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SEKAI NO OWARI「ムーンライトステーション」の歌詞の意味を考察!星降る夜に響く感動のメロディー

2015年にUHA味覚糖『ぷっちょ』のCMとして起用された、SEKAI NO OWARI『ムーンライトステーション』。今回は歌詞の意味を考察します。一体どのような意味が込められているのでしょうか。それでは早速ご覧ください。

深夜の駅で紡がれる切ない物語

ムーンライトステーション』は、「現代版かぐや姫」として三味線・琴・篠笛などの和楽器を取り入れた、ファンタジー要素が溢れた楽曲です。

かぐや姫の儚げな雰囲気とセカオワの世界観がぎゅっと詰まっており、思わず独創的な世界にワープしたような気分になります。
▲SEKAI NO OWARI-ムーンライトステーション【OFFICIAL MUSIC VIDEO】

2015年に開催された日産スタジアムでのライブでは、演奏中に会場内を列車型のバルーンが飛び、その粋な計らいに14万人近くいたファンの歓喜の渦に巻き込まれました。

そんなセカオワの魅力がたっぷり凝縮された楽曲について、それぞれのフレーズごとに歌詞の意味を解説しましょう。

心に響くメロディーが描く夢と希望


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WOWトーキョームーンライトステーション
星空に、列車がやってくる
「月」が君を迎えにきたんだ
この銀河列車が発車する前に
君は真夏の月夜にTokyoの街に降りて来た
かぐや姫という名前の君との不思議な暮らしが始まる
≪ムーンライトステーション 歌詞より抜粋≫
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冒頭で「トーキョー」と言っているのは、現代の東京を表現しているのだと思います。

おそらく、月が深夜に「かぐや姫」を迎えに来たため、その列車に乗って東京へ向かったのでしょう。

そして、ひょんなことから「僕」と出会い、お互いが惹かれ合って交際がスタートしたと考えられます。

これからどんな出来事が起きるのか、ドキドキしますね。

「日本最古のSF」と呼ばれる竹取物語をなぞらえて、摩訶不思議な物語と現代のリアリティ溢れる恋愛を融合させたのではないでしょうか。

宮沢賢治さんの「銀河鉄道の夜」や、松本零士さんの「銀河鉄道999」の世界観とも解釈できますね。

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YOKOHAMAの花火大会、立ち入り禁止の場所で眺めたね
“私には帰る場所がないの”と泣いてたんだ
≪ムーンライトステーション 歌詞より抜粋≫
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「YOKOHAMA」は、おそらく現実世界の横浜を表現しています。

横浜でデートをしていたときには、立ち入り禁止の場所から花火を眺めたりと、まるでイタズラをした子どものように無邪気な2人の様子がイメージできます。

“私には帰る場所がないの”からは「月に帰れなくなってしまった」と、嘆き悲しんでいる様子が浮かび上がってきました。

ほかにも「本当の自分を知っている人が他に誰もおらず、孤独に感じる」「月に住んでいたものの、居場所がない」など、さまざまな解釈ができますね。

夜空に輝く星々が織り成す、別れの瞬間


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この銀河列車が発車する前に
あれから二度目の夏が来て、いろんな所に出掛けたね
今年の夏は電車で海にでも行こうかなんて話して
UENOのガード下の屋台で焼き鳥とビールを飲んだ君はだいぶ酔っ払って、また泣きながら、
“帰りたくないよ”と
≪ムーンライトステーション 歌詞より抜粋≫
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ここでは銀河列車が発車する前に、交際してから2回目の夏を一緒に過ごした思い出について語っています。

「UENO」のガード下は、おそらく「上野」のガード下(=アメ横)のことではないでしょうか。

アメ横には多くの居酒屋が集結しているので、そこで一緒にお酒を飲んだシーンを表しているのでしょう。

酔いが回ったせいか感情の起伏が激しくなり「帰りたくない」と、彼女が本音をもらしました

かぐや姫の切ない気持ちが、ひしひしと伝わってきますね。

この時、きっと彼も「もう少しで離れ離れになってしまうのかな」と、頭をよぎったのではないでしょうか。

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君に言わなきゃいけなかったこと
僕はずっと忘れていたんだ
この銀河列車が発車する前に
月の光が照らすその駅
僕が君に言えなかったこと
ありがとうを僕は忘れてた
≪ムーンライトステーション 歌詞より抜粋≫
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そして月日が過ぎて、とうとうお別れの日を迎えました。

楽しい思い出がたくさんあり、お互いのさまざまな顔を見てきた2人。

きっと2人と同じような経験をした方もいるのではないでしょうか?

けれど、そのお別れがショックだったあまり、彼は彼女に「ありがとう」を言いそびれてしまったのです。

そして、列車が遠くへ旅立ってからそのことに気づき、後悔しても遅いと分かっているものの、悔しい気持ちでいっぱいに。

「あの時に伝えていれば…」「ありがとうと言えていたら…」などの、いわゆるタラレバを防ぐためにも、日頃から感謝の気持ちを伝えるのがいかに大切か伝わってきます。

『ムーンライトステーション』は、夏の夜に聴きたいロマンティックな曲

ムーンライトステーション』は、童話と現代の世界の没入感をダブルで楽しめる、ファンタジーな楽曲です。

夏や夜空に関連するワードが散りばめられており、まさに夏の夜にじっくりと聴くのがぴったりではないでしょうか。

後悔だけはしてほしくないので、好きな人には恥ずかしがらずに、日頃から感謝の気持ちや愛情表現を言葉や行動で示してくださいね

愛情深いあなたのことを、お相手もいつも以上に愛おしく感じるでしょう。

ちなみに、洋楽版の『ムーンライトステーション remixed by dux content from london』もあり、従来の『ムーンライト』より少し速いテンポでEDMのように盛り上がる曲調となっています。

ぜひ聴き比べてみてくださいね!

2010年、突如音楽シーンに現れた4人組バンド「SEKAI NO OWARI」。 同年1stアルバム「EARTH」をリリース後、2011年にメジャーデビュー。 圧倒的なポップセンスとキャッチーな存在感、テーマパークの様な世界観溢れるライブ演出で、子供から大人まで幅広いリスナーに浸透し、「セカオワ現象」とも···

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