『THE LAST PIECE』はBMSG主催のオーディションプロジェクト
「THE LAST PIECE」は、BMSGがBE:FIRSTやMAZZELに続く、3組目のボーイズグループを発掘するオーディションプロジェクトです。2025年6月からBMSG公式YouTubeチャンネルで本編が配信開始し、TBSの朝番組『THE TIME,』でもオーディションの最新情報がコーナーとして放送されています。
SKY-HI「At The Last」は『THE LAST PIECE』のテーマ曲
SKY-HI「At The Last」のミュージックビデオが。YouTubeチャンネル『SKYHICHANNEL』にて公開されています。SKY-HIはラッパー、プロデューサー、そしてBMSGのCEOとして、音楽業界に新しい可能性を切り開いてきました。
「At The Last」は、オーディション『THE LAST PIECE』の参加者たちに向けて書かれた、挑戦の賛歌です。
過酷な現実や批判を前にしても、自分を信じて進む姿勢を歌い上げています。夢を見ることの尊さを描くこの曲は、オーディションの精神を凝縮したテーマ曲と言えるでしょう。
ここからは歌詞の一部を取り上げ、オーディションのテーマと重ね合わせながら考察していきます。
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誰のゲーム?で誰がPlay?
誰が決めた目の前のレール
勝算は無い だが辞める理由にはならねぇ
Underrated? 上等だ笑い飛ばせ
Call my name 世紀の逆転劇をとくと喰らえ
≪At The Last 歌詞より抜粋≫
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「誰のルールで生きるのか」という根源的な問いが突きつけられています。
社会や周囲が用意したレールに従うのではなく、自らの道を切り拓く意思こそが挑戦の原点。たとえ勝算が見えなくても、それを理由に諦めない強さが重要だと歌っています。
さらに「Underrated(過小評価)」をむしろ武器に変え、「逆転劇」を堂々と宣言する姿勢は、オーディションに挑む若者たちに重なり、彼らに「恐れるな」と呼びかけています。
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どうせハッタリだろ?口ばっかりだろ?
叶わないのが夢物語だろ?
野次馬ども皆Hello
全てひっくり返したこの足跡を見ろ
≪At The Last 歌詞より抜粋≫
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周囲からの嘲笑や疑念に対して、強烈なカウンターを放っています。
「夢は叶わないもの」という偏見を跳ね返すように、「足跡を見ろ」と現実の行動と結果を突きつける。
ここでは、口先だけではなく実際に挑戦してきた経験の重みが語られています。夢を諦めさせようとする外野に屈せず、自らの努力の証を示す強いメッセージが込められています。
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宝探しなら手伝うぜ少年
勝ちよりも立ち上がった数を誇れ
地べたから這い上がり今雲の向こう
どんな夢もリアルになるのはこの体が知ってる 行こう
≪At The Last 歌詞より抜粋≫
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失敗を恐れるのではなく、倒れても何度でも立ち上がることで人は成長します。
まだ見ぬ未来へ進むことを恐れず、夢を現実に変える可能性を身をもって知っているからこそ言える、説得力のある言葉です。
逆境を力に変える覚悟
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At Last, I'm here
何度だって全力を抱いて
あの傷を超えて行け
カッコつける余裕はないね
引く気なんてない Judgement Day
最後だって 命を賭けて
運命を変えに行け
もうビビってる場面じゃないぜ
君のその無謀を全て愛そう
≪At The Last 歌詞より抜粋≫
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傷ついた過去も全力で抱きしめ、それを超えて未来へ進もうとする決意が表れています。
「Judgement Day(審判の日)」は、まさにオーディションの最終審査を象徴。逃げる余裕はなく、命を賭ける覚悟で挑め、と鼓舞しています。
また「無謀を全て愛そう」というフレーズは、挑戦を肯定するBMSGの精神を端的に示しています。
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もう何回め?嫌な汗で濡れてるベッド
全て失う夢
もう何周目?ここが終点?ネガティブ振り切る夢中で
財産なんざ叩いた あと命でも賭けるしかないか
≪At The Last 歌詞より抜粋≫
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不安や恐怖に押し潰されそうになりながら、それでも夢を追う姿を描いています。
「財産を叩いた」という表現は、文字通りの投資だけでなく、人生の大切なものを犠牲にしてでも挑んできた過程を象徴しています。
残されたものは命しかない、という背水の覚悟は、夢を追う者の切実な心情を生々しく伝えています。
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毎晩泣いた吐いた でも夢に呪われてはまたもがいた
君はいらないな バイバイ 何回言われちゃ耐えた
落ちかけた崖に咲いた花に手を伸ばした
漫画みたいな展開があった作者ならば神だ
まだ生きてたいな その価値をくれたのは君達だ
≪At The Last 歌詞より抜粋≫
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苦しみや否定を繰り返し経験しながらも、夢を捨てられない「呪い」のような情熱が描かれています。
「崖に咲いた花」は、絶望の淵でも希望を見出す象徴的な比喩。非現実的で漫画のような展開であっても、その可能性を信じたい気持ちが表れています
「その価値をくれたのは君達だ」は、仲間やファン、オーディション参加者への深い感謝の言葉です。
終わりではなく始まりを告げる宣言
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諦めたくはないんだ
まだ終われやしない
どんな未来が来るか知らないが
咲くのはここと決めたんだ
≪At The Last 歌詞より抜粋≫
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未来がどうなるか分からなくても、自ら選んだ場所で咲くと決めた姿勢は、オーディション参加者たちの心境と完全に重なります。
自分の意思で「ここで勝負する」と決める強さは、すべての挑戦者へのエールとなっています。
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綺麗事を叫べ
夢や理想に染まれ
自虐を今日蹴飛ばせ
君のその無謀を全て愛そう
笑われようと笑え
夢や希望を歌え
その全てを掴め
君のその無謀を全て愛そう
≪At The Last 歌詞より抜粋≫
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リスクを恐れるのではなく、それを愛して挑み続けろと励ましています。
どんなに笑われても構わない、胸を張って夢を叫べという力強いメッセージは、オーディションの枠を超え、すべての挑戦する人々に響きます。
SKY-HI「At The Last」が示す挑戦の美学
「At The Last」は、オーディション『THE LAST PIECE』のテーマを体現する楽曲であり、挑戦するすべての人への応援歌です。逆境を力に変え、夢をつかもうとする姿を描き出します。