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indigo la End「名前は片想い」歌詞の意味を考察!音楽を通じて伝わる深い心の叫び

今回は、Tik Tokで話題になったindigo ia End『名前は片想い』の歌詞の意味について考察していきます。歌詞にどのような思いが込められているのか。それでは早速、ご覧ください。

哀愁と希望が交差する楽曲

indigo la Endは、ゲスの極みの乙女で人気を博した川谷絵音(Vo/Gt)・長田カーティス(Gt)・後鳥亮介(Ba)・佐藤栄太郎(Dr)で結成された日本のロックバンドです。

主に自身の恋愛や失恋の経験をテーマにした楽曲を制作しており、オリジナリティ溢れる音楽性の虜になるファンが続出しているそうです。

名前は片想い』は、2023年10月25日にシングルとしてリリースされ、アルバム『哀愁演劇』に収録されています。
▲indigo la End-名前は片想い【OFFICIAL MUSIC VIDEO】

作詞作曲は川谷絵音が手がけており、TikTokでは若者を中心に人気が集まりました。

また、MVには髙石あかりと羽音のふたりが出演しており、エモーショナルな雰囲気で話題となっています。

どのような意味が込められているのか、それぞれのフレーズごとに紐解きましょう。

健気な想いと深い心の叫び


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一目惚れだったよ
だから怖かったな
始まりに恋して途中を飛ばしたの
≪名前は片想い 歌詞より抜粋≫
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冒頭から主人公が一目ぼれの恋をした状況が描かれています。

「始まりに恋して途中を飛ばしたの」では、おそらく相手の内面を知る前に好きになってしまったという、先走った思いが表現されているように感じました。

そこから、どんな人なのか知らない、自分のことも相手に知られていない恐怖感を覚えたのではないでしょうか。

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あなたと私混ざれないのかな
偶然色が同じなだけ
たったそれだけでバツが悪いの
≪名前は片想い 歌詞より抜粋≫
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MVでは女性同士の恋愛関係(同性愛)をテーマにしており、偶然色が同じなだけ=同性を意味しているのだと解釈できます。

昨今では、社会でLGBTの理解が徐々に深まりつつありますが、まだ浸透しきれていないのも事実です。

そういった社会的な生きづらさから「バツが悪い」と感じたのではないでしょうか。

ただ性別が同じなだけなのに。

主人公の切なく苦しい感情が伝わってきますね。

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曖昧な関係の名前は片想い
賢くなった私って誰
そうやって縛った
いつも通りのこと
私らしく生きるより
あなたらしく生きて欲しいから
バイバイ
≪名前は片想い 歌詞より抜粋≫
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ここからサビに突入。

好きという感情を押し殺しているけれど、それは本当の私ではない

けれど、自分を縛っているのは日常茶飯事だと語っています。

自分らしさを出せないのはとても辛いですよね。

相手が幸せになれるなら、自分の気持ちを犠牲にしてもいい。

なかなかここまで考えられる人は少ないと思いますし、主人公の健気な想いを想像するだけで、胸が苦しくなります。

心に刺さる孤独な恋


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どんな溜め息も見逃さないと
社会の空気が言い出した
正しさの矛
たまに痛いよ
問題ない関係で悩んだりしないから
≪名前は片想い 歌詞より抜粋≫
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このフレーズは、恐らくSNSを例えているのでしょう。

少しでも愚痴や否定的な表現の内容を呟いただけで、それを見逃さずに正しさの牙=正論を押し付ける場面が多く見られます。

十人十色という言葉があるように、人はみなさまざまな考えを持っています。

自分と同じ考えの人もいれば、もちろん正反対の人もいますよね。

そこで面白くないからと、その人にとっての正論を押し付けるのは、果たして本当の正義なのか?

相手は生身の人間なので、言葉選びは大切ですね。

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本当は崩れ落ちそうで
飛んでった理性を取り戻したいのに
身体はやけに正直
私らしく片想いに乗せて歌った
≪名前は片想い 歌詞より抜粋≫
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「私らしく生きるよりあなたらしく生きて欲しいとか強がってしまったの」

今までは自分を犠牲にしてまで相手の幸せを願っていましたが、それは本心ではなく強がりだったことを打ち明けています。

本当は相手のことが大好きで、お別れをしたくない心の叫びが伝わってきますね。

「飛んでった理性」は押し殺していた気持ちを表現しており、「身体はやけに正直」というのは自然に相手を求めているという意味だと思います。

これで儚く切ない恋物語に終止符を打ちました。

恋の複雑な感情のエモさを感じよう

名前は片想い』は、明るい曲調やメロディで一見ポジティブな曲かと思いきや、歌詞をよく見ると心の闇や葛藤があらわになっていました

LGBTならではの悩みや葛藤はきっと当人にしか分からない辛さだと思います。

自分らしく生きるというのは、ある意味奇跡に近いのかもしれません。

感傷的な気分に浸りたい方におすすめの楽曲なので、少しでも興味がある方はぜひ聴いてみてくださいね。

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