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【インタビュー】WATWINGが新作「I don’t care」リリース。楽曲制作と初の武道館公演への想いを語る。

ホリプロ初の男性ダンス&ボーカルグループを作るべく開催された「Star Boys Audition」を勝ち抜いた髙橋颯、鈴木曉、桑山隆太、古幡亮、八村倫太郎、福澤希空の6人によって結成されたWATWING。2023年12月15日には、MBSドラマシャワー「佐原先生と土岐くん」のオープニング主題歌『I don't care』をリリースし、注目を集めている。さらに、2月8日には初の日本武道館公演も決定。6人に新曲についてや日本武道館への想いを聞いた。

WATWINGにジャンルはない

──12月にリリースされた『I don't care』は、八村さんが主演を務めるドラマの主題歌でした。八村さんが作詞・作曲も担当されていますが、どのような経緯で制作するに至ったのですか?


八村倫太郎(以下 八村):ドラマのために制作したというよりは、いつもお世話になっている、尊敬しているプロデューサーのUTAさんと一緒に曲を作りたいという話をしている中で動き出したのがこの曲でした。2023年の2月あたりから頻繁に連絡を取り合っていて、UTAさんの制作現場に(鈴木)曉と一緒に遊びに行かせていただいて、今、届けたい音楽ややりたい音楽を話し合いながら作っていった感じです。


──今回、歌詞も八村さんが書かれたんですよね。

八村:前から作詞もやってみたかったんです。というのも、2023年8月にリリースした1st Album『Where』の中の『Calling』という曲で、ラップの歌詞を(古幡)亮と分担して書いたこともあって、作詞・作曲欲というか、音楽に対しての欲がすごく増してきていたんですよね。その想いを曉にも話して…メンバーの意見を取り入れながら作っていったというのが、今回歌詞を書いた流れでした。


──どのような想いを込めて書いた歌詞ですか?

八村:人やものとの別れが訪れた時に、好きだったものを無理に忘れようとしたり、わざと嫌いになったりして、自分の中で整理しようとする人もいると思いますが、僕はそれが嫌で…。僕は好きになったらどっぷりいくタイプですし、愛していたものはこれからもずっと愛しているし、好きでいていい。そうしたことを、この曲を通して爽やかに届けられないかなと思って書きました。それから、しっとりとしたトラックにしっとりとした思いを乗せるというよりも、軽快で爽やかに思える曲に、人間が共通して持っている悩みをぶつけたいという思いもありました。タイトルの「I don't care」は、最初にデモを作った時に自然と出てきた言葉ですね。


鈴木曉(以下 鈴木):曲を作る時、まだ歌詞がないから、適当な英語で歌ったりしながら作っていくんですよ。

八村:そう。その時に「don't care」と歌っていて。それが自分の思いと合致した感覚です。「気にしなくていい」という意味ですけど、今回の楽曲に反映させた思いとマッチしていて。それなら、タイトルにしてしまおうと。


──なるほど。鈴木さんは、楽曲が出来上がって、歌詞が乗ったものを聴いて、改めていかがでしたか?

鈴木:UTAさんが本当にすごい方なんです。目の前でUTAさんが今回のトラックを作っていくのを見ることができたのですが、とんでもなく早いし、しかも素晴らしいトラックで。

八村:今回の曲のベースのトラックは、行ったその日に8割くらいできたよね。

鈴木:1時間くらいだった。とんでもない方だなと思いつつ、そうした作業を見られるのは嬉しかったです。歌詞は、音数が少ない分、すごくスッと入ってくるんですよ。Aメロもブリッジも。その上、倫太郎の想いが全て乗っていると思ったので、これをパフォーマンスできる、世に発信できるというのがすごく嬉しかったです。


──他のメンバーの皆さんは、この楽曲を初めて聴いた時は、どんなことを感じましたか?


髙橋颯(以下 髙橋):すごく良い曲で。洋楽テイストの曲だったり、J-POPだったり、ラップだったり、それから90年代のサウンドだったりという、僕たちの魅力を音楽を通して伝えることができる音の質感をデモから感じたので、すごくワクワクしました。オシャレだし、イケてるし、英語の歌詞のハマりも、ある種、洋楽を歌っているような気持ちになりつつ、分かりやすいフレーズで。聴いてくださるWindyの皆さんにもまっすぐ届く内容になっていると思いました。

古幡亮(以下 古幡):さっき、曉が言ったこと、僕もすごく思ってた。頭の入り方から今までのWATWINGにはない楽曲だったし、音数の少なさにもすごくワクワクしましたね。しかも、それを今までお世話になってきた最強のトラックメイカーのUTAさんとメンバーで作っているというのもすごく嬉しかったです。WATWINGはダンスがあって完成するので、これにダンスが乗ったらどういうパフォーマンスになるのかなって、最初のフレーズを聴いた時からワクワクしてました。サビからの軽快なサウンドもパワフルさがあって、僕はすごく好きだった。とにかく嬉しかったです。

僕たちは、いろいろな想いも日々の出来事も共有しているじゃないですか。みんなが抱いている想いは全部は分からなくても、こうやってメンバーでいることで共有できているものは多いので、それが楽曲として、アートとして出来上がるとこうなるんだとすごく感動しました。

桑山隆太(以下 桑山):僕は、聴いた時に口ずさみたくなるメロディーで、すごくキャッチーだなって。倫太郎から送られてきた時にすぐ保存して、毎日、聴いていました。それくらいスッと入ってくるメロディーとサウンド感だったので、これはみんなが愛してくれるだろうなと、すごく楽しみでした。しかも、メンバーが作詞・作曲に携わっていることで、WATWINGとしてもすごく可能性が広がったなと思って。これからどんどん、楽曲制作をメンバーみんなで続けていきたいなと思います。


福澤希空(以下 福澤):最初は落ち着いていてしっとり系の曲だなと思っていたら、サビで急にボカーンといったので、ギャップがある曲だなって。メロディーも、スッと入ってくる分かりやすいのに、あまり聞いたことがない感じのメロディーで、めちゃくちゃ好きな曲でした。初めて聴いた方にも口ずさんでもらえるような高いクオリティーだったので、僕もすごく好きでした。

八村:みんなの話を聞いて思ったんですが、今回は、僕の想いで一人で歌詞を全部書いたんですよ。だからもちろん、この楽曲に僕自身は愛が人一倍あるし、リリースをする形を探っていく中でどうしてもWATWINGの曲として出したかった。曲を聴いたメンバーの反応もすごく嬉しかったし、この曲をメンバーと一緒にもっとよくしたいと思うようになって。それにプラスして、制作陣の皆さんからのアドバイスもあって、どうやってパフォーマンスをしようかと考えていく中で、音楽ってこうやってできていくんだなと実感できました。自分だけのものだった曲がどんどんWATWINGのものになっていった感覚があったんですよ。これぞ音楽なのかなって。

今、思っているのは、僕は洋楽が好きで、そういうサウンドやりたいという思いはあるけれども、WATWINGには、ジャンルってないなと。「『I don't care』ってJ-POPなの?洋楽なの?R&Bなの?ヒップホップなの?」って言われたら「いや、分かんないです」という感じなんですよ。ただ、「みんなで作ったのでWATWINGです」と言える楽曲ができたことは、これからの自信にも繋がると思っています。


──では、『I don't care』の中で、特にお気に入りのフレーズは?


鈴木:僕は、サビの<いつだって believe 心に withyou>の“th”の音です。そこで急に音が下がるんですよ。曲が出来上がる過程からその音がずっと耳に残ってて、その時からずっとお気に入りポイントです。ぜひ、聴いてください。

福澤:僕はサビの最後の<You're talking about, talking about I don't care>。メロディーも好きですし、この<You're talking about, talking about>って繰り返すのが良くて。一回目で、過去の寂しい想いだったり、いろいろあったことを思い出して。でも、最終的には<I don't care>。ここの歌詞とメロディーがめちゃめちゃ好きです。

八村:タイトルの由来にもなっているんですけど、<I don't care>は「あなたや世間が何を言おうと何を気にしようと、僕はそんなの気にしない」という意味で、それが大きなテーマでもあって。だから、この<talking about, talking about>に含んでいる意味というのはすごく大きいし、2回言っているのにも大きな意味があるんですよ。そこが好きと言ってもらえるのはうれしいですね。



──WATWINGはダンスも魅力の一つですが、『I don't care』の振り付けのポイントも教えてください。

鈴木:楽曲を作っていく段階で、僕がダンスパートが欲しいと倫太郎に伝えたので、ダンスパートがあります。今回、亮と希空がこの楽曲を振り付けてくれました。


古幡:そのダンスパートは“しりとり”みたいに、交互に作っていきました。感覚や直感で。

鈴木:ダンスパートは、今までにない動きだよね。いい意味で、希空と亮らしくない動きをしている。新しい動きだったので、踊っていて楽しかったですし、カッコイイので注目ポイントです。

古幡:おお、嬉しいね。振付師の観点から、振り付けのポイントを言わせていただくと…。振り付けをするときは、いろいろなところから、もちろんインスピレーションをもらってはいるけれども、やっぱり楽曲からインスピレーションをもらうことが多いんですよ。今回の楽曲は、疾走感があるので、それはめちゃくちゃ大事にして作りました。特にサビから急にドンと勢いを増すので、その勢いを思い切って前に出そうと二人で話しながら作った記憶があります。最終的にそのパートは希空が担当したので、希空の振りなんですが、がむしゃらに踊る振りと落ち着いて見せるパートの波は意識して作りました。

▲WATWING「I don't care」Live Music Video

──福澤さんからも、振り付けのポイントをお願いします。

福澤:亮くんが言った、サビの入り部分が僕の振りなんですが、かなり迷いました。いろいろな振りを作って、でも、やっぱり違うな…って。いろいろ考えた結果、今こういう振りが出来上がったので、そこはすごく見てほしいですし、注目してほしいですね。

古幡:曲自体が短めだったから、それがまた良くて、ダンスも攻められたんですよ。短い一瞬の時間の中でもやり切る。それが曲のテーマとも合ったんだと思います。



日本武道館で最高のパフォーマンスを

──2月には初の武道館公演を予定していますね。


桑山:全国ツアーを終えて、ふっと次は武道館だと、どんどん現実味を帯びてきてます。今、打ち合わせでセトリを決めているところですが、武道館はツアーを終えてのスペシャルエディションという意味合いもあるし、ツアーの集大成でもあるので、WATWINGとして最高のパフォーマンスを見せたいと思っています。武道館だからこそできることもあると思うので、序盤はドカーンといきたいですね。花火を打ち上げるくらい(笑)。

古幡:出禁になるわ、武道館(笑)。

桑山:屋根を突き抜けるくらいのインパクトを残して、そこからみんなの人生を変えるくらいの気持ちでライブをやりたいと思います。


──もともと、武道館に憧れはあったのですか?

桑山:やっぱり目標ですし、夢ですし、憧れでもあるし、登竜門でもあると思っていますし、とにかくいろいろな思いがあります。アーティストの聖地ですから。ここでライブができるというのはアーティストとして誇りにもなりますし、うれしいですね。


──髙橋さんはいかがですか?


髙橋:2023年11月11日から全国ツアーが始まって、9都市でライブを行ってきたのですが、それを終えての2月ということで、チャンスだと思っています。ツアーも含めて、僕たちは2023年、たくさんのステージに立たせていただく機会がありました。それはかけがえのない経験だったなと思います。そうした経験を経ての日本武道館なので、どうしても成功させたい。それに、これからは武道館でのライブが当たり前にできるくらいの規模感のアーティストを目指したい。そうなった時に、もっと歌が上手くなりたいし、ダンスが上手くなりたいとすごく思いました。僕たち6人で、最高のパフォーマンスを見せるために、この武道館に向けてしっかり練習して準備していくので、楽しみにしていてください。

WATWINGを世に出していく

──WATWINGは、2024年で結成5年目を迎えます。今後、グループとしてどんな目標がありますか?

八村:僕は、「共通言語」という言葉をよく口にしているのですが、一緒に過ごして一緒にクリエイティブしているメンバーとは、「これがカッコいいよね。これがイケてるよね」というWATWINGの中の共通項があるんですよ。それをこの5年間でいっぱい作ってこれたということを実感しているのですが、この5年で得られたものを、今後の活動でもっと大きくしなくてはいけないし、僕たちの中にあるWATWINGの共通言語をファンの方や世間の方にも理解してもらうというのが今後の大きな目標です。もちろん武道館を経て、もっと大きなステージにという想いもあります。初期からの目標でもある東京ドームにも立ちたいです。

それに、そこにただ立つだけではなくて、どうやって立つのかということも自分たちの中でイメージとして今はしっかりとある。最初はただ「東京ドームでライブできたらいいね」だったのが、「東京ドームでこういうライブできたらカッコイイね」というものがみんなの中にあって。それをこれからどんどん形にしていきたいと思っています。パフォーマンスも音楽も「これがWATWINGというジャンルだよね」というものを見せて、WATWINGを世に出していくということが目標かなと思います。じゃあ、最後に福澤くんに締めてもらおうかな。


福澤:今後の目標ですよね?今後も頑張っていきたいのはもちろんですが、5年目になって、ちょっとおじさんも増えてきているわけじゃないですか(笑)。僕は最年少ですが。

鈴木:失礼だな(笑)。

福澤:僕たちはダンスも激しめなので、メンバーにはちょっとパワーアップしてもらって(笑)。より一層気を引き締めて、もっと表現力、パフォーマンス力を上げて、Windyに届けたいと思います。

八村:時間はあるようでないので、僕たちもやりたいことの実現に向けて焦りもあります。なので、日々頑張ります!



TEXT 嶋田真己
PHOTO Kei Sakuhara

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