“い・ろ・は・す”新アンバサダーに藤井風が就任!
2009年の誕生以来、飲みやすさと環境に配慮した取り組みで人気のコカ・コーラのミネラルウォーターブランド「い・ろ・は・す」。2025年2月17日には新ブランドメッセージ「きっとあしたも、いい感じ」を掲げると共に、新アンバサダーに岡山県出身のシンガーソングライター・藤井風を迎え、さらなる注目を集めています。
藤井風はアンバサダーとして、同日から全国放映の新CMで流れる楽曲『真っ白』を書き下ろしました。
『真っ白』はボサノバ調のリズムとアコースティックギターの爽快感のあるシンプルなメロディが特徴的。
藤井風の耳当たりの良い穏やかで優しい歌声とマッチし、まさにミネラルウォーターのような爽やかさとナチュラルさを感じさせてくれます。
どのような情景を歌っているのか、さっそく歌詞の意味を考察していきましょう。
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真っ白な心に惹かれ
真実をさまよえば
真っ黒なところはぶち抜かれ
真新しい風にまた抱かれた
≪真っ白 歌詞より抜粋≫
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CMでも流れているサビでは、混じりけのない純粋さの魅力を巧みに表現しています。
誰でも幼い子どものような「真っ白な心」でいたいと思うでしょう。
それは歳を重ね、様々な経験を通して心に陰りが生まれてしまうためです。
今は失われてしまった一点の曇りもない「真っ白な心に惹かれ」、主人公は「真実」に注目します。
ここで言う「真実」とは意志や信念など、周囲に影響されずに心の中に残った自分自身の考えや感情のことなのかもしれません。
世間の波に揉まれ見失いそうになる自分自身の気持ちに改めて目を向けたとき、心の中に巣食った「真っ黒なところはぶち抜かれ」たと思ったようです。
晴れやかな気持ちになり、かつて感じていた「真新しい風」に包まれる感覚を再び味わうことができました。
歌詞に「真」の文字が連なっていることからも、自分自身のピュアな部分を失わない限り真っ白な心を必ず取り戻せると力づけてくれているような気がします。
別れを決断するとき

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好きだよ 好きだけど
離れなくちゃ 置いてかなきゃ
好きだよ 知らんけど
私たちもう そんな頃よ
≪真っ白 歌詞より抜粋≫
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この部分では、主人公が複雑な状況の中にいることが読み取れます。
「好きだよ」とストレートに告げているため、相手は恋人なのでしょう。
しかし「好きだけど 離れなくちゃ 置いてかなきゃ」とも歌われています。
恋人と別れる理由は人それぞれです。
気持ちが変わったわけではなくても、互いのことを思って別れを選択する場合もあります。
主人公もこのまま交際を続けているのは良くないと思ったのでしょう。
だから自分たちは「離れなくちゃ」いけないし、好きな気持ちや思い出を「置いてかなきゃ」と感じているようです。
「私たちもうそんな頃よ」というフレーズは、これが自分たちの分岐点であり選択するべきときなのだという考えを示しているように感じます。
過去は置いて自分らしく先に進む

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先にさよならするわ
悪いのはそうよいつも私でいいの
先に進まなければゴールできぬゲームなのよ
≪真っ白 歌詞より抜粋≫
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この歌詞は、主人公と恋人との別れの瞬間を切り取っていると解釈できます。
好きだけど別れたいと思っている理由を話しても、恋人は納得してくれなかったのでしょう。
もしくは理解は示してくれたものの、なかなか受け止め切れずにその場から立ち去ろうとしなかったのかもしれません。
だから主人公は「先にさよならするわ」と、自らが立ち去ることにしたようです。
そうすることで恋人は余計に傷つき、恨みがましい気持ちになるとも考えられます。
しかし「悪いのはそうよいつも私でいいの」とあるように、ヘイトは全て自分が受けるつもりです。
それは人生を「先に進まなければゴールできぬゲーム」と考えているためです。
立ち止まってしまうと何も得られないから、前向きに進み続けたいと考えます。
恋人が自分を立ち止まらせてしまうのなら、離れなければなりません。
心にある真っ白な部分を大切にし、傷ついたとしても自分らしくあろうとする感情が伝わってきますね。
CMの自然体な藤井風も必見!
藤井風の『真っ白』は、きっと誰の心にもある汚れのないピュアな部分と向き合うよう促してくれます。周囲に合わせて自分の本当の気持ちを隠したり偽ったりする方が楽だと思えるかもしれませんが、前を向き自分に正直でいる方が心が晴れるのを感じるでしょう。
CMで映し出される藤井風の自然体の姿にも注目しながら、『真っ白』の心地よい音楽と歌詞を味わってください。