アイドル物語のスタート
──今日は、Luce Twinkle Wink☆からこの3名に集まっていただきました!
宇佐美 幸乃(以下、宇佐美):Luce Twinkle Wink☆のリーダー、宇佐美幸乃です!
南雲芽依(以下、南雲):Luce Twinkle Wink☆のパワフルメイカー、めいぷること南雲芽依です!
板山紗織(以下、板山):Luce Twinkle Wink☆の癒し担当、板山紗織です!
3人:よろしくお願いします!!
──よろしくお願いします! では早速3人のアイドルを目指した理由から教えてください!
宇佐美:元々アイドルが好きで。幼少期はアニメのミュージカルなど観たり、とにかく歌って踊ることが当たり前の生活を送っていました。そこから成長して、事務所の先輩である愛乙女☆DOLLさんの存在を知って、ライブに行くようになったんです。それで、見つけたのが愛乙女☆DOLLの新メンバー募集オーディション。
当時の私はアイドルを観ることが好きなだけで、そんな私がアイドルをやってもいいのだろうかという不安もあったんですけど、どうしてもやってみたいという気持ちを抑えきれず、悩んだ結果、締め切りの1時間前に滑り込みで書類を送りました。だから絶対に落ちたと思っていたんですけど、受かることができて、研修生を経て、いまここに座っています。
──アイドルという存在にリスペクトがあったからこそ、悩んだ。
宇佐美:そうですね。それも大好きな愛乙女☆DOLLさんの新メンバーオーディション。すでに完成されていた空間にただ好きという気持ちだけ入るって、どうなんだろうと……。オーディションの応募期間の間も何度もライブに足を運んで、やっぱりどうしてもステージに立つ側になりたいと思ったんですよね。
──実際にアイドルになっていかがですか?
宇佐美:想像していたよりも過酷でした。最初は愛乙女☆DOLLのメンバーになりたくて、研究生としてやっていたんですけど、その間に後輩も増えてきて、新しいグループを作りたいという気持ちも芽生えてきて。やっぱり研究生として活動を共にすることで絆も生まれるし、その中でライバル関係になるタイミングだって訪れるし、辞めていく仲間との別れもある。その目まぐるしさにメンタルをしごかれましたね……。
でもそういう経験が自分を成長させてくれたと思っているし、アイドルは生半可な気持ちではやってはいけないということが分かった。心は折れなくなりましたよ(笑)。
──南雲さんは、いかがですか?
南雲:私は元々、幼少期から舞台に立つのが好きで。バレエを習っていたり、とにかく人前に立ちたかったんです。小学6年生から子役活動を始めて、当時からアイドルは好きだったんですけど、自分がなるのは違うかなと思ったり……。当時はお芝居の方がやりたかったので、高校生まで続けていたんですけど、学校祭でアイドルみたいなことをしたんですよ。そこから自分の中で再熱したというか、やっぱりアイドルになりたい、自分がやりたいことはコレなんだと気づきました。
そこからオーディションを受け始めたんですけど、あまり自信を持てないまま、大学生になりアイドルコピーダンスサークルに入って、また自分の夢を再確認。周りが就活を始めるタイミングで、どうしても自分が就職することが想像できず、人生は一度きりだし、挑戦しようと思ってアークジュエルのオーディションを受けました。
──コレだと思った大きな理由は、ステージの上で感じた視線や多幸感かな?
南雲:そうです! ステージにいる自分が好きになれたんですよ。演じない自分というか、素の自分でステージの上ではいられる。観てくれている方たちにも、「芽依ちゃんのダンスが好き!」、「笑顔が好きだよ」と言ってもらって、私がいる場所はココなんだと思いました。
──素敵ですね。実際にやってみてはどうですか?
南雲:キラキラしている世界ですし、ステージに立ってる時もやっぱり楽しい! ものすごく幸せな時間を過ごせていますね。ただ、その裏側で努力を怠ってはいけないなとも思います。ダンスや歌の練習だけではなく、配信コンテンツなどでもファンのみなさんに常に新しいものをお届けしたり、夢を与える立場ではあるけど、自分自身はちゃんと地に足をつけていないといけないなと思います。
──板山さんはいかがですか?
板山:幼少期からアイドルを観てきて、キラキラした衣装を着て歌って踊る姿がすごく素敵だなと思ったんです。ただ、私自身都会に住んでいなかったので直接観にいく機会はあまりなくて……。中学生になるとネットで踊ってみた動画を観たりして、そこで見つけたのが古川未鈴さんの動画。「ああ、めちゃくちゃ可愛い。すごい踊りが上手でなんだろうこの子は!」と思ったんです(笑)。調べてみるとアイドルをやられていて、そこで改めてアイドルに興味を持ったんです。そこからはダンスをコピーする日々。
──なるほど。
板山:でも、元々引っ込み思案な性格だったので、自分がアイドルとしてステージに立つ姿は想像できなくて。じゃあ、裏方になろうとオープンキャンパスに行ったりしてみたんです。とても素敵なお仕事だと思ったけど、やっぱり違う。私は踊りたいんだと気づいて、アークジュエルのオーディションを見つけました。ここで落ちたら諦めようと思っていたんですけど、なかなか連絡がこなくて、自分から連絡してみたら「一度お話しましょう」ということになって、事務所に所属できることになりました。
──実際にやってみていかがですか?
板山:楽しいです。もちろん結果が出なかったりすることもありますし思うように進まないことも多くありましたけど、やっぱりステージに立つことは楽しい。自分がやりたかったことだから、諦めるとか辞めたいとか、そういうことは思ったことがないんです。過酷な状況に直面しても結局最後には楽しいという感情が湧き出てくる。もっと頑張りたいという気持ちにさせてくれますね、アイドルは。
アークジュエルってこんな事務所
──皆さんが所属するアークジュエルの推しポイントを聞いて行きたいんですけど、まずは宇佐美さん、どうですか?宇佐美:私は、事務所に所属して12月で13年目に突入したんです。考えてみると13年も同じ事務所にいるってなかなかないことだなと思うんですよね。こんなに長くいても嫌って思われない。ずっと居心地よく居させてもらってるので、長くアイドルやりたい子とかはすごく良いと思うし、年齢もあんまり考えず活動することができる。
私が長く居続けたいと思う理由は、本当に自分のやりたいことや挑戦してみたいことを叶えてくださったりするんです。そういった意味でも長くいても肩身が狭くならずに居続けられるのかなって。そこがこの事務所のいいところだと思っています。13年目の私が言うから説得力がありません? 長くアイドルやりたい、自分の好きなことを突き詰めたいって子にはオススメです!
南雲:いちばんすごいな思うことは、大きなステージに立つことができること。事務所の主催ライブではZeppに立たせていただけたり、研究生時代でも大きな箱でパフォーマンスできる。そこがいちばんの魅力かなと思っています。
板山:自分たちのやりたいことをやらせていただける事務所だと思いますね。強制されることなく、まず自分たちがやりたいことを汲み取ってくださる。コンセプトもライブの構成も一緒になって考えてくれて、「じゃあ、こうした方がいいね」と優しくアドバイスもくれる。それがすごく嬉しいなと思います。あとは、グループの垣根を越えて、みんなが仲良し! それってすごく素敵なことだと思うんです! 垣根を越えてご飯に行ったりする姿をみると、すごく微笑ましいなって思います!
私たちの魅力はココだ!
──そんな素敵な事務所で活動を続ける、Luce Twinkle Wink☆ですが、グループの魅力について、リーダーに聞いてもいいですか?
宇佐美:魅力は、とにかくみんなが一生懸命で負けず嫌いで切磋琢磨し合いながら常に上の夢を見ながら活動しているところですかね!もちろん仲の良さもあるんですけど、それだけじゃなくて、ちゃんとみんなで高め合いながら、やっていけている。
長くグループやってると少しだれてきちゃったり、パフォーマンスについても妥協が出てきちゃったり、そういうことがあると思うんですけど、私たちはそういうのが一切なく、先輩後輩関係なく、「こうしたほうがいいよね」、「このほうがもっと揃っていいパフォーマンスになるよね」と常にディスカッションしながらLuce Twinkle Wink☆を作っていけてるのが一番胸張って言えるところかなって思います!
──グループの強みでもあると。
宇佐美:そうですね。パフォーマンスのキレキレ度、シンクロ率っていうのをテーマにずっとやっていて、その中でそれぞれの個性も活かしながら、グループとしての一体感を持つことを大事に考えてやっているんですけど、一人でも我がままな子がいたりとか、「いや、私はこうじゃないんだ」という意見があるとまとまらないじゃないですか。でも私たちは、今まで一回もそういうことがなくて! ちゃんとみんながLuce Twinkle Wink☆としての強みはココだというのを分かりながら進められているのが奇跡に近いんじゃないかなって。
──素晴らしいグループ! でも、それってリーダーの宇佐美さんがしっかりしているからだとも思うんですよ。南雲さんと板山さんの目には宇佐美リーダーはどう映っていますか?
南雲:宇佐美さんは、THEアイドルグループのリーダーというか。一アイドルに一宇佐美さん絶対いたほうがいいと思うくらい、圧倒的なリーダーなんです! 本当に完璧だし、それでいてみんなにフレンドリーに話してくれる。私も研究生のときに宇佐美さんからアドバイスをいただいたりして、それですごく頑張れたときもたくさんあったので、本当に素晴らしい方です。
板山:南雲が言ってくれてたリーダー像がまさにですね! 一人一人の個性もしっかり見てくれていて、「こういう場面ではこの子が出たほうがいい」とか、そういうのも全部把握してるので、信頼できるなっていうのと、リーダーなのにいじられキャラなのが愛されてるなって思ってて。例えば南雲とかも結構突っかかっていったり(笑)。その掛け合いを見るだけでもいいグループだなと思います。幸乃ちゃんがリーダーで本当によかったなって。
──圧倒的な信頼ですね。逆に宇佐美さんから見て、お二人の魅力は?
宇佐美:まず板山は、彼女がいてくれなかったらLuce Twinkle Wink☆は続いてないくらい超大事な存在です。可愛らしい、王道、癒し、天使みたいなイメージがあると思うんですけど、実は、すごく少年っぽいところもあるんですよね。心の中にはメラメラ燃えてる青い炎みたいな情熱が常に心にありながら活動してるので、可愛らしいだけじゃないいろんなものを持ってるからこんな長くアイドルをできていると思う。いなくてはならない存在です。
南雲は、最近Luce Twinkle Wink☆になったとは思えないくらいもう大ベテランメンバーの風格があります(笑)。歌とダンスの成長も本当にすごいし、ファンの方から「見たら元気になれる存在だよね」という印象が超定着してて! 南雲の笑顔やパワフルメイカーぶりは今のLuce Twinkle Wink☆で唯一無二だなと思うので、あんまり気負いすぎずにありのままの南雲で元気よく活動してほしいなと思ってます。
──話を聞けば聞くほど、素敵なグループですね。今後、もっと成長するためにグループとして、個人として考えていることはありますか?
宇佐美:常にグループにとって何が一番かを考えながら活動していくことがいちばん大事だなと思っています。その中で、最近ファンの方に「個人の活動も見たい」という声をいただくことも多いので、個人としては自分の好きなことの発信していきたい。怯えずに何事も挑戦して、“個”の部分を今後は出していきたいですね! それが結果Luce Twinkle Wink☆への貢献になれたらいいなと思います。
──“個”を生かすために何をしていきたいですか?
宇佐美:割とお笑い好きなんですよ! だからバラエティ番組には出たいです。意外と言われるんですけど、私は結構体を張って面白いことをできるタイプ! あと、トーク方面の番組にも出たい。バラエティだけじゃなくて、MCやラジオにも今すごく力を入れて頑張ってるので、お話のほうでもっと自分個人のこととLuce Twinkle Wink☆のことを伝えていけるお仕事の幅広げられればいいなって思ってます。
──南雲さんはいかがですか?
南雲:Luce Twinkle Wink☆としては、やっぱりフェスの一番大きいステージにずっと出てるよねと認知されるグループになりたくて! 毎年大きいステージに立てないと悔しいなって気持ちが残ったまま終わってしまうし、それは絶対に嫌なんです。アイドルといえば夏フェスだと思うから、それに向け頑張っていきたい。個人としては、埼玉出身なので、埼玉に携わるお仕事とかあったら嬉しいなって思っています。確かにコレだ!というものはあんまりないけど、良いところだぞっていうのをずっと住んでいた自分が発信していきたいなと思っています。
──観光大使、いいですね! 板山さんはいかがでしょう?
板山:私は可愛いクリエイターになりたくて。アイドルのライブってライブ自体も魅力だけど、グッズとかいろんな部分で広がるというか。電車に乗っていても、「可愛いな」と思ったらアイドルのグッズだったみたいなことがすごく多いじゃないですか! Luce Twinkle Wink☆もそうなりたいなと思っているし、可愛いグッズとかをたくさん出して、女の子の間でLuce Twinkle Wink☆が広がってほしい! グッズも衣装も見た目も可愛い、会いに行きたいって思ってもらえるようなアイドルグループになっていきたいなってすごく思ってます。
──いいですね!
板山:あとは、振り付けをLuce Twinkle Wink☆の楽曲でやらせていただいているんですけど、ゆくゆくは他のグループの振り付けをできるようになりたい。TikTokやSNSでバズるような振り付けを作れるような人になりたいなと思っています。
12月、クリスマスがやってくる
──グループの魅力が聞けたので、ここからはBRODYの発売が12月にちなんで皆さんの冬の思い出について聞いていこうと思います! クリスマスの思い出など、思いつくことはありますか?宇佐美:クリスマスは、ライブしてる思い出しかなくて……! ただ年末、12月30日が私のアイドルの誕生日なの12月入ったら気持ちを引き締めないといけない気持ちになっちゃいます。でもアイドル歴が一年増す月だから気を引き締めないといけないと思って、気張りすぎていつも12月に体調壊すんですよ(笑)。だからこれが発売されてる頃は気を引き締めながらもプレッシャーを追いながらも元気に過ごせたらいいなって思ってます。
──元気なことを祈っています。体調には気をつけて!
宇佐美:はい! 今年こそは健康で!
──南雲さんはどうですか?
南雲:クリスマスの思い出は、やっぱりサンタさん! いつの頃からか来なくはなったんですけど……(笑)。毎年クリスマスツリーを母が設置してくれて。11月ごろからせっせと準備をしてくれるんですけど、そこで冬がやってきたな〜と思います。
──板山さんはいかがですか?
板山:やっぱりクリスマスですね。実は、今でもサンタさんを信じているんですけど、クリスマスってサンタさんは忙しいから来ないんですよね!だからサンタさんから派遣されて父がいつもクリスマスを楽しませてくれていたんですけど、1つだけ許せないことがあって!
幼少期に、おジャ魔女どれみのコンパクトがずっと欲しくて!クリスマスにお願いして一緒にお店に買いに行ったんですよ!すると、「予約でしか買えない」と言われ、その日は予約して帰宅。でも、いつまで経っても届かなくて、何年経っても届かない!おかしいと思って記憶を遡って考えると、行ったお店が釣り具屋さんで! 絶対に置いてないじゃないですか!なのに、そこで予約を取ったふりをされて!一生届かないままでした。
──それは(笑)。素敵な思いですね。
板山:まだ許せません!!
──(笑)。では、最後にリーダーに今後の目標と展望をお聞きします!
宇佐美:はい! ツアーファイナルが1月にあるんですけど、会場がホールなんです。過去にやったホール公演はコロナ禍だったこともあり不完全燃焼でもあって、それが今回何の規制もなくライブができること、ホールで単独公演というのがすごく嬉しくて!
だからこそ、ちゃんと私たちの成長を皆さんに見せたいですし、ソールドアウトもしたい。いちばん近い目標は、ツアーファイナルを満員の景色の中で行うこと。もちろん各所で満員にして、来てくれたファンの方を幸せにする、各地でLuce Twinkle Wink☆を示していきたいと思っています。今のLuce Twinkle Wink☆が最高なんだぞ!と胸を張って言えるように頑張っていきます! そして各地の美味しいものを食べて戻って来たいです!

TEXT 笹谷淳介
PHOTO 竹内賢一
『Luce Twinkle Wink☆ルーチェ トゥインクル ウィンク』は”輝く瞬間(とき)をトキメキに”をキャッチフレーズに可愛らしさに思いっきりのダンスでキラキラ輝くステージをお届けする、2014年5月デビュー、宇佐美幸乃、深沢紗希、咲本美桜、板山紗織、桧垣果穂の5人組ユニットで一生懸命ライブ活動中···