言。カメラマンの「袋とじの中身をもっと見せてほしい」という要望には、「自分で開けてくれよ!」とツッコミを入れている姿が印象的だった。
日本人ラッパー初の写真集発売に、「自信になります」と答えた呂布カルマ。
ここからはUtaTen単独インタビューの様子を紹介していく。
特別インタビューを敢行
――お渡し会というイベントは、呂布カルマさん自身でも初の出来事だと思うのですが、いかがでしたか?
報道陣の数に圧倒されましたね。びっくりしました。
――後ほど、お客さんとの交流もありますね。
そうですね。CDショップでのイベントは経験したことはあるんですけど、本というのは初めての経験ですよね(笑)。
悪ふざけでもあり、貴重な経験
――率直に写真集を出すということに対してどんな感情を抱かれましたか?こういう悪ふざけでもなければないことだと思うので(笑)。自分から企画するということはありえないと思うし、ありがたいというか貴重な経験をさせていただいているなという感じです。
――ちなみに今回の依頼はスパチャで届いたというお話を耳にしました。
最初の最初はそうですね。ただ、去年靴の方ではお仕事をご一緒させてもらっていましたので、そこからアパレルをやるとなったときには連絡先も知っていたから、今回の写真集のお話はきちんとしたルートで連絡が届きました。
――でもスパチャで依頼が来るって面白い出来事ですよね?
オシャレなことをするなと思いましたね。
――ちなみに袋とじというアイデアは呂布さんからのアイデアですか?
いやいや(笑)。今回僕からのアイデアは1mmも入ってないですよ! しかも、袋とじの提案は結構ギリギリに言われた感じがするんですよ。当初のお話では言われてなかったと思います。インドに行く飛行機に乗る前に言われたくらいギリギリで言われた気がしますね。僕もインドに行って頭がパーっとなっていたので、「いいんじゃないですか」という感じだったと思います(笑)。
――流れに乗せられた感じというか。
はい。まともに思考できない感じでさせられた感じだったと思います。
――囲み取材ではインドでの撮影は過酷で早く日本に帰りたかったというお話をされていましたが、逆に楽しかった思い出や印象深い思い出はありますか?
全てが印象深いんですけど、日本に帰ってきてからインド経験のある人とはめちゃくちゃ話に花が咲きますし、テレビでもインドのネタがやっているとつい観ちゃいますし、辛かったことが逆に面白かったんですよね。日本にいてそんなに辛い思いをすることもないので、それがインドでは街を歩いていても辛いし、車に乗っていても辛いし、ずっと辛かったですね。
人生観を変えるカルチャーショック
――カルチャーショックが大きかった、と。
そうですね。日本で見ることのない光景が広がっていましたから。メンタルが削られる期間ではあったかなと思います。
――なるほど。ちなみにお食事問題はいかがでしたか?
食事はフルでカレーだったんですけど(笑)。でも、毎回極限まで疲れた状態で出てくるカレーなので美味しいんですけどね。
――撮影は1日何時間くらい行われていたんですか?
結構やりましたよ。10時間くらいかな? 毎朝5時台とか6時台に集合してそこから真っ暗になるまで撮影が続きました。
――では、グラビアアイドルの方たちのような華やかな撮影ではなかった。
きっとインドにも華やかな場所ってあったはずだと思うんですけど、そうじゃない方に行っていたので。
――人生観が変わったというお話も囲み取材ではありましたか、どのようなあたりでそう感じましたか?
衛生面の部分、道路交通事情。汚くても道路がぐちゃぐちゃでもなんとかなるんだなということ。あとは、身分制度の部分。野良犬、野良牛もたくさん出てきますし、日本とは全く違うんだなと思いましたね。
ネットや周囲のラッパーからの反響
――呂布さんにとって大きな出来事だったんですね。『カルマ』はWebで先行公開されていたと思うんですが、かなり反響がありました。この要因は?
それは「DUNLOP REFINED(ダンロップリファインド)」さんの力だと思いますけどね(笑)。
――呂布さんの周り、ラッパー界隈の方からの反響などはありましたか?
そうですね、ちょこちょこ見ていただいて。それこそインドに行ったことがあるやつとかはインドの話を仕掛けてきたりしてくれましたね。周りからも好評だったかなと思います。
――呂布さんはこれまでずっと言葉を武器に表現を続けてこられた方だと思うんですが、今回は写真ということで表現の違いを感じたことはありましたか?
撮られる側なので、指示されるがままにやったという感じです。
――でもきっとこれからご自身が表現していく中で今回の経験は大きな武器になりますよね。
うん、それはそう思います。
――そして、今回は公認大使を務める「DUNLOP REFINED(ダンロップリファインド)」とのコラボレーションだったと思います。以前からダンロップを愛用されている呂布さんはどのあたりに魅力を感じていたのでしょうか。
やっぱり老人が好んで履いているところとか、若者が履いてないというか。若者でも一部のオタクとかは履いていたと思うけど、HIPHOPの界隈でダンロップを履いている人がいないというとこには魅力を感じていましたね。
あとは、ダンロップはダンロップでも今回のREFINEDはシュッとしているんですけど、もともと僕が履いていたダンロップのミニ四駆感というか。ダットシューズが最近流行っていると思うけど、そんなのともまた違うボテっと感。僕は“おじん靴”と呼んでいるんですけど、そこが唯一無二だなと思います。
DUNLOP REFINEDでお気に入りのアイテム
――その中で今回は「DUNLOP REFINED(ダンロップリファインド)」のアイテムでスタイリッシュな印象でしたが、実際に着用されてみていかがですか?
これは、お世辞とかではなくめちゃくちゃ良かったです。インドというスーパー過酷な街でも涼しいですし、シワにならないし、生地も伸縮性があって窮屈じゃないし、服装としてはめちゃくちゃ楽でした。
――特にお気に入りのアイテムは?
今、着用しているシャツですね。ストレッチも効いているしシンプルで、普段使いできそうな感じだなと思ったらめっちゃ高くて(笑)。こんなにするんかい!って。普段使いする値段ちゃうぞって(笑)。
――呂布さんといえば、派手な印象もありますが。
そうですね、いつも派手な柄ばかりなので。無地のシャツなんて1枚も持ってないです。まあ、今回はいただけるということなのでありがたいです。フォーマルな場所に着ていけるなと思っています。
――では、これからスタイリッシュな呂布さんが……?
いや、それはないですね。ただ、普段が柄シャツばかりなのでアクセントとしていいなという感じでね。普段からそれをやっちゃうとただの落ち着いたおっさんになってしまうので(笑)。
――本日は、クリスマス・イブ。呂布さんのXではサンタコスのグラビアアイドルのリポストが目立ちましたが、今年のクリスマスはいかがですか?
いいですよね。僕はSNSから写真を保存して使い回すんですけど、クリスマスの写真はクリスマスしか使えないので、そのスペシャル感がいいですよね。使い回せない特別感。
――お気に入りのグラビアアイドルは菊地姫奈さんの名前をあげていましたが、サンタコスのお写真は上がってましたか?
上がってなかったです。彼女はもうそんなことをするレベルではないと思います。
――正直、僕も菊地姫奈さんが今年No.1でした。
ですよね! しかも彼女が自らクリスマスコスプレして写真を上げる姿は想像できないですよね。もうそういう位置にはいない人だと思います。
呂布カルマの今後の展望
――最後に、この写真集からより呂布さんを知る層が増えるかと思いますが……。
そうですかね(笑)。俺を知ってる人が見るだけだと思うけど、この写真集がいいのは、本で見なくても「DUNLOP REFINED(ダンロップリファインド)」のHPから見ることができるんですよね。なので、興味を持ってくれた人が本はなかなか買わないと思うんですけど、HPから見るということはあると思うので、その広がりは嬉しいですね。
――今後の展望なども教えてください。
もうちょっとハイブランドなものを見つけて、そっちから声が掛かったらいいなと思います(笑)。
多くのファンとの交流
単独取材後には、先着50名限定で購入者への写真集お渡し会も行った呂布カルマ。
まだまだ多くの報道陣が残る会場を見渡し、「人、いすぎちゃう?」とツッコミを入れつつ、1人目の購入者が入場。照れくさそうに笑いながらサインをし、2ショットを撮るその姿はパブリックイメージとは少し異なる優しい表情。ファンから言葉に耳を傾けながら、「ありがとう」と1冊ずつ丁寧に手渡していく。
訪れるファンは性別も年齢も幅広い様子。男性ファンが連続して現れると、「また、男だ! まじか〜」と悪戯な笑みを浮かべ会場の笑いを誘う。中には袋とじを開けて欲しいと要望するファンも現れ、「自分で開けた方がいいと思うよ」と漏らしつつも、優しく対応する姿が印象的だ。再び女性ファンが現れると、「あ、女性が来た、安心した(笑)」と安堵の表情を浮かべ、50名のファンへサインを書いた、呂布カルマだった。
2023年、多くのメディアに露出しラッパー界隈のみならず、幅広い世代に認知された呂布カルマ。そんな彼の日本人ラッパー初の単独写真集『カルマ』、気になる方はぜひ書店で手に取ってみてはいかがだろうか。きっと新しい呂布カルマの姿を楽しめる1冊になっているはずだ。
TEXT 笹谷淳介
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・品番:DA7002
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※ご希望サイズは当選時のDMにてお伺いいたします。
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おまけのオフショット
表情の雰囲気を変えてくださいとお願いすると、お茶目な顔をしてくれました(笑)
「写真にNG無いのでなんでも掲載してください」と語るのはさすが呂布さん。