「ありがとう」は、魔法の言葉
『Best Friend』は、2010年2月24日に9枚目のシングルとして発売され、デビュー15周年を記念したベストアルバム「ALL TIME BEST」に収録されています。友人に向けて制作した楽曲で、プライベートや音楽関係の友人、メンバーに向けて歌っているそうです。
多くのファンの心をつかみ、CDTVでは初のオリコン3位にランクイン、第61回NHK紅白歌合戦にも出場するなどの偉業を達成しました。
平成の邦楽の中でも人気が高い西野カナの楽曲。
歌唱力やカリスマ性はもちろん、心に響く歌詞も人気の理由のひとつでしょう。
一体どのような意味が込められているのか、早速紐解きましょう。
喜びや悲しみを分かち合う、永遠の友情
----------------
ありがとう
君がいてくれて本当よかったよ
どんな時だっていつも
笑っていられる
≪Best Friend 歌詞より抜粋≫
----------------
冒頭の「ありがとう」から始まり「君がいてくれて本当よかったよ」。
大切な人に向けて、まっすぐに感謝の気持ちを述べているのが伝わってきますね。
真っ先に「ありがとう」というメッセージが飛び込んでくると、たとえそれが自分に対してのメッセージではなかったとしても、嬉しい気持ちになるでしょう。
まさに「ありがとう」は、魔法の言葉。
「どんな時だっていつも笑っていられる」
辛く悲しい場面に遭遇したとしても、友人のおかげで自然と笑顔が出てくるのでしょう。
友人の何気ないやさしさに、思わずうるっときますね。
----------------
ありがとう
君がいてくれて本当よかったよ
どんな時だっていつも
笑っていられる
≪Best Friend 歌詞より抜粋≫
----------------
年を重ねていくと、お互いの環境や考えが変わりはじめ、いつしか自然と関係が遠のいていくケースが多いかと思います。
しかし、歌詞には「例えば、離れていても 何年経ってもずっと変わらないでしょ」と、より強い絆の深さを表現していますね。
「Best Friend」は、和訳すると「親友」です。
歌詞に出てくる人物は、友達よりもさらに親しい関係を表しているのだと思います。
親友との絆が導く、成長と幸せの物語
----------------
何でも打ち明けられる
ママにも言えないことも全部
誰よりも分かってくれる
嬉しい時は自分の事みたいに喜んでくれて
ダメな時はちゃんと叱ってくれる存在
≪Best Friend 歌詞より抜粋≫
----------------
このフレーズでは、家族には言いづらい話でも親友には打ち明けられると言っていますね。
家族に言いづらい話といえば、恋愛の悩みが真っ先に思い浮かぶのではないでしょうか。
「実は好きな人がいる」「彼氏とケンカをしちゃった」などプライベートな恋愛の悩みは、家族の前では話しにくいと思ったことがある方も、きっと多いですよね。
そんなデリケートな話題は、たとえ友達同士でも話す相手を選ぶでしょう。
どんなことでも話せる親友の存在が、いかに大切か伝わってきます。
嬉しいときはたくさん喜んでくれて、ダメなときは親友だからこそ厳しく言ってくれる。
なかなかここまで真剣に接してくれる人はいないので、大切にしたくなる気持ちも分かりますね。
----------------
そんな君に私は何かしてあげられてるかな?
何かあったらすぐに飛んでくから、絶対
≪Best Friend 歌詞より抜粋≫
----------------
「親友はこんなに優しくしてくれているけれど、ちゃんと恩返しができているかな?」と、ふと思った様子が描かれています。
やってもらっているだけではなく、相手がしてくれた優しさの分、またはそれ以上のものを返すのが義理。
「何かあったらすぐに飛んでくから、絶対」に込められたけじめは、心にグッときますね。
----------------
どんな時も祈っているよ
世界で一番に幸せになってほしい
≪Best Friend 歌詞より抜粋≫
----------------
「世界で一番に幸せになってほしい」
この言葉に、親友への想いがぎゅっと詰まっているように感じられました。
こんなにも大好きでお互いを思いやれる関係性は奇跡的で、この2人のように特別な関係・親友ができると、きっと人生がもっと楽しくなるでしょう。
もっと友情を大切にしたくなる曲
『Best Friend』は、大好きな親友の大切さや素晴らしさを描いた曲。心あたたまる音楽に、思わずうるっときた方もいるのではないでしょうか?
あなたのそばにいてくれる人は、貴重な存在です。
日頃から感謝の気持ちを伝えて、これからも変わらず友情を大切にしてくださいね。