「At The Last」は「THE LAST PIECE」テーマ曲
SKY-HIの『At The Last』は、2025年6月27日に配信リリースされたシングルです。2025年中にリリース予定の、ラッパーSKY-HIの集大成として位置づけられるアルバム『Succese Is The Best Revenge』へ向けた楽曲。
SKY-HIは、AAA(2020年から活動休止中)のメンバーとして本名・日高光啓で活動。
ソロ活動名がSKY-HIです。株式会社BMSGを立ち上げ、経営者としてラッパー、プロデューサーとしてマルチな活動を続けます。
SKY-HIがCEOを務めるBMSGのオーディションプロジェクト『THE LAST PIECE』のテーマ曲が『At The Last』。
最終オーディションが行われ、RUI・TAIKI・KANON・GOICHI・ADAMの5人が「STARGLOW」としてデビューしました。
『At The Last』は、夢を追うものの苦難と決意、そして逆転をテーマにした力強いヒップホップ。挑戦を続ける人の心を奮い立たせる楽曲です。
本記事では『At The Last』の歌詞の意味を考察していきます。
「At The Last」が描く夢への挑戦・世紀の大逆転

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誰のゲーム?で誰がPlay?
誰が決めた目の前のレール
勝算は無い だが辞める理由にはならねぇ
Underrated? 上等だ笑い飛ばせ
Call my name 世紀の逆転劇をとくと喰らえ
≪At The Last 歌詞より抜粋≫
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「誰」が登場することで、目の前の出来事が自分主体で行われていない事への不満を吐露。
自分の敷いたレールを進みたいという強い決意。
勝算はない、無謀かもしれない。でも、それが夢をあきらめる理由にはならない。
過小評価(Underrated)も上等だ、と笑い飛ばし、自らが「世紀の逆転劇」を起こすことを宣言。
ゲームセットまでどんな展開があるかわからないもの。自らを鼓舞します。
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どうせハッタリだろ?口ばっかりだろ?
叶わないのが夢物語だろ?
野次馬ども皆Hello
全てひっくり返したこの足跡を見ろ
宝探しなら手伝うぜ少年
勝ちよりも立ち上がった数を誇れ
地べたから這い上がり今雲の向こう
どんな夢もリアルになるのはこの体が知ってる 行こう
≪At The Last 歌詞より抜粋≫
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心無い言葉を投げかけてくる野次馬をものともせず「Hello」とあしらう余裕。
信念を曲げない強さを感じます。
「すべてひっくり返したこの足跡」とは、SKY-HIの生き方そのものだと感じる部分です。
AAAそしてSKY-HI、BMSGの設立など、夢を追いかけ現実のものとしてきたからこそ、描ける世界ではないでしょうか。
宝探しをする少年に「手伝うぜ」と優しく声をかける。
夢を掴んだからこそできる行為であり、夢を託すといった意味合いもあるかも知れません。
エンターテインメントの世界に挑戦するBMSG『THE LAST PIECE』の参加者達。
主催者であるBMSG代表SKY-HIにとって、彼らは過去の自分であり未来の夢の卵たち。
どんな夢も叶えることができる、それを実践したSKY-HIだからこその表現でしょう。
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諦めた方が楽さ
最初からわかってた
でもどうせいつか朽ち果てるなら
散る場所は自分で選ぶさ
≪At The Last 歌詞より抜粋≫
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挑戦し続けることは心身ともに苦しいもの。諦める方が楽かもしれない。
でも、大切なものをあきらめる苦しさもある。
どうせいつか朽ち果てる日が来るなら、その時まで自分を貫けというメッセージ。
カッコ悪くてもいい、むしろカッコつける必要はない。
全力で勝負する姿がカッコいいのだから。
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引く気なんてない Judgement Day
最後だって 命を賭けて
運命を変えに行け
もうビビってる場面じゃないぜ
君のその無謀を全て愛そう
≪At The Last 歌詞より抜粋≫
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勝負が決まる最後の審判の日。命を賭けて立ち向かう。
運命はここで決まるけれど、自ら運命を変えていけ、という力強いメッセージ。
無謀なものへの挑戦に女神はほほ笑む。
仕事でも何でも、挑戦する人の背中を強く押し、立ち上がる勇気をくれる歌詞です。
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毎晩泣いた吐いた でも夢に呪われてはまたもがいた
君はいらないな バイバイ 何回言われちゃ耐えた
落ちかけた崖に咲いた花に手を伸ばした
漫画みたいな展開があった作者ならば神だ
まだ生きてたいな その価値をくれたのは君達だ
≪At The Last 歌詞より抜粋≫
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自分の弱さをこれでもか、と吐露。
もがき続け、それでもあきらめきれない夢。自己否定され傷つけられる日々。
それでも耐えて崖っぷち寸前の毎日。そこに予想しない展開があった。
それをくれたのは君達。君達とは、SKY-HIが心から愛し感謝するファン。
君達がいたからここまでこれたのだ、と最大の感謝を伝えます。
ファンにとって愛するSKY-HIからのメッセージは、胸を熱くすることでしょう。
決して1人ではないのだ、応援してくれる人がいたからここまで来れた、がんばれたのだという感謝の気持ち。
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諦めたくはないんだ
まだ終われやしない
どんな未来が来るか知らないが
咲くのはここと決めたんだ
≪At The Last 歌詞より抜粋≫
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自分が輝く場所はここなのだと改めて決意。どんな未来が訪れたとしても自分にはこれしかない。
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綺麗事を叫べ
夢や理想に染まれ
自虐を今日蹴飛ばせ
君のその無謀を全て愛そう
笑われようと笑え
夢や希望を歌え
その全てを掴め
君のその無謀を全て愛そう
≪At The Last 歌詞より抜粋≫
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綺麗事でもいいのだ、もっと自分を肯定しろ。もっと夢や理想を掲げろ、自虐をするな。
つまり、自分を全肯定して全力で戦えということ。
「どうせ自分なんて・・・」という言葉は必要ない。
どんなに笑われてもいいのだ、そんなものは笑い飛ばせ。
さあ、自らの手で夢を掴み取りに行け。全力で夢に立ち向かう姿に人は心を打たれる。
SKY-HI(日高光啓)の人生とリンクする歌詞

『At The Last』はBMSG『 THE LAST PIECE』のテーマ曲で、夢を追う人への応援ソングです。
夢への挑戦を続ける歌詞は、SKY-HIのこれまでの人生そのものだと感じる部分が多々あります。
一見、きらびやかな世界にいると思えるSKY-HIにも、過酷な道のりがあり自己否定に苛まれ、それを支えてくれたのは大切なファンだということがよくわかる気がします。
オーディションを経て、エンターテインメントの世界に入ってくる参加者達。
最終オーディションまでの過酷な挑戦。
そしてそれは、オーディションに合格したから終わりではなく、新たな始まり。
これからも続く挑戦の日々を、プロデューサーSKY-HIが自らの経験を踏まえて温かく、厳しく見守る事でしょう。
「At The Last」は気持ちをアゲてくれる勝負曲

SKY-HIの『At The Last』は、夢を追いかけ挑戦を続ける人への応援歌。
BMSG『THE LAST PIECE』のテーマ曲として、オーディション参加者達を奮い立たせます。
『At The Last』は、SKY-HIの人生そのものを描いているとも言え、これまでの過酷な道のりを想像させます。
『At The Last』の意味は「ついに・いよいよ」。ぜひ、ここぞという勝負の日に聴いて気持ちをアゲてください。