結成から2年、グループの現在地は?
全員:みんなに笑顔をちょこっとお届け、ラフ×ラフです!!!──元気なご挨拶をありがとうございます。8人全員でご登場ということで、全員揃うとキラキラ感の破壊力が半端ないっす。そういうことでさっそくインタビューに入っていきますが、まずは12月8日(日)でグループの始動から2周年を迎える今の心境をリーダーの齋藤さんに伺いたいです。
齋藤:本当にここまであっという間で、グループ名の由来のひとつである「Rough(荒削り)」の通り、何事も荒削りをしながら目の前のことを一生懸命に頑張ってきた2年間でした。まだまだ未熟だと思うところはたくさんあって、手が届いていない目標もたくさんあります。3年目からは、それらを全て叶えられるグループになれたらと思っています。
──この2年でグループとして最も成長を感じるのはどんなところでしょう?
齋藤:YouTubeチャンネルやリリースイベント、主催イベントなどを数重ねていくうちにそれぞれの得意なことと不得意なことが分かってきて、お互いを助け合えるようになったことですかね。大喜利をやる時も誰かがうまくいかない時に他のメンバーがツッコミを入れて面白い空気を作って、お互いをフォローし合える関係になれたことはすごく大きいです。
──バラエティに特化したアイドルグループとしてスタートし、最近は公式YouTubeチャンネルの「アイドル大喜利天下一武道会」の注目や、Jリーグのハーフタイムショーでの大喜利披露など、大喜利アイドルとしての認知度が少しずつ高まっています。そのあたりの自覚はありますか?
佐々木:私は元々、バラエティのことを何も知らないままラフ×ラフに入ったので、大喜利についても「オオギリってなに?」くらいの感じでイチからやってきたんですけど、最近はファンの方から面白いと言ってもらえることに喜びを感じるようになってきました。
日比野:私はバラエティを見ることは好きだったんですが、自分がやるとなると最初は怖くて固まってしまって…。はじめの頃はなかなか自分から前に出ることができなかったんですが、大喜利でウケたりスベったりを経験していくうちにハートが強くなった気がします。前はスベることはダメだと思っていましたが、今はスベっても次をどうしようとか、メンバーにどうやって助けてもらおうとか、上手な立ち回り方を覚えました。
──フェス等で他のグループとの交流もあるかと思いますが、大喜利に対する周りの反応はどうですか?
日比野:他のグループの皆さんからも「大喜利やってみたい!」ってよく言われますね。結構前のめりな子も多いです。中には、バラエティの色がないグループのメンバーさんもいたりして、コラボしても大丈夫なのかなって申し訳ない気持ちになることもあるのですが、「アイドル大喜利天下一武道会」を見てもらっても分かるように、結果的に私たちよりもおもしろかったり…(笑)。
──先日は公式チャンネルで「アイドル大喜利天下一武道会」のイベント化について発表がありましたが、“パイオニア”としては他のグループに負けられませんね。
齋藤:そうですね。既に他のグループのファンの方々からも好評をいただいているので、これがイベント化すると新たな何かが始まってしまう気がします(笑)。プレッシャーはすごくありますが、これだけやってきて負けるのは悔しいので、常に勝ちたい気持ちでいっぱいです。
新曲『超めっちゃ“キュン”でしょ?』はどんな曲?
──アイドル界の新しい扉なのか、それともパンドラの箱なのか。いずれにしても今までにない世界をこじ開けようとしているわけですね。それでは12thシングル『超めっちゃ“キュン”でしょ?』の話題に入っていきましょう。まず8人を代表して夏目さんに伺いたいのですが、今回の新曲はどんな曲になっていますか?夏目:初めて曲名を聞いた時は、かわいくてキラキラとした曲をイメージしたんですが、中身を聴いたら始めから終わりまでずっとカッコいい曲でした。私たちの今までとこれからを表してくれているような曲でもあって、例えば、歌い始めの〈当機はまもなく離陸しまーす!〉というフレーズに目的地が書かれていないのは、どんな道に進んでいくのか分からないまま始まったラフ×ラフが、今、ひたすら大喜利をがんばるグループになって大きな目標が生まれてきたことを表していると思っています。そういうかわいらしさとカッコよさ、未来への希望が全部詰め込まれたような一曲です。
──なるほど、ラフ×ラフのさらなる飛躍を感じさせるような一曲になっているということですね。他の皆さんの推しポイントはどんなところですか。
藤崎:この曲の歌詞には、きっとオーディションの頃からの私たちの道筋を見て書いてくださったんだろうというチバニャンさんの思いを感じます。例えば、私が担当している〈傷ついた跡さえも勲章に パッションを感じて踊れ〉というパートは、なぜここが私の歌割りなのかと自分で思うくらい珍しく長くて…。はじめは戸惑ったんですが、自分なりにその理由を考えてみると、私は過去に半不登校だったことを話したことがあったので、そこに合わせてくださったのかなと。他の詞からも、粗削りでもがむしゃらに走っていけば夢は形になるというメッセージを感じています。
高梨:もうTikTok動画も撮り始めてるんですけど、振り付けもすごくかわいくて、どうにかすればバズれそうな予感がします。
──どうにかしなくてもバズりそうですよ(笑)。既にリリースイベントで披露されていますが、嬉しい反響はありましたか?
夏目:波留は“メロンパン”のところじゃない?
永松:そうですね。私は歌い出しや間奏のはじめの〈Wow Wow Yeah〉を担当しているのですが、レコーディングの時からかなり苦戦していまして…。曲自体、今までより全体的に難易度が上がっているので、皆さんの前で披露する時もずっとドキドキなんですけど、そうした緊張を緩和…というか安心させてくれるのが、間奏のところでファンの方々が「パンパンパン、メロンパン、永松波留のパン祭り」って応援してくださるコールなんです。そういう時にラフり隊(ラフ×ラフのファンネーム)の力ってすごいなって思いますし、フェスに参加させていただいた時も「あのグループ盛り上がってたね」って新しく私たちに興味を持ってくださる方々を掴むきっかけにきっとなっていて、この楽曲を盛り上げる一部にもなっています。
齋藤:フラメンコをイメージしたような衣装ですし、曲調も最初からトゥルルル~ってノリがいいので、日本だけじゃなくて世界でも通用しそうな曲です!
全員:(突然発せられた大きすぎる野望に)爆笑
『超めっちゃ“キュン”でしょ?』で好きな歌詞は?
──次々といろんな言葉が聞こえてきて、この曲にかける皆さんの熱い思いを感じます。一方でラフ×ラフといえば、ユーモアをベースとしつつ様々なジャンルの楽曲に取り組んできた印象ですが、TeddyLoidさんプロデュースのこの曲ではどんな挑戦がありましたか?高梨:これまでのラフ×ラフにはなかった曲調ですし、振り付けも難しいので、個人的には今まで2年間やってきたことの集大成みたいな曲ですね。新たな挑戦というよりかは今まで培ってきたものを詰め込んだら、さらに完成度が上がっていく曲だと思っています。
夏目:「培ってきた」なんて難しい言葉が出てくるところが、さすがはラフ×ラフの広報担当!
──そうですね(笑)。それでは、先ほど藤崎さんからは好きな歌詞の話がありましたが、他の皆さんからもお気に入りフレーズの話を聞きたいです。
佐々木:私は〈いつだってMAXに“キュン”〉が好きです。ちょっと強い気持ちの歌詞が多い中でここはかわいらしさがありつつ、みんなで一緒に手でハートを作る振り付けも一体感があって気に入っています。
日比野:私は1サビの〈ああ、何度もつまづいた 涙の数はそう きっと明日を照らす〉というところです。振り返ると最初の1年はずっとネガティブで、家に帰ると必ず反省ポエムを書くような毎日だったんですけど、2年目に入った頃からだんだんと気持ちが明るい方向に変わってきて、反省をノートに書かないようになりました。ここの歌詞はまさに、そういう自分の成長とつながるところがあるので特に好きなフレーズです。
吉村:そこは私の担当パートで、音楽が一瞬静かになるところなので、いつも緊張しながら歌っているんです。未来に向けた前向きな言葉が多い中、ここだけは過去を振り返っている数少ない箇所で、すごく深い意味がある歌詞だと思っています。最近もTIF×FNS歌謡祭の審査で2位になって悔しい思いをした直後のリリイベで歌ったら、自分の気持ちとすごくリンクするものを感じました。うまくいかないことがあっても、また次のチャンスはやってくると思える詞なので大切にしています。
齋藤:吉村の言う通り、ここは過去の悔しかったことや悲しかったことを乗り越えて前向きにがんばろうという意味がこもっている歌詞なので、きっと聴いてくれる皆さんも私たちと同じように前向きになってくれるところだと思います。
高梨:私が好きなのは〈ほとばしる熱い鼓動 ほらTake on me, Take on me, Take on me〉という部分です。この曲をいただくまでは、いろいろと自分の中で悩むことが多かったんですけど、この曲に出会って私も前向きに行こうって思えたし、3年目に向けてもっと熱く燃えていこうっていう、今の私自身の心情を表してくれている詞だと思います。「Take on me」という強い言葉をみんなで歌うことで熱い気持ちが起きてきて、それをファンの方々も受け取ってくれているのが嬉しいです。
夏目:私は〈新たな世界に最強の仲間と全力でTurn it up‼〉というところが気に入っています。私はアイドルとして異端な道を歩みながら“新たな世界”を作ろうとしているこの8人が大好きなので、みんながいて私がいると思っているし、このメンバーが最強だと思っているので、そういう気持ちを歌えているのがすごく幸せです。
永松:「最強の仲間」と二度出てくるうち、一回目は私ひとりで歌っているんです。普段ライブの時は、観客席の方を見て歌うことが多いんですけど、ここは振付の方に「周りのメンバーを見ながら歌って」と言われていて、それを聞いた時にラフ×ラフを代表して「このメンバーが最高!」という思いを伝えたいと思いました。かっこよく締める前の盛り上がりを自分が作れたらと思って力を込めて歌っています。
他のメンバーに“超めっちゃキュン”とする瞬間は?
──ありがとうございます。それでは、本作のタイトルにちなんで「他のメンバーに“超めっちゃキュン”とする瞬間」があったら教えてください。夏目:日比野なんですけど、ラフ×ラフの“かわいい担当”なのでいつもかわいいと思うのですが、その中でもバイバイする時の表情や手の角度がすごくかわいくてキュンとします。
日比野:バイバイする時の表情や手の角度なんて意識して考えたことないよ(笑)。
夏目:普通は「バイバーイ」ってさらっと終わるところを「バイバイ(キラッ!)」みたいに最後まで印象を残そうという気持ちがあふれ出てる。
──何だかそう言われると、我々もそのバイバイを見ずには帰れないような。すみません、一回だけやってもらってもいいですか?
日比野:(ちょっと渋りつつも…)バイバイ!
──今、私を含めて室内にいるみんなの頭上に、ポコッと“キュン”のマークが出ました(笑)。
齋藤:私は歌の時に吉村と背合わせになることが多いんですけど、本当にちっちゃくてかわいくて、いつもキュンとするんですよ。
日比野:確かに上目遣いがいつもかわいい。
吉村:いえいえ、それは本人からしますと致命傷でして…。
藤崎:致命傷?(笑)
吉村:演出家の方から「ちっちゃいから周りより高く手を上げて」ってよく言われていて、本当に全然キュンじゃないですよ~。こっちは必死です(笑)。
──でも、メンバーの皆さんがキュンとするってことは、きっとファンの方にもチャームポイントとして映っているはずですよ。
佐々木:私は藤崎のエイの顔みたいな笑い方にキュンとします。
──え? エイって魚のエイのことですか??
藤崎:そうですそうです。楓菜、それよく言うけど、あれはエイの顔じゃなくて裏側ね。正面じゃなくて裏側だからねっ(焦)!
──ああ、裏側というのは水族館のトンネル水槽なんかを泳いでいる時に見られる口のある面の方ですね。それはちゃんと正しい情報を添えておかないと、読者に大いなる誤解を生みそうですね(笑)。
藤崎:配信の時にエイの顔真似うまいんだよねって言ったら、ファンの方からコメントで「あれ、裏ね」って言われたんですよ。
全員:(藤崎の必死な説明に)爆笑
ラフ×ラフとファンの強い結びつきを生む曲に
──なるほど。話がやや脱線した感じもありますが、アイドルの数だけキュンの数も無限大ということにして強引にまとめておきます。さて、皆さんの爆笑トークが止まらなくて記事内に「(笑)」がいくつあっても足りませんが、そろそろ締めに入っていくとしましょう。本作のMVの見どころはどんなところでしょうか?夏目:ほぼ全編グリーンバックの撮影でいろいろな演技をしました。私たちもまだ一部しか見られていないのですが、自分がアイドルになった姿を私たち自身がほほえましく見つめるような内容で、過去の複雑な気持ちもあった上で今があるということが伝わるようなMVになっています。
──どんな仕上がりになっているか、まだ皆さんもドキドキということですね。それでは、メンバーを代表して高梨さんに今後のラフ×ラフの目標を伺いたいです。
高梨:最近まではTIF×FNS歌謡祭で勝つことを目標にしてきたので、惜しくもそれが叶わなくて残念でしたが、いつかはFNS歌謡祭に呼んでもらえるような大きなグループを目指していきたいですし、結成当初からの約束である武道館コンサートの夢もしっかり叶えていきたいです。また、バラエティが得意なグループと言っている割にまだまだだと思うことも多いので、パフォーマンスもバラエティもどっちももっと伸ばして、令和の面白いアイドルグループといえばラフ×ラフだよねって言ってもらえるような新しいアイドル像を描いていきたいです。
──では、最後に改めてリーダーの齋藤さんから、今回の新曲を聴くファンの皆さんにメッセージをお願いします。
齋藤:『超めっちゃ“キュン”でしょ?』は、リリースイベントをやるたびにファンの方々と一緒に作り上げている感覚がある一曲で、これからさらにファンの皆さんと私たちの間に強い結びつきを生んでくれる曲にしていきたいと思っています。ぜひ多くの方々に聴いていただきたいです!
──今日はありがとうございます。2025年のラフ×ラフの活動も楽しみにしています!
アイドル戦国時代といわれる今を「バラエティ」と「かわいさ」の両方を武器に駆け抜けるラフ×ラフ。今回の新曲を聴けば、これまで彼女たちを応援してきたファンは新たな成長を感じられる一方、大喜利を通じて彼女たちを知った人たちは、音楽にも真剣に向き合う彼女たちの別の一面を知ることができるだろう。ラフ×ラフの12thデジタルシングル『超めっちゃ“キュン”でしょ?』は12月6日(金)に発売。
TEXT 鈴木翔
PHOTO 井野友樹
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— 音楽情報UtaTen / チェキチャ! (@UtaTen_idol) December 6, 2024
【ラフ×ラフ】インタビュー掲載
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新曲『超めっちゃ"キュン"でしょ?』は2年間の集大成となる1曲!
メンバーの好きな歌詞にも必見です
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