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エレファントカシマシ「俺たちの明日」歌詞の意味が熱い!愛される理由を徹底考察

エレファントカシマシ『俺たちの明日』は、2007年にリリースされた34枚目のシングル曲。時を経ても色褪せることない彼らの楽曲の魅力はどこにあるのか。パワフルで飾らない歌詞の意味を読み解きながら、その理由を考察していきます。

時を経ても愛されるエレファントカシマシ「俺たちの明日」

エレファントカシマシ『俺たちの明日』は、2007年11月21日にリリースされたシングル曲です。

「ウコンの力」のCMソングに起用されたほか、ドラマ『集団左遷!!』主題歌にも起用されているので、世代ではない人でも楽曲を知っている人は多いかもしれません。

▲エレファントカシマシ-俺たちの明日【OFFICIAL MUSIC VIDEO】

宮本浩次のパワフルでまっすぐなボーカルが印象的なエレファントカシマシ。

歳を重ねても失われることのない力強さと輝きは、一体どこから来るのか。

『俺たちの明日』の歌詞を読み解きながら、楽曲の魅力に迫ります。

遠く離れた共に送るエール


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さあ がんばろうぜ!
オマエは今日もどこかで不器用にこの日々ときっと戦ってることだろう
≪俺たちの明日 歌詞より抜粋≫
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歌い出しからパワフルな歌詞が印象的な楽曲です。

1人で頑張るのは辛いけれど、どこかで「オマエ」も頑張っていると思うと、自然と力が湧いてくるのでしょう。

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どうだい?近頃仕事は忙しいのかい?
どうだい?かみさんは元気か? 子供は大きくなったかい?
実は昨日オマエとつるんで歩く夢を見たんだ
昔みたいにオマエと歩く夢を
≪俺たちの明日 歌詞より抜粋≫
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昔の仲間と一緒に日々を過ごしていた頃の夢を見るのは、懐かしいような嬉しいような切ないような、複雑な気持ちになりますね。

遠い日々を昨日の事のように思い出し、今は遠くにいるその人を思い浮かべる。

大切な人に思いを馳せる時間は、センチメンタルな気持ちになりますが、とても大切な時間です。

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そういやあの頃は俺たちの時代を築こう
なんて話を何時間でも語り合って飽きなかったな
そしてそんな時間こそ本当は俺たちの
あぁ 人生そのものだったな
≪俺たちの明日 歌詞より抜粋≫
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自分たちの力を信じ、世界を変えるほどの大きな夢を見ていた頃。

根拠のない自信で突き進める無敵さは、若い時の特権かもしれません。

振り返れば青臭い夢でも、その夢を信じて語り合った時間はかけがえのないものです。

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時は流れて もうりっぱな大人さ 今はそれぞれの道を行く

さあ がんばろうぜ!
負けるなよ そうさ オマエの輝きはいつだってオレの宝物
でっかく生きようぜ!
オマエは今日もどこかで不器用にこの日々ときっと戦ってることだろう
≪俺たちの明日 歌詞より抜粋≫
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いつしか大人になり、大きな夢を追いかけることはできなくなっても、あの日語った話が、共に過ごした時間が心の支え

大切な時間を共有した仲間というのは、どれほど時が経っても、自分の心の中に生き続けるのでしょう。

その人がどこかで頑張っているから、自分も踏ん張ることができるのです。

歳を重ねたからこそ生まれる歌詞の意味深さ


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10代 憎しみと愛入り交じった目で世間を罵り
20代 悲しみを知って 目を背けたくって 町を彷徨い歩き
30代 愛する人のためのこの命だってことに あぁ 気付いたな
季節は過ぎてそれぞれの空 オマエこの頃 何想う
≪俺たちの明日 歌詞より抜粋≫
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若い頃は世界が敵に見えることもあれば、自分の力で道を切り開くことに躍起になり、現実が見えていないこともあります。

人と衝突したり、孤独に陥ったり。

そうやって迷いながら人生を生きていくうちに、愛する人と出会い、その人のために生きたいと思える。

紆余曲折あってこその素晴らしい人生なのかもしれません。

人生を生きてきた、歳を重ねてきたからこその実感溢れる歌詞だからこそ深く、聴く人に説得力を与えますね。

シンプルで飾らないからこそ届く歌の強さ


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さあ がんばろうぜ!
輝き求め暮らしてきたそんな想いが いつだってオレたちの宝物
さあ でかけようぜ!
いつもの景色 この空の下 いつかどでかい どでかい虹をかけようよ
さあ がんばろうぜ!
負けるなよ そうさ オマエがいつかくれた優しさが今でも宝物
でっかく生きようぜ! 誓った遠いあの空 忘れないぜ そうさ 今も同じ星を見ている
≪俺たちの明日 歌詞より抜粋≫
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大人になり、道は別れても、いつかの言葉が宝物になり、心を照らしてくれる。

そんな人に、人生で何人会えるでしょうか。

『俺たちの明日』は、かつて共に過ごした「オマエ」に向かってエールを送っているような歌です。

学生時代、若かりし頃、共に過ごした人とも、大人になるにつれて疎遠になりがち。

しかしこの歌は、会えないことよりも、遠く離れても互いに励まし合える、高め合える存在としての「オマエ」が印象的です。

きっとどこかで頑張っている「オマエ」を思えばこそ、気持ちを奮い立たせて日々を乗り越えることができるのでしょう。

この歌には何度も「でっかく生きよう」という歌詞が登場します。

不器用でも、かっこよくなくても、正解ではなくてもいい。

気持ちを大きく、視野を広く持ち、自分の大好きなもの、大切なものに対して嘘をつかないように生きることができたら、人生はそれなりに幸せなものにできるのかもしれません。

難しいことを考えずに、まっすぐに。

大人になり、凝り固まった頭や心を少し柔らかくほどいてくれるような歌です。

1981年結成。86年、中学のクラスメートであった宮本浩次・石森敏行・冨永義之に、冨永の高校時代の同級生だった高緑成治が加わり、現在のエレファントカシマシとなる。 同年CBS SONY SDオーディション入賞。88年、アルバム『THE ELEPHANT KASHIMASHI』、シングル『デ―デ』でデビュー。 カリス···

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