藤原丈一郎主演ドラマ「ロンダリング」の主題歌をなにわ男子が担当!
「死者の声が聞こえる」という特殊能力を持つ売れない俳優・緋山鋭介(藤原丈一郎)が、非業の死を遂げた人々の人生に寄り添い、事件の真相に迫るヒューマンサスペンスドラマ『ロンダリング』。地上波連続ドラマで単独初主演を務める藤原丈一郎が挑む本作は、毎週木曜深夜0:15からカンテレ×FODドラマ枠にて放送されています。
そしてその主題歌となるのが、なにわ男子の新曲「Black Nightmare」。
ダークな世界観と緻密なストーリー性を持つ本楽曲が、ドラマのテーマとも深く重なり合いながら物語を彩っています。
なにわ男子「Black Nightmare」のMVが一部公開!
なにわ男子が手がけるドラマ「ロンダリング」の主題歌「Black Nightmare」のMV Short ver.がなにわ男子のYouTubeチャンネルにて公開されています。「Black Nightmare」というタイトルが示す通り、美しさと不穏さが交錯するまるで悪夢のような世界が舞台となる本MV。
映像全体には緻密なストーリー性と巧妙な視覚的仕掛けが張り巡らされており、動物や小道具といった象徴的なモチーフも随所に登場します。
それらを手がかりに、この謎めいた物語の真相を読み解いていきます。
MVで描かれるのは“悪夢のゲーム”?
物語の中心には、銀色の仮面をつけた6人の存在と、空から舞い降りてきた藤原丈一郎がいます。彼らは黒い目隠しや黒いハットなど、「正体を隠す」ためのアイテムに身を包んで登場し、その姿から、全員が自らの本性を隠していることが強く印象づけられます。
MVの核となるのは、7人による“椅子取りゲーム”のシーンです。
そこには黒い椅子が2脚、白い椅子が3脚、そして透明な椅子が1脚配置されており、まるで「人狼ゲーム」のように、悪と正義、そして中立という3つの立場が示唆されているようにも見えます。
では、実際に各メンバーはどのような立場を演じているのでしょうか。
ここからは、彼らと共に映し出されるモチーフや所作を手がかりに考察していきます。
まず注目すべきは、冒頭で空から舞い降りてくる藤原丈一郎の姿です。
銀色の仮面をつけた6人に囲まれたり、トランシーバーを通して声を投げかけられたりする様子から、彼は悪夢の世界に迷い込んだ“プレイヤー”のようにも見えます。
一方で、サイコロやばらまかれる紙幣といった描写からは、ゲームを操る、またはその展開を見守るゲームマスターとして、この世界を俯瞰する存在とも解釈できます。
黒いネクタイと黒い狼の仮面を身につけた高橋恭平は、明確な“黒”の象徴として登場します。
喪服にも用いられる黒いネクタイは「死」や「終焉」を連想させ、また狼は人狼ゲームにおける“悪”の中心的存在。
その鋭い視線と孤高な存在感は、このゲームにおいて最も危うく、支配力を持つプレイヤーであることを示唆しているようです。
また、足がなく黒い鹿の仮面をつけて現れる長尾謙杜は、自由を失いながらも“黒”に与する“狂人”のような存在として描かれている印象です。
彼もまた、高橋の陣営に属する黒側のプレイヤーと見なせそうです。
西畑大吾に登場するアヒルのモチーフは、警察用語で制服警官を意味することから、正義の側に立つ人物と読み取れます。
彼の所作からは、真実を見抜こうとする“占い師”的な立ち位置も感じられます。
白馬にまたがる大西流星の姿は、まるで“ナイト”のよう。純粋な正義の視点から、真実を追い求める役割を担っているように見えます。
そして、花に囲まれた空間で巾着とコインを手にする大橋和也にも注目です。
よく見ると花はどこか枯れかけており、ドライフラワーのようにも見えます。ドライフラワーは死や終焉の象徴とされることもあります。
また、彼の手元にあるコインは、裏と表のあるアイテムであり、正義と悪、生と死の二面性を象徴しているようにも見えます。
コインと巾着を握る姿からは、彼が次の犠牲者を占う、あるいは誰かの正体を見極めようとする存在なのかもしれない、という想像を掻き立てられます。
藤原の手に囚われるように映る道枝駿佑の描写も印象的です。
これまでのシーンでは、他のメンバーほど役割が明示されておらず、その立場は曖昧です。
もし藤原が“ゲームマスター”だとすれば、道枝はそのゲームに巻き込まれた“鍵を握る存在”であり、白でも黒でもない“中立”の立場にある可能性が浮かび上がってきます。
さらに、不穏な演出として登場する暗視カメラ風の描写では、大西、西畑、大橋、道枝の4人が不安そうな表情で逃げ惑う姿が描かれます。
これは、彼らが“白陣営”として、正体の見えない“黒”に追い詰められ、誰を信じるべきか、何が真実なのかを必死に見極めようとする葛藤の中にいることを象徴しているようです。
また椅子の色と数から読み取るに、黒陣営は高橋と長尾。
白陣営は大西、西畑、大橋。
そして道枝、藤原はそれぞれ中立、ゲームマスターのような立場として、この物語の鍵を握る存在――そんな構図が浮かび上がってきます。
全体を通して、「Black Nightmare」は単なるダークな世界観を描いたMVではなく、視聴者自身が“誰が敵で、誰が味方なのか”という謎を読み解く参加者となる、緊張感あふれる心理戦としての側面を持ち合わせています。
メンバーそれぞれの立場が交錯し、果たしてこのゲームはどのような結末を迎えるのでしょうか。
なにわ男子「Black Nightmare」の歌詞を考察!MVと関係はある?
次に、歌詞の一部を考察していきます。振り向けば彷徨えるサイレン
裏切りの果て
もどるなんてナンセンス
It’s all or nothing
この冒頭部分は、すでに世界に足を踏み入れてしまった者が後戻りできない状況を示しているように思えます。
MV冒頭で空から舞い降りた藤原丈一郎の姿――異世界へと迷い込むような描写と重なります。
「裏切りの果て」からあるように、迷い込んでしまった者は、何かを裏切りこの世界にやってきたことがうかがえます。
Are you ready?
覚悟決めgonna get it
一度踏み込めば逃げ出せないゲーム
ここは明確に“ゲーム”への参加と、その不可逆性を表しています。
椅子取りゲームのシーンを想起させるこの歌詞は、一度その場に身を投じれば、もはや逃れることはできず、勝ち残るか、敗れて脱落するかという非情なルールに支配されることを暗示します。
ルールを支配する側と翻弄される側の関係性を強く想起させるフレーズです。
君は誰 知れば負け
バレるまで騙しあい笑え
誰の真似 揺れる影
嘘のパレード踊れよ Black Nightmare
まさに「正体を隠す」ことがこの世界の絶対条件であるという歌詞です。
「君は誰」という問いは、MV内でもっとも象徴的なテーマであり、誰が“黒”で誰が“白”なのか、そして誰が“中立”なのかを見極めることの難しさを示しています。
笑顔の裏に隠された嘘が連鎖するさまは、登場人物たちが“仮面”のまま踊らされる姿そのものです。
終わりの来るまで汚れたこの手で全て勝ち取れ
笑いながら(手にしたもの何?)
who is the winner?
このパートは、“勝つ”ことの代償の大きさを突きつけるような内容になっています。
騙し合いの末、勝者が決まるゲーム。
「手にしたもの何?」という問いかけが示すのは、勝者でさえも何かを失っているという皮肉です。
こうして歌詞を辿っていくと、MVと密接にリンクした“心理戦の物語”であることが見えてきます。
仮面で正体を隠し、椅子取りゲームという舞台で疑いと裏切りが交錯するなか、誰が黒で、誰が白で、誰が鍵を握る存在なのか――その構図は歌詞でも鮮やかに表現されています。
勝ち残った者さえも「手にしたものは何か」と問われる結末が待つこのゲームに、真の意味での勝者はいるのでしょうか。
真相が気になるばかりです。フルバージョンの公開が本当に楽しみですね!
なにわ男子「Black Nightmare」は真相に迫りたくなる楽曲!
真実を隠しながらも何かを掴み取ろうとする登場人物たちの姿は、MVと歌詞を通してスリリングかつ鮮烈に描かれています。なにわ男子の表現力の高さが際立つこの楽曲は2025年9月3日(水)にリリース予定。
フルバージョンの公開でどのような真相が明かされるのか、ますます目が離せません!