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Mrs. GREEN APPLE「コロンブス」歌詞の意味を考察!日常をポジティブに楽しむためのヒントとは?

人気バンド・Mrs. GREEN APPLEの11thシングル『コロンブス』は、聴く人に元気を与えるポップソングです。人生を前向きに生きるための大切なメッセージが込められた歌詞の意味を考察します。

人類の歴史に着目した歌詞に込められた意味を解説!

2024年6月12日に公開された人気バンド・Mrs. GREEN APPLEの新曲『コロンブス』。

この楽曲は2023年リリースの『Magic』に続き、コカ・コーラ社「Coke STUDIO」キャンペーンソングとして制作されました。

▲Mrs. GREEN APPLE-コロンブス【OFFICIAL MUSIC VIDEO】

爽快感のあるノリの良いポップなメロディと、華やかな大森元貴の歌声が楽しい気分を引き出してくれるでしょう。

一方で、そのポジティブな雰囲気とは裏腹な、冒頭の歌詞が印象的です。

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いつか僕が眠りにつく日まで
≪コロンブス 歌詞より抜粋≫
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「眠りにつく日」とは、命が尽きる時

楽曲の最初の一節で人生の終わりに言及しています。

ここからの歌詞に綴った思いが、自分の人生全体に重要な考え方だということを表しているのでしょう。

タイトルからは、1492年に大西洋を横断し、新大陸を発見した航海者コロンブスをモチーフにしていることが読み取れますね。

彼の姿を通して、人類の誕生から現在までの歴史を映し出し、現代人が心に留めておくべき生き方を示している楽曲だと理解できます。

どのようなメッセージが込められているのか、続く歌詞の意味を徹底考察していきましょう。

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気まぐれにちょっと
寄り道をした500万年前
あの日もやっぱ君に言えなかった
偉大な大発明も
見つけた細胞も
海原に流れる
炭酸の創造
≪コロンブス 歌詞より抜粋≫
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「500万年前」は、人類の誕生を意味していると思われます。

遥か昔から現代に至るまで人の本質は変わらず、いつも「気まぐれ」で「寄り道」ばかりです。

さらに、素直になれず臆病で、大切な人に言いたいことも言えない弱さを抱えています。

「偉大な大発明」と「見つけた細胞」のフレーズで振り返られているように、これまで人類は、様々な発明と進化を繰り返してきました。

「海原に流れる炭酸の創造」という言葉も、生命が海から誕生する様子を表現しているのでしょう。

海の白波は炭酸の泡に似ているため、コーラが新たな創造を後押ししてくれるというイメージが伝わってきます。

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いつか僕が眠りにつく日の様な
不安だけど確かなゴールが、
意外と好きな日常が、
渇いたココロに注がれる様な
ちょっとした奇跡にクローズアップ
意味はないけど。
まだまだまだ気づけていない
愛を飲み干したい 今日も
≪コロンブス 歌詞より抜粋≫
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自分の命が尽きる日のことを考えると、不安な気持ちになりますよね。

しかし一方でそれは、人生という旅の「確かなゴール」に辿り着いた瞬間でもあります。

代わり映えせず退屈に思えたり、問題ばかりで落ち込んだりする日常も、改めて振り返ると「意外と好き」と思えたりするものです。

人生も日常も、正解がないから楽しいのです。

夏の渇いた喉に、一杯のコーラが潤いと刺激を与えてくれるように、ふと訪れる「ちょっとした奇跡」が心を満たしてくれます。

それ自体に「意味はない」としても「まだまだまだ気づけていない愛」が、毎日そこら中に転がっているはずです。

「クローズアップ」「飲み干したい」という言葉から、どんなに小さなことにも目を留める心の余裕を持って、人生の喜びに繋げていきたいという思いが垣間見えます。

自分を信じていればいつも前向きでいられる


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「ごめんね」
それは一番難しい言
大人になる途中で
僕は言えなかった
文明の進化も
歴代の大逆転も
地底の果てで聞こえる
コロンブスの高揚
≪コロンブス 歌詞より抜粋≫
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素直になって謝ることは、誰であっても時に難しく感じるものでしょう。

「ごめんね」とたった一言言うだけだと分かっているのにそうできず、後悔を抱えながら生きている方も多いのではないでしょうか。

後半部分の「コロンブスの高揚」、人類の歴史に触れた内容だと解釈できます。

地球は平面だと信じられていた当時、コロンブスは地球は丸いと信じて西を目指しました。

ほかの探検家たちは、ヨーロッパからアフリカ大陸を周っていたため、それは異例の航路です。

しかし、自分の信じた道を突き進んだことで、新大陸を発見できました。

当時から現在まで見られてきた「文明の進化も歴代の大逆転も」全てはコロンブスのように、自分を信じて行動した人がいたからこそ起きたことです。

周囲の考えに流されず、自分の心に従って行動するなら、コロンブスが新大陸を発見したときに感じたであろう高揚感を得られるはずだと、訴えかけてきます。

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いつか君が乗り越える寂しさの様な
平等な朝日と夜空
胃が痛くなる日常が、
渇いたココロをしゃんとさせる様な
ちょっとした美学にクローズアップ
意味しかないけど。
まだまだまだ傷つけてしまう
哀に教わってる 今日も
≪コロンブス 歌詞より抜粋≫
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人生には寂しさや悲しさなど、乗り越えなければならないものがたくさんあります。

しかし、それらは自分1人に降りかかるものではなく「朝日と夜空」のように、誰にでも平等に訪れるものです。

そして見方を変えれば「胃が痛くなるような日常が、渇いたココロをしゃんとさせる」。

つまり、つらく感じる出来事があるからこそ、心が整えられ、怠けずに人生を歩んでいけるのです。

これは他人がどう思おうと、主人公にとっての「ちょっとした美学」で「意味しかない」大切な考え方でしょう。

どんなに気をつけていても「まだまだまだ傷つけてしまう」ことばかり。

とはいえ、人生にはその事実に苦しむ「哀」が溢れているから、むしろそこから学びを得て成長していきたいと願っているのでしょう。

複雑に入り組んだ人生を前向きに捉えようとする姿勢に、勇気づけられます。

1つの宝箱を見つけるために踏み出そう


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あなたとの相違は
私である為の呪いで
卑屈は絶えないが
そんな自分を
本当は嫌えない
あぁ 愛すべき名誉の負傷が
盛大に祝われる微妙が
大切な様な
≪コロンブス 歌詞より抜粋≫
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自分らしくあろうとすればするほど、人との「相違」は大きくなっていく一方で、ぶつかり合うことも少なくないでしょう。

本心を押し殺して相手に合わせることもできますが、これは「私である為の呪い」なので、簡単に自分の気持ちを捨てることもできません。

それでも「そんな自分を本当は嫌えない」とあるように、心に従って行動する時の自分の方が魅力的に感じます。

だからこそ、自分が自分であるがゆえに負った傷は「愛すべき名誉の負傷」で、決して悪いばかりではないと思えるのです。

反対に、自分では「微妙」だと思った結果が思いがけず「盛大に祝われる」こともあります。

自分の理想と現実が異なると葛藤は生まれますが、そのどちらも大切にする気持ちを忘れないでいたいですね。

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何処かへ続いて
不安だけど確かなゴールが、
意外と早い日常が、
渇いたココロに注がれる様な
ちょっとした遊びにクローズアップ
繋がり合うでしょう。
ただただただくたばるまで
あなたと 飲み干したい 今日を
≪コロンブス 歌詞より抜粋≫
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どこに続いているか分からない人生も、行き着く場所は「確かなゴール」です。

日常は意外と早く過ぎていくため、忙しさに翻弄されているとあっという間に心が渇いてしまいます。

心の渇きを癒すには、大切な人と「ちょっとした遊び」を楽しむ時間が大切です。

そうすれば、相違があっても心は「繋がり合う」はずです。

楽しいことをした後の疲れは、清々しくて心地よく感じるでしょう。

時々日常の苦労を忘れて、大切な人と「ただただただくたばるまで」遊び楽しむ時間を持って、心を潤してあげるべきです。

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"君を知りたい"
まるでそれは探検の様な
誰も知り得ない
優しい孤独にそっと触れる様な
"君を知りたい"
まるでそれはオーロラの様な
未だ知り得ない
素晴らしい絶景に
やっと辿り着いた様な
ほら また舟は進むんだ
出会いや別れを繰り返すんだ
潤んだ瞳の意味を生かすには
まず1個 宝箱を探すんだ
≪コロンブス 歌詞より抜粋≫
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誰かのことを「知りたい」と思うのは、素敵な感情ですね。

一方で「誰も知り得ない優しい孤独にそっと触れる」のは、少し怖くも感じます。

しかし、変幻自在に色や形を変える「オーロラ」のようなその人の魅力に気づいた時、ほかでは得られない大きな喜びが手に入るでしょう。

そんな瞬間に出会うことこそ、人が人生という航海を続ける理由なのかもしれません。

最後の「潤んだ瞳の意味を生かすにはまず1個 宝箱探すんだ」のフレーズが、この楽曲に込められたメッセージを集約しているように思えます。

感動して涙を流す方は、少なくないでしょう。

とはいえ涙が出るほどの感動を味わうには、感動する出来事や景色と出会う必要があります。

冒険家は、ほかの人が見つけていない「宝箱」を見つけるために、危険を承知で旅をします。

同じように、人生の美しい瞬間を見つけるには、アンテナを張って探しに行く挑戦が欠かせません。

そうして日常の中に輝くものを1つでも見つければ、毎日はもっと彩りを増していきます

それが無数の「宝箱」を見つけるきっかけにもなるでしょう。

前向きな気持ちで踏み出す、最初の一歩の大切さを感じさせてくれる歌詞ですね。

「コロンブス」は日常を輝かせる人生のテーマソング!

Mrs. GREEN APPLEの『コロンブス』の歌詞からは、人生をポジティブに楽しむためには、喜びも哀も大切にしながら挑戦することが大事だ、というメッセージが伝わってきました。

ミセスらしい前向きな考え方と明るい音楽が、何気ない日常を輝かせてくれるでしょう。

楽曲の中には、リスナーの心を沸き立たせてくれる音の仕掛けがたくさん詰まっているので、ぜひ細部にまで注目しながら楽曲を楽しんでくださいね!

【Mrs. GREEN APPLE PROFILE】 大森元貴 (Vo/Gt) 若井滉斗 (Gt) 藤澤涼架 (Key) 2013年結成。2015年EMI Recordsからミニアルバム「Variety」でメジャーデビュー。 以来、毎年1枚のオリジナルアルバムリリースと着実なライブ活動を続け、2019年12月から行われた初の全国アリーナツアー「エデ···

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