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【インタビュー】13歳のアーティストNeilが3rdデジタルシングル『First Love Story』をリリース 等身大の自分と世間の共感をミックスした春ソングで初恋を歌う

2023年に再始動した新生沖縄アクターズスクール発の第1弾アーティストとして昨夏にメジャーデビューしたNeil(ニイル)が、3月5日に3rdデジタルシングル『First Love Story』をリリース。両親がミュージシャンという音楽家庭に育ち、弱冠13歳にして楽器、歌、ダンスとマルチな才能を発揮する“令和の神童”が本人作詞の本作で描くのは「初恋」。ローティーンの本人にとって等身大のテーマでありながら、詞を書き上げるまでにはこれまでにない苦労があったという。UtaTen初登場の今回はこの新曲の話題に併せて彼のパーソナリティーにも注目。さらに3月16日に日本武道館で開催される沖縄アクターズスクール完全復活祭への意気込みも語ってもらった。

メジャーデビューから半年、芽生えたプロの自覚

──沖縄アクターズスクールといえば私はドンズバで“アムラー世代”のアクターズファンだったんですけど、13歳の方に話を伺うというのは今までで最年少のインタビューかもしれません。今日はNeilさんのフレッシュな魅力が伝わるトークにしたいと思うのでよろしくお願いします!

Neil:こちらこそよろしくお願いします!


──Neilさんは沖縄在住で、昨年のメジャーデビュー後からは東京との行き来も増えたと思うのですが、こちらに来て感動したことはありますか?


Neil:ちょうど昨日、御殿場の方でMVの撮影をしたんですけど、初めて見た富士山が本当にヤバかったです。高速道に乗って神奈川方面から見えた瞬間に「デカーーーーーーー!」って思わず声が出ちゃいました。沖縄から来る飛行機でも「皆様、左手に見えるのが富士山でございます」って機内アナウンスがあったんですけど、残念ながら僕の席は海側の列だったので「見えないよ」って(笑)。昨日は雲もなくて雪をかぶった、本当に綺麗な富士山が見られました。


──確かに初めて見る富士山は誰もが感動しますよね。やはり見たら登ってみたいと思います?

Neil:それはないです。あんな高い山に登れる気がしないですし…。


──そうですか? ダンスで鍛えたNeilさんの体力があればスイスイ登れると思いますよ。デビューしてから、いろいろなことがガラリと変わったと思います。ご自身の音楽との向き合い方にも変化を感じることはありますか?

Neil:楽曲に対する想いが日に日に強くなっているのを感じます。あと普段の生活の中で僕のことを知っている方から声をかけられると、もっともっと頑張ろうっていう気分にさせられますね。デビューから半年が経って、歌のスキルも楽器のスキルもまだまだっていうのが実感ですけど、その中でも成長したと思えるのは集中力がめっちゃ上がったことです。アーティストとしてのプライドをしっかり持ってステージに上がれるようになったのが一番大きいと思います。


──いつもどんなことを考えてステージに立っているんですか。

Neil:僕の曲を聴きに来てくれるお客さん一人一人の目をちゃんと見て、その曲が持っているメッセージをしっかり届けたいと思っています。それでも今日はこれができなかったな…っていう反省は毎回のように出てくるので、それらをひとつずつ克服しながらがんばっています。


──Neilさんはご両親ともミュージシャンで、5歳の時にベースを始められたそうですね。今ではウクレレ、ギター、ドラムもできるそうですが、音楽で生きていきたいと思い始めたのはいつ頃のことですか。

Neil:幼稚園の頃まではお医者さんになりたかったんです。でもベースを始めたら音楽が楽しすぎて、最初の数年はジャズオーケストラに入って練習しました。もうその時にはベースで一生生きていきたいって思っていましたね。


──ステージに立つという経験を初めてしたのはいつごろのこと?

Neil:そのジャズオーケストラの発表会です。その時、まだ習っていない曲がひとつあって、先生からは「やらなくてもいいから、やっているふりだけしておいて」みたいな感じに言われていたんですけど、その曲になった瞬間に思い切りイキリ散らかしたのをよく覚えています。その時の録画データがまだ家に残っているんですが、見るたびに恥ずかしくなりますね(笑)。


──幼い頃はどんな音楽に親しんでいたんですか?


Neil:家には洋楽のラジオがよく流れています。お父さんが仕事でオールディーズのカバーをすることの多い影響でビートルズも聴いてきましたし、邦楽では宇多田ヒカルさんの曲をよく聴きます。最初にハマった曲はブルーノ・マーズの『The Lazy Song』。本当にクセになって、何度もリピートして聴きました。そこからブルーノのことがどんどん好きになって、小学校1年生くらいの時に彼のMVを完コピしたんです。実はその前からダンスもやってみたいと両親に相談していたんですけど「ダンスはいろいろとお金がかかるからダメ」って言われていて…。でも、その完コピを見せたら「こいつは本当にダンスが好きなんだな」って考えを変えてくれました。


──13歳で歌も楽器もダンスもできて、僕が同じ立場だったら“天狗”になっていそうですが、Neilさんから謙虚さを感じるのは、やっぱり幼い頃からご両親をはじめとする音楽の先輩に囲まれて育った環境が大きいんでしょうか。

Neil:いや、今日はちゃんとしてるだけで、僕、結構負けず嫌いですよ(笑)。


──でも、プロとしての自覚をしっかり持つ一方で、こういう場で「自分のスキルはまだまだ」って言えるのってすごいことじゃないですか。

Neil:それは思いまくりですよ。お父さんたちのレベルにもまだまだ届かないし、沖縄アクターズスクールの先輩たちやいろいろなアーティストのライブを見させてもらうと、本当にまだまだだなって思わされます。ブルーノ・マーズのライブも2回見ていて、その時の衝撃が本当にヤバかった。東京ドームが揺れるのを生で感じて、自分のことがちっぽけに思えちゃった。一曲目から最高で、気付いたらスマホを投げ捨ててずっと総立ちで見ていました。

『First Love Story』は初めて書いた恋愛ソング

──まさに向上心の塊って感じですね。それでは3月5日リリースの新曲『First Love Story』の話題に移りましょう。この曲は春を感じる軽やかなメロディの中にNeilさんのハイトーンボイスが心地よく響く一曲になっていますね。


Neil:今回の『First Love Story』はタイトル通り「初恋」をテーマにしていて、みんなに共感してもらえる初恋と僕自身の初恋の経験をミックスしながら詞を書きました。皆さんそれぞれの中にある初恋と照らし合わせながら聴いてほしい一曲です。


──昨年末に1stミニアルバムの「HAPPY BOX」をリリースされて、ご本人の中にひとつの区切りみたいなものもあったと思うのですが、本作で新たに挑戦したことはありますか?

Neil:今まで恋愛の歌詞を書いたことが無かったので、そのこと自体がチャレンジでした。僕はどの曲でも聴いている人に共感してもらえることが大切だと思っているので、まずはみんなに共感してもらえて、その上で歌詞から情景を想像してもらえる部分や思いをグッと伝えるところも作りたい。そんな風にいろいろ考えるうちに自分へのプレッシャーがどんどん大きくなってしまって…。みんなにとって初恋ってどんなものなんだろう、自分の初恋はどんなんだったっけって頭の中で考えながら結構悩みました。


──悩んだ時は何かを参考にしたり?

Neil:平成の曲をたくさん聴きました。その中で特に参考にさせてもらったのは、あいみょんさんや平井大さんの表現の仕方です。例えば、あえてストレートな言葉を使わずに、違うものに例えながら遠回りして思いを伝えるところだったり。


──なるほど。初恋なんて私にとってはもう何十年も昔の話ですけど、そんな私でも共感が得られた歌詞の裏側には、そういう研究と努力があったんですね。この曲の中でお気に入りの歌詞をいくつかあげていただくとしたら、どのフレーズになりますか?

Neil:全部お気に入りなんですが、自分の中で面白いと思うところをあげるなら、Bメロの〈バレてるの? 飲みこまれてく〉という部分です。好きバレしてるかもしれないという不安を抱えつつ、気持ちはどんどん好きな人に引き込まれていくという初恋らしい感情がよく表れていると思います。続くサビの〈指が触れるか触れないか 偶然装う 僕はさ 甘いLiarだから〉っていう歌詞も、好きな子とすれ違った時に本当はわざと手に当たったのに嘘をついて偶然を装うという、
初恋らしいじれったさをきっと共感してもらえる部分です。


──好きな子に素直になれず、ちょっかいを出してしまうこと。私もあったなあ(しばし回想)。

Neil:共感してもらえて嬉しいです(笑)。あともうひとつ、最後の〈この瞬間から僕らのFirst Love Story〉というフレーズにも注目してほしいです。最初の〈花びらキラキラ舞う〉という春の歌詞で恋に目覚めて、どんどん相手のことを好きになるのと一緒に、不安な時や落ち込む日もやってくる。でもやっぱり好きな気持ちが抑えられなくて最後は「僕」が「僕ら」に変わる。そんな甘酸っぱいストーリーを感じてほしいです。



武道館に集まるアクターズファンをNeilファンに

──歌、楽器、ダンスと、きっとドジャースの大谷翔平選手も驚くに違いない三刀流ぶりですが、音楽に関わる時以外は何をしていることが多いですか?

Neil:とっても普通ですけど、スマホを見ていることが多いです。あと、時間がある時はアクターズスクールの友だちとご飯に行ったりします。


──よく行くお店は決まってるんですか。

Neil:よく行くのは「びっくりドンキー」ですね。


──沖縄っぽいものが出てくるかと思ったら、まさかの北国発祥ハンバーグチェーン(笑)。

Neil:県外の人たちが思うほど沖縄料理ばかり食べてないですよ。あ、でも、ぜんざいはよく食べに行きますね。


──沖縄のぜんざいって冷たくておいしいですよね。

Neil:え、ぜんざいって冷たい食べ物じゃないんですか?


──冷たいぜんざいは沖縄だけですよ。

Neil:え、こっちのぜんざいは氷が入ってないんですか。ヤバっ、今ちょっと衝撃だ!


──ふふふ(笑)。さて、ちょうど沖縄アクターズスクールの名前が出たところで、スクールのお話も少しだけ聞かせてください。2023年に再始動した沖縄アクターズスクールに第1期生として加わって一年半以上が経ちました。他のスクール生と切磋琢磨し合える環境の中でどんな成長を感じていますか?


Neil:同じ年代の仲間がたくさんいるので、仲間の中に自分に足りないものを見つけると、自分もああいう風にしなきゃって気付かされます。それは歌やダンスのスキルだけじゃなくて、性格や人間性の面も含めてですね。一方で、同じ世代の仲間に自分の曲を聴いてもらえるのはすごく嬉しいし、本当にいつも助け合っています。昨日も「今日は一人だけど、MVの撮影がんばるね」ってグループLINEに送ったら動画で応援メッセージをくれる子もいて、本当にみんなのことが大好き。


──沖縄アクターズスクールといえば、安室奈美恵さんやMAX、DA PUMPなど錚々たるアーティストを輩出しています。先輩の曲ではどんな曲が好きですか?

Neil:ISSAさんや三浦大知さんに憧れているので、DA PUMPさんだと初期の曲の『Feelin' Good 〜It's PARADISE〜』や『ごきげんだぜっ! 〜Nothing But Something〜』、三浦さんは今の曲も好きですけど、Folder時代の楽曲をよく聴きます。三浦さんとは2022年の10月2日に行われた「沖縄アクターズスクール大復活祭」の特別レッスンで初めてお会いすることができたんですけど、とっても優しい方でオーラが半端なかったです!


──3月16日には日本武道館で開催される「沖縄アクターズスクール完全復活祭」に出演されます。武道館という大舞台、きっと昔からのアクターズファンも集結する中でどんなステージにしたいと思っていますか?

Neil:僕のことをまだ知らないアクターズファンの方々もたくさんいらっしゃるので、その皆さんがNeilファンになるようなパフォーマンスを見せたいです。先輩方と楽屋が近いと思うので、できるだけ多くの先輩とお話しさせていただきたいです。特にISSAさんとはそこで初めてお会いする予定なので、良い後輩だって思ってもらえるようにがんばります!


──今日はNeilさんのいろんな面が見られて楽しかったです。完全復活祭のパフォーマンスも注目しています。それでは最後に改めて、新曲『First Love Story』を聴くファンの方々に向けてメッセージをお願いします。

Neil:『First Love Story』は、いま初恋を経験している人、ちょっと前に初恋を経験した人、そして初恋が青春の思い出になっている人、いろんな人の心に響く一曲になっています。ぜひ自分の中にある初恋を思い浮かべながら聴いてみてください。

TEXT 鈴木 翔
PHOTO Kei Sakuhara



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