ガガガSPとは

「ガガガSP」は、2000年代前半の青春パンクブームを代表するパンク・ロックバンドグループ。
パンクの概念を覆すような斬新なスタイルで、ファンの心を鷲掴みにしていました。
まずは、ガガガSPはどのようなグループであったのか、デビューやグループ名の由来について解説します。
青春パンクブーム時代には数々のバンドグループが誕生しました。
ガガガSPはそんなブームの代表的存在で、数多くのグループを牽引していました。
また、ブームが過ぎ去ると解散や活動休止するバンドグループも少なくありません。
たくさんの同期たちが解散する中、青春バンドグループとして活動を続けてきたガガガSPはメディアなどで「日本最古の青春パンクバンド」と呼ばれるようになりました。
2002年にメジャーデビュー
ガガガSPは、1997年に地元兵庫県神戸市で結成されました。
フォークとパンクを融合させた全く新しい形の音楽で、2000年12月に「京子ちゃん」でデビューを果たします。
他とは類を見ないグループであった彼らはめきめきと頭角を現し、ガガガSP2002年1月の「卒業」でメジャーデビューを果たしました。
疾走感のある卒業ソングは大きな注目を集め、彼らの代表曲として現在でも愛され続けています。
バンド名の由来
バンド名の「ガガガSP」というバンド名は、忌野清志郎さんがきっかけ。
忌野清志郎さんのライブでの「ガッガ!ガッガ!」という掛け声から、グループ名を「ガガガ」にしようと考えたそうです。
ほかにも1900年代前半に活動していた路上パフォーマンス集団「東京ガガガ」も由来となっています。
結成当初は「ガガガ」のみで活動していましたが、楽器ができるメンバーの加入により「スペシャル(SP)メンバー」という意味で「ガガガSP」となりました。
2025年2月5日にメンバーが逝去
日本最古の青春パンクバンドとして、精力的に活動を続けていたガガガSP。
そんな彼らの音楽を支える大切なメンバーの一人・桑原康伸が2025年2月5日に享年44歳という若さで逝去されました。
ガガガSPの公式サイトなどで訃報が発表され、心不全が原因であったことも明かしています。
ガガガSPメンバーの年齢や誕生日を紹介
青春パンクバンドとして確固たる地位を確立しているガガガSP。
誰しもが体験したことのあるような青春のエピソードを盛り込んだ楽曲たちは、聴く人の心に突き刺さります。
そんな、ガガガSPのメンバーはどのような人物なのでしょうか。
こちらでは、年齢や誕生日などのメンバープロフィールを紹介します。
コザック 前田(コザック まえだ)
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担当 | 唄い手 |
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本名 | 前田 泰伸(まえだ やすのぶ) |
誕生日 | 1979年9月30日 |
年齢 | 45歳 |
身長 | 169cm |
血液型 | O型 |
出身地 | 兵庫県神戸市 |
ソロとしても活動中のコザック前田。
「コザック」という芸名は、長野オリンピックに出演したフリースタイル・スキーモーグル競技・里谷多英選手の「コザック」を観た友人から「脚を開いているからスケベなお前にぴったり」と言われたことがきっかけ。
2004年には俳優兼シンガーソングライターの泉谷しげるとユニットを結成し、グループの傍らユニットとしても勢力的に活動しています。
山本 聡(やまもと さとし)

担当 | ギター弾き手 |
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愛称 | やまもっさん |
誕生日 | 1981年9月15日 |
年齢 | 44歳 |
身長 | 160cm |
血液型 | A型 |
出身地 | 兵庫県神戸市 |
ガガガSPのギター担当の山本聡は、メンバーからは「やまもっさん」という愛称で呼ばれています。
2005年3月に「ガッタ山本」に改名したものの、同年5月には現在の本名名義に戻しています。
さまざまなアーティストたちの楽曲プロデュースも行っており、グループでもソロでも勢力的に活動中です。
田嶋 悟士(たじま さとし)

担当 | 叩き手 |
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愛称 | たぁじん |
誕生日 | 1981年3月30日 |
年齢 | 44歳 |
身長 | 176cm |
血液型 | B型 |
出身地 | 兵庫県神戸市 |
パワフルなドラムスがたまらない田嶋 悟士。
メンバーからは「たぁじん」の愛称で呼ばれており、桑原康伸とは高校の同級生でもあります。
2010年には神戸三ノ宮で居酒屋「鬼味噌田嶋屋」を開業し、毎年5月にはオープン周年を記念してガガガSP出演の「田嶋屋音楽祭」を開催しています。
桑原 康伸(くわはら やすのぶ)

担当 | ベース弾き手 |
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愛称 | 旦那 |
誕生日 | 1980年11月14日 |
享年 | 2025年2月5日 |
身長 | 180cm |
血液型 | A型 |
出身地 | 兵庫県神戸市 |
ガガガSPのベース担当・桑原康伸。
「旦那(だんな)」の愛称で呼ばれており、高校在学中に友人のバンドに参加したことがきっかけでベースを弾くようになりました。
父親はマンドリン奏者の桑原康雄で、彼自身も幼少期からマンドリンを習っていたそうです。
小さなころから培った音楽センスは高く評価されており、ガガガSPの作詞作曲も数多く担当しています。
ガガガSPの元メンバーを紹介
ガガガSPの元メンバーがこちらです。藤原 秀貴 (ふじわら ひでき) |
元ベース アルバム『ガガガSP登場』まで所属 |
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綱目 圭 (つなめ けい) |
元ベース シングル『卒業』まで |
ガガガSPの聴いてほしい代表曲4選
フォークとパックを掛け合わせた新しい音楽スタイルで、青春パンクブームを牽引しているガガガSP。そんな彼らの音楽は、青春のキラキラとした瞬間や複雑な感情を切り取ったような真っ直ぐで等身大な歌詞が魅力です。
結成から28年を迎える現代でもブレることなく表現し続ける音楽は、今でも色褪せることがありません。
こちらでは、ガガガSPの魅力がたっぷりつまった人気曲を紹介します。
線香花火
「線香花火」は2001年8月にリリースして以降、ガガガSPの代表曲として現在でも愛され続けている名曲です。
恋心を線香花火と重ねて歌った曲で、儚くも美しいメロディが心に刺さります。
ボーカル・コザック前田の特徴的なダミ声で歌う真っ直ぐな歌詞は、まさに青春そのもの。
2023年に放送されたTBS「ラヴィット!」で生演奏したことをきっかけに再注目された名曲です。
はじめて君としゃべった
「はじめて君としゃべった」は、好きな人との初めての会話という誰しも経験したこのあるような瞬間を切り取った、純真なバラード曲。
テレビアニメ「NARUTO-ナルト-」のエンディング曲に起用されています。
好きな人との会話にドキドキしたり、不安に感じたりする主人公の心情をストレートに表現した曲で、甘酸っぱい恋愛模様に思わずニヤニヤしちゃうでしょう。
卒業
「卒業」はメジャーデビューシングルを飾った楽曲。
ガガガSPの代表する名曲で、青春パンクといえばこの曲を連想する人も多いのではないでしょうか。
繰り返される「さよなら」というフレーズが印象的な曲で、ガガガSPらしいエネルギッシュで疾走感のあるサウンドが心地良いです。
全国無責任時代
「全国無責任時代」は、グループ初となるダブルAサイドシングル曲として2005年5月にリリースされた曲。
テレビアニメ「ケロロ軍曹」の第2期オープニング曲に起用された曲で、初回プレス盤にはケロロ軍曹特製小隊マークシールが封入されました。
陽気なサウンドを得意とするガガガSPらしさに溢れたポジティブソングです。
落ち込んだ時にこの曲を聴けば、元気が出ること間違いなし!
ガガガSPのメンバーが奏でる曲は熱いものばかり!最高のパンクバンドを聴いてみよう
青春の甘酸っぱい瞬間を飾らない言葉で伝え続けている「ガガガSP」。青春時代の苦悩やドキドキ、悲しみをストレートに表現した歌詞は、聴く人の心を揺さぶり熱い気持ちにさせてくれます。
疾走感のある力強いサウンドと歌声から奏でられる曲は胸が熱くなるものが多く、ライブやツアーでもファンたちを熱狂させています。
最高のパンクバンドである「ガガガSP」の熱い曲を聴いてあの頃の青春時代を振り返ってみませんか。