BE:FIRSTが『THE LAST PIECE』でパフォーマンス
BE:FIRSTの最新楽曲「Secret Garden」が、8月25日に配信リリースされました。この曲は、BMSGが主催する『3rd BOYS GROUP AUDITION PROJECT「THE LAST PIECE」』の課題曲に起用され、8月28日に配信されたEp.10「Go Beyond Dreams」では、BE:FIRSTが圧巻のパフォーマンスを披露。
さらに、ユニリーバとのコラボキャンペーン「#DRAW_YOURSELF」のタイアップソングにも決定し、昨年に続くタッグとして話題を集めています。
BE:FIRST「Secret Garden」歌詞を考察
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Escape to the Secret garden
この世界で君と二人
時間が過ぎるあっという間に
誰にもナイショ
Behold, the Secret garden
今だけは世界に二人
邪魔させやしないNobody
誰にもナイショ
(Ainʼt nobody gotta know)
≪Secret Garden 歌詞より抜粋≫
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誰にも邪魔されない「二人だけの場所」は、恋愛だけでなく、音楽に没頭できる聖域の比喩でもあります。
世界から切り離された秘密の空間こそが、アーティストとしての原点を象徴しています。
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必要ない
君だけ⾒ていたい
≪Secret Garden 歌詞より抜粋≫
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余計なものはいらないというフレーズは、音楽や大切な存在に全てを捧げる姿勢を示しています。
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溺れる毎日 目一杯にLove me
普通じゃない? じゃあ普通って何?
君しか⾒えない
≪Secret Garden 歌詞より抜粋≫
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「普通じゃない」という問いかけは、周囲の基準に縛られない強い意思の表れ。
誰よりも夢中になれる存在があるからこそ、常識を超えて音楽に突き動かされるリアルな衝動が描かれています。
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You keep me in a daze all night
狂いそうなくらい
Everything feels so bright
疑い様もない
≪Secret Garden 歌詞より抜粋≫
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”in a daze”とは「夢心地」「ぼんやりする」といった意味があります。
相手に支配されるような陶酔感は、音楽に没入したときの高揚感にも重なり、夜を越えて光を感じる描写は、限界を超えて突き進むエネルギーを物語っています。
眩しさに飲み込まれ、理屈では測れないほど強烈な引力が働いていることの表れです。
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乾き切った都会に
背を向けたOasis
ほら奴らがここを⾒つけ出す前に
≪Secret Garden 歌詞より抜粋≫
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「乾き切った都会」とは対照的に「Secret garden」は命を潤すオアシス。
誰かに壊される前に守り抜くという決意がにじみます。
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Escape to the Secret garden
この世界で君と二人
時間が過ぎるあっという間に
誰にもナイショ
Behold, the Secret garden
今だけは世界に二人
邪魔させやしないNobody
誰にもナイショ
Ainʼt nobody gotta know
Behold, the Secret garden
≪Secret Garden 歌詞より抜粋≫
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繰り返し登場するサビのフレーズは、同じ言葉でありながら、聴くたびに熱量が増していくように響きます。
外界から遮断された「Secret Garden」は、誰にも邪魔されずに感情や想いを解き放てる場所として描かれ、愛や情熱の純度をより鮮明に伝えています。
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揺れて⾹ったリナリアに酔う
"終わりなんてないよね"
眩しすぎて⽬を閉じる
≪Secret Garden 歌詞より抜粋≫
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「リナリア」は細長い花茎に小さな花をたくさん咲かせる植物で、可憐さや繊細さの象徴として用いられることがあります。
その花の香りに酔うという描写は、ささやかな瞬間が強烈な記憶として刻まれていくことを示唆しているかのようです。
さらに「終わりなんてないよね」という言葉が続くことで、儚さの中にも永遠を願う切実さが浮かび上がります。
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愛し合った今日がまた昨日になった
明⽇また会えるかな
≪Secret Garden 歌詞より抜粋≫
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一瞬ごとに過去へと変わる日々の中で、次の再会を願う気持ちが未来をつなぐ。
切なさと希望が同居する一節です。
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眠りに落ちるまで 二人だけ
いや夢の中だって また捕まえる
太陽の足音もシカト
大都会の喧騒 黙らそう
当たり前なんて物無いってわかっていたって
不安定に渡ってる真っ⾚なSurface
ネオンライト フラッシュライト 向こう側までFly
すぐ迎えに⾏く
≪Secret Garden 歌詞より抜粋≫
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この一連の歌詞は、現実と夢の境界を超えて二人だけの時間を独占する強い意志と情熱を描いています。
眠りに落ちる瞬間さえも、互いを見失わないよう追いかけ、太陽の動きや街の喧騒といった現実の制約を無視することで、二人だけの世界を作り上げる。
ネオンやフラッシュライトに照らされる都会の景色も、二人の自由な飛翔の舞台に変わり、目に見えるものすべてを巻き込みながら、音楽への衝動が鮮烈に表現されています。
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眠りに落ちるまで 二人だけ
いや夢の中だって また捕まえる
太陽の足音もシカト
大都会の喧騒 黙らそう
当たり前なんて物無いってわかっていたって
不安定に渡ってる真っ⾚なSurface
ネオンライト フラッシュライト 向こう側までFly
すぐ迎えに⾏く
≪Secret Garden 歌詞より抜粋≫
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最後に繰り返される「Secret garden」は、逃げ場ではなく誇り高い居場所として響きます。
秘密だからこそ守られ、輝き続ける価値があるのです。
全体を通して「Secret Garden」は、恋愛の形を借りながら、自分たちにとっての音楽そのものを歌っています。
誰にも邪魔されない空間で生まれる情熱は、リスナーにとってもまた自分の大切なものと重なり、深い共感を呼ぶでしょう。
BE:FIRST「Secret Garden」が描く“誰にも壊せない聖域”
BE:FIRST「Secret Garden」は、一見すると恋愛を描いたラブソングですが、その本質には音楽に全てを捧げる彼らの姿勢が色濃く刻まれています。都会の喧騒や不安定な日々から離れ、心から信頼できる存在と過ごす時間から生まれる力強さ。
秘密の庭は、BE:FIRSTにとって音楽への愛の象徴であり、リスナーにとっても自分だけの大切な場所を思い出させる存在です。
さらに、この曲はオーディション番組『THE LAST PIECE』の課題曲としても使用されており、参加者たちがどのようなパフォーマンスを見せるのか、今後の展開にも目が離せません。