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Chevon「菫」歌詞の意味を考察!ドラマ「40までにしたい10のこと」主題歌を徹底解説

Chevonの『菫(スミレ)』は、テレビ東京系のドラマ「40までにしたい10のこと」の主題歌です。札幌を拠点に活動する注目の3ピースバンドChevonが書き下ろしました。スミレの花言葉「小さな幸せ」ともリンクする、歌詞の意味を考察します。

Chevonは札幌発の3ピースバンド

テレビ東京系「40までにしたい10のこと」の主題歌『菫(スミレ)』で注目のChevon

Chevonは北海道・札幌発の3ピースバンドです。

2021年6月から活動を開始し、札幌を拠点に全国でライブ活動を行っています。

文学的なアプローチの歌詞と歯切れの良いサウンドが持ち味。

▲Chevon-菫(スミレ)【OFFICIAL MUSIC VIDEO】

『菫』は、ドラマ「40までにしたい10のこと」のために書き下ろされた楽曲

今回は、その歌詞の意味を考察します。

ダブルミーニングの「道」


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君を少し勘違いしていました
見た目とか、噂とか
そんなものに振り回されて
逃してしまうところでした
歌えない恋をはじめました
それはもう、唐突に
伝えたい言葉がありますが
まだまだ言うのは先でしょう
≪菫 歌詞より抜粋≫
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人は表面だけを見ていても、内面的なことはよくわからないもの。

思っていたよりもいい人だったり嫌な人だったり。

深くつきあってみないと内面はよくわからないから、見た目から想像したり、噂話を信じてしまいがち。

そんなものに振り回されていると、たいせつなことを見逃してしまうかも。

この歌詞では、あやうくたいせつなものを見逃してしまいそうだった、と綴られています。

もし、気になる人がいたら、自分の目で耳でどんな人なのかを確かめるべき、だと気づかされる歌詞です。

「歌えない恋」とは人に言えない恋でしょうか。

伝えたい言葉があるけれど、それはまだ伝えることができない。

胸に秘められた恋の予感を感じます。

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ドラマにはならない幸福と
歩幅を合わせて歩いている
お互いの秘密を打ち明けて
遠回りの道を敢えて行こう
≪菫 歌詞より抜粋≫
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日常にある幸せを描いていると感じます。

ドラマのような恋とは?

思い描くのは、派手な出会いや複雑な人間関係、お金持ちと庶民の恋など、さまざまなシチュエーションが想像できます。

そんな、ドラマの設定にはならないような、日常にあふれている幸せを歌ったのがこの部分の歌詞です。

好きな相手と歩幅を合わせて歩いていける喜び。

遠回りをすることも楽しい。

遠回りの道とは、きっと地面の道と人生を意味する道とのダブルミーニング。

お互いのことをもっと知りながらこの道を、人生を共に歩いていこう、という意味があるのではないでしょうか。

スミレの花言葉「小さな幸せ」とリンクする歌詞


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君のことを少し理解しました
仕草とか、機嫌とか
知れば知るほど生意気ですが
そんなのも愛おしいのです
力いっぱい抱き締めたくて
壊れそうで出来なくて
そっと触れた指先に確かなあたたかさ
≪菫 歌詞より抜粋≫
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初めは誤解していた相手のことが、どんどん理解できていく。

仕草の癖や機嫌の良し悪しがわかってくる。

知れば知るほど、どんどん好きになる、愛おしくなる。

あふれるほどの愛情を感じます。

「生意気ですが」にちょっとの遠慮があり、かわいらしくも感じます。

ドラマ「40までにしたい10のこと」のテーマは、40歳を目前にした上司と部下のラブストーリー。

部下から見た上司を想像させる部分かも知れません。

抱きしめたいけれどできなくて、壊れそうでできなくて、といったもどかしさ。

そっと触れた指先にあるあたたかさ。

このあたたかさだけでも十分幸せだ、という気持ちが伝わります。

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あぁ、もう二度とこんな気持ちは
訪れないのでしょう
≪菫 歌詞より抜粋≫
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こんな気持ちになるのはもう二度と訪れないだろう。

この恋が唯一無二であり、最後の恋かもしれない。

これほどの人にはもう出会えないのだろう、という強い気持ちです。

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どうか一秒でも長く私を
好きなままいてくれますように
どうか、どうかこの大切な日々が
気まぐれじゃありませんように
≪菫 歌詞より抜粋≫
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この恋を失いたくない、どうかずっと私を好きでいてくれますように、という願い。

幸せな日々は、実はとても不安になるもの。

この幸せがいつか崩れてしまうのではないかと思ってしまうから・・・。

どうか、この幸せが気まぐれじゃありませんように、と祈ってしまう気持ちは、きっと誰もが共感できるのではないでしょうか。

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ドラマにはならない毎日を
あなたとこれから生きてゆく
お互いの弱さも埋めあって
遠回りの道を
雨上がりの空をふたりでみよう
≪菫 歌詞より抜粋≫
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普通の日常をあなたと共に生きていく幸せ。

お互いの足りないところを補って埋めあって生きていこうという決意。

「遠回りの道」は、これからの長い人生にある困難を指しているでしょう。

どんなことがあるのかわからない人生。

雨や嵐、雪の日もあるかも知れない。

「雨上がりの空をふたりでみよう」の歌詞は、困難を乗り越えた後の2人が想像できます。

雨は人生において、何度も降る事があるでしょう。

その都度乗り越えて、雨上がりの空を2人で見つめる。

幸せな2人の姿でラストは結ばれます。

好きな人と出会い結ばれ、日常の中にある幸せを歌った『菫』。

スミレの花言葉は、誠実・謙虚・小さな幸せ。

ボーカルの谷絹茉優は、そんな意味を込めて作詞したのかもしれません。

ドラマのようなことは起こらなくても、日常にある小さな幸せをたいせつに生きていきたい。

『菫』は、そんな風に思わせてくれる楽曲です。

Chevon「菫」は日常にある幸せに気づかせてくれる歌


Chevonの『』は、日常にある幸せのたいせつさを歌った楽曲です。

ドラマ「40までにしたい10のこと」の主題歌でありながら「ドラマにはならない幸福」、「ドラマにはならない毎日」と、日常にあるささやかな幸せを歌詞にしています。

派手なことは起こらなくても、好きな人と共に歩く毎日をたいせつにしたくなる楽曲です。

Vo. 谷絹 茉優、Gt.Ktjm(キタジマ)、Ba. オオノタツヤの 3 人組バンド。 2021 年 6 月より北海道・札幌を拠点に活動。 平均年齢 22 歳。 予見不可能な楽曲の展開力とボーカル谷絹が生み出す複雑怪奇なメロディーラインでリスナーを魅了する。 文学的かつ狂気を帯びたリリックには、美しいものも···

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