人生を一歩一歩進む大切さが描かれている
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しあわせは 歩いてこない
だから歩いて ゆくんだね
一日一歩 三日で三歩
三歩進んで 二歩さがる
≪三百六十五歩のマーチ 歌詞より抜粋≫
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『三百六十五歩のマーチ』は、人生の応援がテーマです。
コツコツと一歩一歩進んでいくことの大切さが描かれています。
1.2.3番通して歌詞の最初は「しあわせは~」から始まります。
中でも1番の歌詞「しあわせは歩いてこない だから歩いていくんだね」の部分は、多くの人が共感できる部分ではないでしょうか。
待っていても向こうから幸せがやってくるわけではない、コツコツと努力した先に幸せがある。
だからがんばろう!幸せをつかもう!と勇気をもらえるのではないでしょうか。
三歩進んで二歩下がると、一歩しか進めていませんが、一歩一歩進むことが大切というメッセージが込められています。
また、日常にあるささやかな小さな幸せに気づくことの大切さも描かれています。
「人生はワン・ツー・パンチ」その意味は?

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人生は ワン・ツー・パンチ
汗かき べそかき 歩こうよ
あなたのつけた 足あとにゃ
きれいな花が 咲くでしょう
≪三百六十五歩のマーチ 歌詞より抜粋≫
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『三百六十五歩のマーチ』の歌詞に多く登場する「ワン・ツー・パンチ」の意味を考察します。
「ワン・ツー・パンチ」とはボクシング用語で、基本的なコンビネーションの一つです。
ジャブとストレートの組み合わせで行う「ワンツー」は、ボクシングにおいて基礎的なもの。
ジャブとストレートは、手をまっすぐ伸ばして打つので射程距離が長く、相手の攻撃を受けずに自分のパンチを当てることができます。
この基本をマスターすることで試合で優位に立ち、相手を攻撃しやすくなるのです。
『三百六十五歩のマーチ』においての「ワン・ツー・パンチ」は、コツコツと一歩ずつがんばる事の大切さを歌っているのではないでしょうか。
人生には、楽しい事ばかりでなく、辛い事や苦しい事がたくさんある。
汗をかき、泣きながらでもそれを乗り越えて行こう、というメッセージが込められています。
タイパが求められる今だからこそ見直したい一歩一歩の重要性

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腕を振って 足をあげて
ワン・ツー ワン・ツー
休まないで 歩け
ソレ ワン・ツー ワン・ツー
ワン・ツー ワン・ツー
≪三百六十五歩のマーチ 歌詞より抜粋≫
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『三百六十五歩のマーチ』では、一歩一歩進むことの大切さが描かれています。
この曲が発売された1968年は、昭和の高度経済成長期。
コツコツとがんばる事が美徳とされていた時代でした。
今はどうでしょう。
コツコツとがんばる事がめんどう、ばからしいともされる時代かもしれません。
タイパ(タイムパフォーマンス)が重要とされ、短い時間で成果を得ることが求められます。
もちろん、ビジネスでもプライベートでも効率よく進めることは大切です。
しかし、タイパを考えるあまり、それが活かされなかったら意味がありません。
結局、基本的なやり方でコツコツとする方が成果を生むことも。
タイパが求められる今だからこそ見直したい、一歩一歩の重要性が『三百六十五歩のマーチ』には感じられます。
「三百六十五歩のマーチ」は人生の教訓にしたい歌詞が印象的な国民的応援歌
水前寺清子の『三百六十五歩のマーチ』は、人々を勇気づけ元気を与える歌詞が印象的な楽曲です。マーチ=行進曲のように一歩一歩自分の足で歩いていくことの大切さが描かれています。
国民的応援歌と言える『三百六十五歩のマーチ』には、人生の教訓にしたいと思える歌詞がたくさん詰まっています。