BUCK-TICK(バクチク)メンバーの年齢や身長は?
BUCK-TICKは、全員が群馬県出身で、1987年のメジャーデビュー以来、一度もメンバーチェンジをすることなく活動を続けてきたロックバンドです。メンバーそれぞれが個性的でありながらも、長年にわたり、絶妙なバランスで音楽性を保ち続けていることが魅力です。
現在も活躍する4人に加え、2023年に惜しくも亡くなったボーカル・櫻井敦司さんの存在は、今なお多くのファンの心に残っています。
ここでは、各メンバーの年齢や身長、担当パートなどの基本プロフィールを紹介します。
彼らの個性と関係性を知ることで、BUCK-TICKの音楽をより深く楽しみましょう。
今井 寿(いまい ひさし)
| 誕生日 | 10月21日 | 
|---|---|
| 年齢 | 60歳 | 
| 身長 | 175cm | 
| 出身 | 群馬県 | 
| 血液型 | O型 | 
| 担当 | ボーカル、バッキング・ボーカル、ギター、シンセサイザー | 
BUCK-TICKの楽曲の多くを手がける中心人物であり、バンドの独特な世界観を築き上げてきたキーパーソン。
ギタリストとしてだけでなく、サウンドクリエイターとしてのセンスも高く、独創的なメロディや斬新なアレンジが魅力です。
奇抜で芸術的なファッションやメイク、予測不能なステージングは、常にファンの注目を集めてきました。
クールな見た目とは裏腹に、ライブでは自由で挑戦的なパフォーマンスを見せ、BUCK-TICKの革新性を象徴する存在です。
インタビューなどで垣間見せるユーモアのある一面や、飛行機が苦手なエピソードなどもファンを喜ばせています。
星野 英彦(ほしの ひでひこ)
| 誕生日 | 1966年6月16日 | 
|---|---|
| 年齢 | 59歳 | 
| 身長 | 172cm | 
| 出身 | 群馬県 | 
| 血液型 | A型 | 
| 担当 | バッキング・ボーカル、ギター | 
星野は、今井とは対照的に堅実で安定感があり、温かくメロディックなギターサウンドでバンドを支えています。
彼が作曲するナンバーは、メロディアスでどこか切なさを感じさせる名曲が多く、BUCK-TICKの幅広い楽曲性に、柔らかさと深みを加える重要な存在です。
ステージではクールにギターを奏でる姿が印象的ですが、時折見せる穏やかな笑顔に、心を掴まれるファンも少なくありません。
愛称は「ヒデ」。
他メンバーから「バンドのオアシス」と言われるほど温厚かつマイペースなキャラクターで、ファンからも愛されています。
樋口 豊(ひぐち ゆたか)
| 誕生日 | 1967年1月24日 | 
|---|---|
| 年齢 | 58歳 | 
| 身長 | 非公表 | 
| 出身 | 群馬県 | 
| 血液型 | A型 | 
| 担当 | ベース | 
安定したリズムと存在感のあるグルーヴで、BUCK-TICKの音を支えるベーシスト。
ファンから「ユータ」の愛称で親しまれる、バンドのムードメーカー的存在です。
ステージを左右に大きく動き回り、満面の笑みで観客を煽るエネルギッシュなパフォーマンスは、BUCK-TICKのライブに欠かせません。
ドラムのヤガミトールは実の兄であり、BUCK-TICKのビートや重厚でグルーヴィーなサウンドを、兄弟2人で支えています。
大のタイガースファンとしても知られており、ミュージシャンながら野球関連のコラム執筆やイベント出演もこなすなど、マルチに活躍中です。
ヤガミ トール
| 本名 | 樋口 隆(ひぐち たかし) | 
|---|---|
| 誕生日 | 1962年1月19日 | 
| 年齢 | 63歳 | 
| 身長 | 非公表 | 
| 出身 | 群馬県 | 
| 血液型 | A型 | 
| 担当 | ドラムス | 
メンバー最年長で、ファンからは「アニイ」の愛称で絶大な信頼を寄せられています。
その名の通り、ベースの樋口豊の実の兄です。
天高く逆立てたブロンドのヘアスタイルは、デビュー当時から変わらない、彼の不動のトレードマーク。
ドラムプレイも非常にパワフルかつ正確無比で、BUCK-TICKの楽曲の骨格を力強く支えています。
ジムに通って体幹を鍛え、50歳を過ぎてドラムの叩き方を変えるなど、日々進化するストイックな姿勢も魅力。
パンクやロックのスピード感あふれる曲から、ダークでミステリアスなナンバーまで幅広く対応できる技術を持ち、ライブでは安定したプレイで観客の心をつかみます。
櫻井 敦司(さくらい あつし)
| 誕生日 | 3月7日 | 
|---|---|
| 年齢 | 57歳没 | 
| 身長 | 177cm | 
| 出身 | 群馬県 | 
| 血液型 | A型 | 
| 担当 | ボーカル | 
唯一無二の存在感を放った、BUCK-TICKの顔とも言えるカリスマ的ボーカリスト。
その圧倒的な美貌と、深く艶のある低音ボイスは、多くのファンを虜にしてきました。
彼が紡ぎ出す詞は、生と死、愛と絶望といったテーマを、文学的かつ哲学的に描き出し、BUCK-TICKのダークで耽美な世界観を決定づけています。
身長177cmという高身長と、しなやかな身のこなし、独特の美学をたたえたパフォーマンスで、ステージでもその魅力を存分に発揮していました。
2023年に急逝しましたが、彼が残した楽曲やライブ映像は今も色あせず、新たな世代のファンにも影響を与え続けています。
BUCK-TICK(バクチク)ってどんなバンド?

BUCK-TICK(バクチク)は、日本のロックシーンを代表する存在として、長く愛され続けているバンドです。
1980年代から活動を続け、ゴシックやインダストリアル、エレクトロなど多様な音楽要素を柔軟に取り入れてきました。
こうして、決して一つのジャンルに収まることのない「BUCK-TICK」という唯一無二のスタイルを確立したのです。
ダークで妖艶、時に幻想的な世界観が特徴で、ライブでは圧倒的な表現力と完成度の高い演出で観客を魅了しています。
デビューから35年以上経った今でも進化を止めず、世代を超えて支持され続けるその姿は、まさに日本ロックのレジェンドと呼ぶにふさわしいでしょう。
ここからは、そんなBUCK-TICKの歴史をひも解いていきます。
BUCK-TICK(バクチク)の意味
「BUCK-TICK」という、一度聞いたら忘れられない印象的なバンド名。この名前は、華やかで過激、そして覚えやすい名前ということで、日本語の「爆竹(ばくちく)」の音の響きをアルファベットで表記したものです。
英語の "buck"(男)と "tick"(カチカチという音)を組み合わせた造語、という意味も加えられましたが、これは後付けのようです。
いずれにせよ、爆竹が持つ一瞬の閃光や破裂音のイメージは、衝撃的な登場を果たした彼らの音楽性や存在感を完璧に表現しており、まさにバンドの運命を決定づけた名前と言えます。
BUCK-TICK(バクチク)が結成した経緯
1984年に、群馬県でBUCK-TICKの前身バンドである「非難GO-GO」を結成。高校時代の同級生だったメンバーを中心に活動を始め、地元のバンドブームの中で頭角を現します。
当初はコピー曲を演奏していましたが、オリジナル曲の制作に挑戦するにあたり、バンド名をBUCK-TICKに改名。
東京に拠点を移してからは、個性的なビジュアルとサウンドで、音楽業界から注目を集めました。
その後、初代ボーカルの脱退に伴い、ドラムスの櫻井がボーカルに転向。
ドラムスが空席になったことで、樋口が強引に兄のヤガミトールを勧誘し、1985年にBUCK-TICKの5人のメンバーが揃うことになりました。
アルバム『SEXUAL×××××!』でメジャーデビュー
5人体制となったBUCK-TICKは、その独特な音楽性とカリスマ性からすぐに注目を集め、インディーズレーベルから、アルバム『HURRY UP MODE』をリリース。これが大きな話題となり、1987年に音楽レーベル・ビクターと契約。
CDデビューに先駆けて、ライブビデオ『バクチク現象 at LIVE INN』を発売するという、当時としては異例の形で鮮烈なメジャーデビューを飾ります。
同年11月21日には、待望のメジャー1stアルバム『SEXUAL×××××!』をリリース。
その後のシングル「JUST ONE MORE KISS」がヒットし、一気に全国的な人気を確立しました。
BUCK-TICK(バクチク)の人気曲3選
BUCK-TICKは、その長いキャリアの中で数多くの名曲を生み出してきました。その音楽性はアルバムごとに変化し、一つのジャンルに留まることのない多様性を持っています。
ここでは数ある名曲の中から、BUCK-TICKの世界観を知る上で欠かせない、まさに代表曲と呼ぶにふさわしい3曲を厳選してご紹介します。
初期のヒットナンバーから、彼らの美学が凝縮された楽曲までを辿りながら、BUCK-TICKの魅力にどっぷりと浸ってみてください。
JUST ONE MORE KISS
BUCK-TICKを語る上では欠かせない、1988年リリースのヒットシングルです。
美しいメロディと泣きのギター、櫻井敦司の妖艶で甘く切ないボーカルが印象的で、幅広い世代から現在も愛され続けています。
この曲はBUCK-TICKの知名度を一気に全国区へ押し上げたナンバーであり、印象的なサビとともにライブの定番曲です。
ロックでありながらどこか哀愁漂うサウンドは、初めてBUCK-TICKに触れる方にも聴きやすいおすすめの1曲です。
ドレス
1993年に発表された「ドレス」は、BUCK-TICKの叙情的な側面が色濃く表現された名曲です。
幻想的なメロディや浮遊感のあるアレンジが特徴で、バンドの幅広い音楽性を感じることができます。
夢と現実が交錯するような退廃的な歌詞を、櫻井敦司の深く艶のある低音ボイスが圧倒的な表現力で歌い上げるさまは、誰もが思わず引き込まれること間違いなし。
まさに、BUCK-TICKの世界観を知るうえで必聴といえるでしょう。
また、アニメ『トリニティ・ブラッド』のエンディングテーマとしても使用され、新たなファン層を獲得しました。
時の流れの中で色あせることなく、今も多くのファンの心をつかみ続ける一曲です。
惡の華
「惡の華」は1990年にリリースされた同名アルバムの先行シングル。
オリコンチャートにて初登場1位を獲得した、BUCK-TICKの代表曲のひとつです。
ダークで退廃的な美学と、圧倒的な世界観が詰め込まれたサウンドは、多くのリスナーに衝撃と刺激を与えました。
櫻井敦司の低音ボイスと文学的な歌詞は、中毒性の高い美しさを放ち、ライブでも非常に盛り上がるナンバー。
BUCK-TICKの闇と美を象徴する一曲として、ファン初心者にもぜひ聴いていただきたい楽曲です。
BUCK-TICK(バクチク)メンバーは”爆発”級に刺激的なロックの使者たち!
今回は、BUCK-TICKのメンバーや歴史、そして代表曲をご紹介しました。高校時代の出会いから35年以上、常に進化を続けてきた5人。
彼らが創り出す音楽は、ダークで、美しく、そしてどこまでも刺激的です。
そのバンド名の由来である爆竹のように、彼らの楽曲はいつの時代に聴いても、私たちの心に鮮烈な閃光と衝撃を与えてくれます。
2023年、ボーカルの櫻井敦司という大きな星を失いましたが、彼が遺した歌声と詞、そして残された4人のメンバーが紡ぎ続けるサウンドは、これからも永遠に鳴り響き続けることでしょう。
あなたもこの”爆発”級に刺激的でありながら、深く美しい彼らの音楽を感じてみてください。
          

