Noと言われた少女たちが日本中を騒がせるwinnerへ
2025年12月3日に発表された、Billboard Japanのストリーミング・ソング・チャート集計における『Tiger』のストリーミング1億回突破の快挙に続き、12月5日に新曲『NON STOP』をリリースしたHANA。年末の紅白歌合戦出場と、2026年の全国ホールツアーへと続く重要なタイミングでリリースされた『NON STOP』は、HANAの決意が込められた渾身の一曲となっています。
心が沸き立つようなアグレッシブなサウンドと、感情をストレートに表現するリアルな歌詞に引き込まれるでしょう。
また、白を基調としたモノトーンの衣装が印象的なMVは韓国で撮影され、HANA史上最大スケールで制作されました。
この楽曲にHANAの想いがどのように反映されているのか、歌詞の意味を考察していきましょう。
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I didn't think it was really gonna happen
けど思ってたよりwinner
Haters達も気づいたっぽい
だって勝手にthey turn up
日本中が騒がしいわ
≪NON STOP 歌詞より抜粋≫
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サビで始まる冒頭から、HANAらしいフレーズが満載です。
「I didn't think it was really gonna happen(本当にそんなことが起こるなんて思いもしなかった)」のに、今の自分たちが「思っていたよりwinner(勝者)」になっていることに気づきました。
願っていたこととはいえ、かつては“No”を突きつけられて悔しい想いをしてきた自分たちが、これほどの勢いで頂点に上り詰められるとは想像していなかったのでしょう。
注目を集めれば集めるほど「Haters(アンチ)」も増えてきます。
しかし、彼女たちはアンチの反応を「勝手にthey turn up(騒ぎ出している)」と表現し、全く意に介していないことが伝わってきます。
アンチも含め、日本中が「HANAって誰?」「どこにいるの?」と騒ぐ様子を、どこか冷静に眺めているようにも感じられます。
さらに「HANA」という名前が、あえて公式とは異なるイントネーションで歌われている点も印象的。
彼女たちを知らずに攻撃的な態度をとる人々への、さりげない皮肉が込められているようです。
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they was like who's HANA
they was like who's HANA
they was like where's HANA
Bigger than Fuji
Bigger than Fuji
うちらのBig Dream
≪NON STOP 歌詞より抜粋≫
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彼女たちが掲げる夢は、富士山よりも大きいものです。
今やたった10分のステージのために、ある人たちの家賃よりも高い衣装を身につけられるようなグループになりました。
悪ぶってはいないけど「良い毛並み」を持っている自負があります。
そして“ママ”ともいえるちゃんみなを見れば、自分たちの価値は分かるはずだと全ての人に伝えています。
頼りにするのは自分たちの努力

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look at my outfit
めちゃ高い10分のステージ
more than your 家賃
≪NON STOP 歌詞より抜粋≫
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湧いてきたアンチに挨拶をしている間に、もう手の届かないところまで走り去っている彼女たち。
その輝かしい成功の裏には努力があることが「寝る時間は減った」というフレーズからわかるでしょう。
寝る間を惜しんででも努力を重ねることで、成長速度はさらに速くなっています。
このパートを担当するMAHINAは16歳のため、「22時退勤」の決まりがあります。
それでも、限られた時間の中で全力で取り組んでいるからこそ、成果を手にして心から喜んでいることが読み取れますね。
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ワルじゃないけど良い毛並
look at my mommy
Hi hater
言うてる間にもうbye hater
≪NON STOP 歌詞より抜粋≫
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彼女たちは、まるでマーメイドが海を自由に泳ぐように、世界を相手に歌っています。
まだ音楽シーンに乗り出したばかりの彼女たちは、ある人たちにとっては短期間楽しむだけの「観光客」に見えるかもしれません。
しかし、彼女たちは夢のために本気で挑んでいます。
元の人生に戻るつもりはないから、チケットは片道分しかありません。
そして「パンパンなってるスーツケース」を持ち、ここで生き抜くための準備は万端です。
アニメの主人公みたいに180度変わった人生と、真剣に向き合っています。
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寝る時間は減ったけど
身長倍増えた
22時退勤 oh yeah
けど見てこの大金 mmm yeah
海渡ってfreeに泳ぐよう歌ってる
like a mermaid
≪NON STOP 歌詞より抜粋≫
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彼女たちに発言するのはアンチばかりではありません。
ファンもグループのことを思ってか、「気を付けろ watch him(あいつを見とけ)」と助言してきます。
ところが、彼女たちは「違う違う you better watch me(私を見てなよ)」と言います。
人々はフェイクニュースに操られて好き放題に話しますが、自分たちはそんなことを気にしているよりも、すべきことがあるのを知っているから振り回されません。
だからそんな助言は彼女たちにとって邪魔なものです。
自分はファンだから何を言ってもいい、と思っている人たちに対して、「no you are not even my friend とか enemy(あなたは友達どころか敵にもなれていないよ)」とはっきりと告げています。
ファンのことは愛していても、それを笠に着て邪魔する人たちのことは見ていないことがわかり、ファンとしての在り方を考えさせられるでしょう。
自分と仲間を信じて高みへと駆け上がる

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my whole team
Oh
you really think I'm your baby or bestie??
no you are not even my friend
とか enemy
I didn't think it was really gonna happen
けど思ってたよりwinner
≪NON STOP 歌詞より抜粋≫
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HANAは常に有言実行し、止まらず進み続けています。
曲を生み出せば人々が盛り上がる構図の背後で、誰もが眠っている時間にもスタジオに入り浸るような、たゆまぬ努力があることを忘れてはなりません。
その自分たちの努力を「Making history(歴史を作っている)」と表現しているのがかっこいいですね。
朝4時になってようやくタクシーで帰るときに、MAHINAは当然いませんが、チームとしてそれぞれの立場でできることを行っているから、今の成功につながっていることは明白です。
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Haters達も気づいたっぽい
だって勝手にthey turn up
日本中が騒がしいわ
they was like who's HANA
≪NON STOP 歌詞より抜粋≫
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あれこれ言う人もいますが、その人たちは手の届かない下の方で、駆け上がっている自分たちを見ていることしかできません。
足を引っ張ろうとする人は、上に上がれず停滞するだけだから、好きにしていろとでも言うかのような歌詞です。
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they was like who's HANA
they was like where's HANA
Bigger than Fuji
≪NON STOP 歌詞より抜粋≫
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そうしてHANAは自他共に認める“アツい”存在になりました。
TOPで女神みたいだという言葉からみなぎる自信が、リスナーにも励みを与えてくれるでしょう。
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Bigger than Fuji
うちらのBig Dream
look at my outfit
めちゃ高い10分のステージ
more then your 家賃
≪NON STOP 歌詞より抜粋≫
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巨大な体躯を持つ恐竜として知られる「ブラキオサウルス」を引き合いに出し、Chikaが足で地面を強く踏み鳴らすSTOMPの動作をしているところに力強さを感じます。
そして、他人がいくら待っていてもコントロールできない力と信念が、自分たちにはあるのだとはっきりと告げています。
「アクセサリーじゃないんだよ、このマイクロフォン」のフレーズは、口パクを否定する意味があることがわかるでしょう。
また、自分が言いたいことは自分の言葉で伝えるから外野は黙っていろ、という忠告でもあるのかもしれません。
MVで、過去曲とリンクしたシーンが散りばめられている点を見てもわかる通り、彼女たちはちゃんみなの助けを借りながら、自分の力で成長してデビューを掴み取り、今の位置まで駆け上がってきました。
そんなHANAだからこそ言える強気なフレーズが心に響きます。
誰にも止められないHANAの快進撃に注目!
HANAの『NON STOP』は、誰にも止められない勢いで走り続ける彼女たちが、これからも“止まらない”と宣言する情熱的な楽曲です。自分と仲間の魅力や努力を信じて突き進んでいれば、周囲のどんな声にも振り回されることはありません。
今後の活躍を約束する熱いメッセージを聴きながら、同じ想いで応援していきたいですね。
