HYDEとMY FIRST STORYが初共演!
『永久』は、根強いファンが多いHYDEとさらなる飛躍を続けるロックバンド・MY FIRST STORY、2組の共演により実現した曲です。
作詞・作曲は、数々のアニソンやゲーム音楽の制作で知られている人気作曲家・梶浦由記が手がけています。
このコラボは多くのファンに夢や希望を与え、大きな話題を呼びました。
楽曲は「鬼滅の刃 柱稽古編」のED主題歌としてアニメの世界観に合わせて作られました。
力強いロックサウンド、鬼舞辻無惨と鬼殺隊の姿を彷彿とさせる深い歌詞が特徴です。
歌詞にどのような思いが込められているのか、早速紐解きましょう。
嵐の前の静けさを感じるおどろおどろしさ
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天を焦がす炎
正しさよりも正しく
祈る声も叫びも
羽虫のように儚く
≪永久 -トコシエ- 歌詞より抜粋≫
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曲名の永久(とこしえ)とは「いつまでも続く」という意味を持っており、まさに最強の鬼・鬼舞辻無惨を表す言葉といえるでしょう。
「天」とは、日本で最も尊い神様といわれている天照大神、炎は無惨を表しているのではないでしょうか。
そこから、本来神様が決める命のリミットを、不死鳥のように永遠を持つ無惨が塗り替えたと考察しました。
また「羽虫」という表現は、おそらく無惨から見て「集団で行動している=鬼殺隊」を表しているのだと思います。
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闇を勝ち抜く魂だけが届く
手に入れろ永遠
滅びを知らない想いがここにある
力ある者よ夢を語れ
鳴り響け永久を寿ぐ調べ
≪永久 -トコシエ- 歌詞より抜粋≫
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このフレーズで「闇」は、無惨や鬼を表し「光」は、鬼殺隊を表していると思います。
今まで亡くなった人たちの想いを引き継ぎ、鬼や無惨を倒して怖い思いをしなくて済む平和な世界を実現しようという、熱い想いを感じられます。
まさに鬼殺隊の情熱や絆を感じられる歌詞ですね。
『永久』に見る光と闇
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捻り潰した虫ケラが残した染みが消えない
一つだけ後に残した想いはずっと消えない
終焉の底へ雪崩落ちて行く
世界は吠える
凍りつく未来の果てに
≪永久 -トコシエ- 歌詞より抜粋≫
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「捻り潰した虫ケラが残した染みが消えない」は、無惨が鬼殺隊員を幾度となく倒し続けても這い上がってくる様子に腹を立てているのだと思います。
「一つだけ後に残した想いはずっと消えない」は、鬼殺隊員たちが自分たちが犠牲になっても守りたいものがある、といった熱い想いが込められていると解釈しました。
特に炭治郎は、妹の禰豆子のために身体を張って闘い続けるシーンを想像できます。
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闇の中逝く花は小さな種を蒔く
遠い空の向こうへ
刻を渡る
≪永久 -トコシエ- 歌詞より抜粋≫
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「花」は、隊士たちを表し「種」は、永久不変の想いを表しているのだと思います。
鬼や無惨たちの手によって隊士たちが倒されたとしても、隊士の気持ちが次の隊士へと受け継がれてゆき、これから隊士たちが大切にしている正義や誰かを想う気持ちが未来につながる。
一筋縄ではいかないものの、鬼殺隊員たちの平和を守る正義感がひしひしと伝わってくるでしょう。
アニメの世界観に浸りながらダークな雰囲気と情熱の調和を感じよう!
『永久』は、鬼滅の刃 柱稽古編の世界観にぴったりの曲でしたね。鬼や無惨たちのダークな雰囲気、鬼殺隊員たちの情熱の強さがぶつかり合っているのが、いいアクセントになっているのだと思います。
歌詞の意味を思い浮かべながら、キャラクターたちの想いや作品の世界観を楽しんでほしいです。