映画『WIND BREAKER』主題歌はBE:FIRSTが担当!JUNONも作詞参加
12月5日(金)公開の映画『WIND BREAKER』の主題歌に、BE:FIRSTの新曲「Stay Strong」が決定しました。本作は、講談社の漫画アプリ「マガジンポケット」で連載中の漫画の実写映画化作品。
孤独な不良少年・桜遥が風鈴高校に転入し、仲間と共に街を守る「防風鈴(ウィンドブレイカー)」として成長していく姿を描いた物語です。
力を信奉する最強の集団・獅子頭連との対立を通して、仲間と守るべきもののために拳を握る青春バトルアクション。
そんな物語を彩る主題歌「Stay Strong」は、SKY-HIとYaffleが初タッグを組んでプロデュースした書き下ろし曲です。
さらにBE:FIRSTのメンバーであり、本作に杉下京太郎役として出演するJUNONが作詞に参加することから、期待が高まっています。
JUNONは楽曲について、
自分が思う「WIND BREAKER」のイメージや主人公桜の心情などを散りばめておりますので、注目していただけたら嬉しいです。
引用:https://wwws.warnerbros.co.jp/wb-movie/post.html?id=141
とコメントしており、作品と楽曲が強くリンクしていることを明かしました。
主題歌「Stay Strong」の歌詞が一部解禁
BE:FIRSTが手がける主題歌「Stay Strong」の歌詞の一部が、YouTubeチャンネル「ワーナーブラザーズ 公式チャンネル」にて公開された主題歌入り本予告映像にて明らかになっています。
以下、公開された歌詞断片を4つに分けて考察します。
"変わらない 本気しか 愛せない
勝ちか負けだけが正義なんじゃない 守れ"
このフレーズには、「本気でぶつかる生き方こそが自分の核である」という不器用な強さが込められています。
ケンカを繰り返しながらも、嘘や妥協を嫌い、真っ直ぐにしか生きられない主人公・桜遥の姿と重なる部分です。
"身に染みた 弱さすら
手放したくないんだ"
ここで歌われるのは「弱さの肯定」。
生身の弱さや傷つきやすさが、単なる欠点ではなく大切なものとして描かれています。
過去に受けた痛み、背負ってきた経験は消してしまうものではなく、むしろ守るべき自分の一部。
闘う者が弱さを否定せず、そこから出発して強くなろうとする精神が漂っています。
"その先に強さがある
守るものを見失うな"
このフレーズは、本作のテーマに直結する核のような言葉です。
強さとは、ただ暴力や勝敗で示されるものではなく、弱さや痛みを受け止めた先に生まれるもの。
そしてその力は、必ず「誰かを守る」という目的と結びついて初めて意味を持ちます。
守る対象を失った強さは空虚でしかない──だからこそ、何のために拳を握るのかを問いかけているのです。
仲間や街を守るために戦う主人公の姿が重なり、彼の心情や物語の核心が強く浮かび上がる部分といえるでしょう。
"自分を曲げるな 目を逸らすな"
ここで歌われるのは、誠実さと向き合うことの重要性。
困難や誘惑の前で自分の軸を曲げず、現実から目を逸らさずに立ち向かえ──そんな戒めが短く鋭く提示されています。
歌詞の断片をつなげると、暴力や序列の中で育まれる“強さ”の意味を再定義する物語が見えてきます。
勝利至上主義に流されるのではなく、弱さを抱えたまま誰かを守ること、そして自分を曲げずに向き合い続けることが真の強さだと歌っているのです。
BE:FIRST「Stay Strong」が描く強さの本質
「Stay Strong」は、拳を握る者のエネルギーと、その裏にある繊細さを同時に掬い上げる楽曲。力そのものを誇示するのではなく、守りたい仲間や信念があるからこそ生まれる、揺るがない強さを歌い上げています。
拳を振るうことではなく、心を貫き通すことにこそ本当の意味での強さが宿る。
歌詞は主人公の心情に重なり、映画のクライマックスを熱く支える一曲として、観る者・聴く者それぞれに、自分の大切なものを思い出させてくれるでしょう。
映画『WIND BREAKER』は12月15日(金)公開です。
楽曲のフルバージョンが公開された際には、より詳しく歌詞を考察します。