「go!go!vanillas」はどんなバンド?ファン層はどこ?

「go!go!vanillas」は、2010年に結成されたロックバンドで、読み方は「ゴーゴーバニラズ」です。
男性4人で奏でる激しくメッセージ性溢れる楽曲は、多くのファンに愛され、今も活躍を続けています。
そんな「go!go!vanillas」がどんな存在なのか、まずはメジャーデビューの時期や結成のきっかけ、その他の印象的なエピソードを見ていきましょう。
2014年にメジャーデビュー
「go!go!vanillas」は、中学校の同級生だった牧達弥と長谷川プリティ敬祐、そして2人が大学進学後に知り合ったドラムメンバーの3ピースバンドとして始動。その1年後に、ギターメンバーを加えた体制にしたいと募集をおこない、宮川怜也が加入しました。
その後、ドラムメンバーの脱退を機に新ドラマーのジェットセイヤが加入。
インディーズ・シングル2作を発表した後に、2014年、1stアルバム「Magic Number」のリリースでメジャーデビューを果たします。
バンド名の由来と呼び方
「go!go!vanillas」というバンド名は、牧達弥が「海外のかっこいいバンドにはVがつく名前が多い」と思い、Vから始まる単語を探したことで生まれました。牧達弥はvanillaという単語を、見た目はかっこいいけれど響きは可愛いという理由でバンド名に加えることにします。
さらに牧達弥は「The」という単語は多くのバンドが使用しているから、別の表現を見つけようと考えます。
牧達弥は、漫画「ジョジョの奇妙な冒険」の登場人物ジャイロ・ツェペリの前歯に「ゴー!ゴー!ツェペリ」と彫られている描写を思い出し、バンド名にgo!go!とつけることに決めました。
その結果、「go!go!vanillas」というバンド名が誕生したのです。
ファン層には若い女性が多い
「go!go!vanillas」のファンは、10代〜20代の若い女性が多い印象です。実際にライブやフェスに足を運んでいるファンも、7割が女性で、出待ちをする人もいるのだとか。
メンバーはそれぞれ異なった個性的なビジュアルですが、全員イケメンなので女性ファンが多いのも頷けますね。
全体的に見ると女性ファンが多い「go!go!vanillas」ですが、もちろん、男性ファンからも支持を受けています。
男性ファンの場合も、比較的若い年代層から愛されているようです。
メンバーの一人が交通事故に遭うも無事復活
「go!go!vanillas」を語る上で避けて通れないのは、やはりベーシストの長谷川プリティ敬祐が2018年12月に巻き込まれた大型車両との接触事故でしょう。この事故で、長谷川プリティ敬祐は緊急搬送され、意識不明の状態が続きました。
意識が戻った後もリハビリを続け、2019年5月に最後の手術が無事完了します。
その後、長谷川プリティ敬祐は翌月6月に全身でベースを弾けるようになったことをSNSで報告。
そして、同年10月に行われた全国ツアーでバンド復帰を果たします。
およそ10ヶ月を経て立ったステージでは、多くのファンが「おかえり!」と声をかけ、長谷川プリティ敬祐の復帰を喜びました。
go!go!vanillas(ゴーゴーバニラズ)メンバーの年齢・身長・出身地などを紹介
「go!go!vanillas」には、個性豊かなバンドメンバーが4人在籍しています。それぞれのプロフィールを知れば、より一層バンドへの興味が高まるでしょう。
そこでここでは、バンドメンバーについての基本情報やプロフィールを紹介します。
牧 達弥(まき たつや)

| 担当 | ボーカル・ギター |
|---|---|
| 身長 | 171cm |
| 誕生日 | 1989年12月10日 |
| 年齢 | 36歳 |
| 出身地 | 大分県 |
牧達弥は、go!go!vanillasのメインボーカルとギターを務めるメンバーです。
go!go!vanillasの楽曲は、全てメンバーが作詞・作曲していますが、そのほとんどが牧達弥によって作られています。
バンドが結成されたきっかけの一人でもあるため、まさにgo!go!vanillasの要となる存在でしょう。
柳沢 進太郎(やなぎさわ しんたろう)

| 担当 | ギター |
|---|---|
| 身長 | 約180cm(推定) |
| 誕生日 | 1992年08月20日 |
| 年齢 | 33歳 |
| 出身地 | 秋田県 |
柳沢進太郎は、2015年に前ギターメンバーが脱退した後に加入したギタリストです。
go!go!vanillas内では最年少ですが、力強く感情的なギターが印象的で演奏の完成度を底上げしています。
さらに、「go!go!vanillas」の「ストレンジャー」という楽曲では、作詞・作曲だけでなくMVプロデュースを手掛け、さらにメインボーカルも務めました。
クリエイティブな才能にあふれている柳沢進太郎は「go!go!vanillas」に新しい風を吹き込んだ人物ともいえるでしょう。
長谷川プリティ敬祐(はせがわプリティけいすけ)

| 担当 | ベース |
|---|---|
| 身長 | 約165cm(推定) |
| 誕生日 | 1989年12月20日 |
| 年齢 | 36歳 |
| 出身地 | 大分県 |
長谷川プリティ敬祐は、ベースを担当しているメンバーです。
go!go!vanillas結成前はギターをしていましたが、結成後にベースを始めました。
長谷川プリティ敬祐は牧達弥と中学校の同級生で、この二人が「バンドをしよう」と決めたことが、「go!go!vanillas」結成のきっかけです。
トレードマークの蝶ネクタイや朗らかな笑顔が魅力的で、バンド内の癒やしキャラとしてメンバーからもファンからも愛されています。
ジェットセイヤ

| 担当 | ドラム |
|---|---|
| 身長 | 約175cm(推定) |
| 誕生日 | 1990年1月15日 |
| 年齢 | 35歳 |
| 出身地 | 長崎県 |
ジェットセイヤは、「go!go!vanillas」のドラムを担当するメンバーです。
バンド「ギターウルフ」の大ファンである彼は、どんな季節でも革ジャンを欠かさないロックな見た目が印象的。
ジェットセイヤという名前も、「ギターウルフ」のセイジが影響を受けたと語るアメリカの女性ロッカー「ジョーン・ジェット」の名前から取っているのだそう。
筋金入りのロッカーであるジェットセイヤは、バンドや音楽への愛情が深く、メンバーからの信頼度も高い人物です。
go!go!vanillas(ゴーゴーバニラズ)の脱退メンバー
「go!go!vanilla(ゴーゴーバニラズ)」は、メジャーデビュー後に一度ギタリストが変わっています。ここでは、元バンドメンバーがどんな人物で、脱退理由が何だったのかを見ていきましょう。
宮川怜也
| 担当 | ギター |
|---|---|
| 誕生日 | 1991年7月19日 |
| 年齢 | 34歳 |
| 出身地 | 東京都 |
宮川怜也は、2011年に加入したギタリストです。
2015年7月4日におこなわれたツアー「バイリンガルとマザーアイランドツアー」のファイナルで、ファンに向けて脱退を発表しました。
脱退理由について、宮川怜也は「音楽活動ではない、別の目標ができた」と語っています。
その他のメンバーは、「葛藤があった」「全員で本気で話し合った」などと語り、惜しみながらも宮川怜也のこれからの道を応援していました。
go!go!vanillas(ゴーゴーバニラズ)の魅力が伝わる有名曲4選
「go!go!vanillas」はたくさんの魅力的な楽曲をリリースしています。その中でも特に人気で、バンドらしさを感じられる楽曲をピックアップしました。
ぜひこの4曲を聴いて、「go!go!vanillas」の魅力を堪能しましょう。
平成ペイン
「平成ペイン」は、2017年にリリースされた平成最後を彩る楽曲です。
「輝く炭酸の泡」「運命の氷河に飲まれ」など、バブルとその崩壊を示唆する歌詞が印象的で、風刺的な雰囲気もありつつ、平成への強い思いが歌われています。
「go!go!vanillas」はメンバー全員が平成生まれなので、この時代に対する感情が特に強いのでしょう。
力強い熱量で奏でられる演奏からも、メンバーの思いが伝わってくるようです。
また、MVではメンバーそれぞれが首相や官房長官などに扮して、コミカルな演技を見せてくれます。
在りし日の平成を懐かしみたい日に、ぜひ聞いてみてくださいね。
エマ
2014年にリリースされた「エマ」は、同年に出演バンドとして抜擢された「スペースシャワー列伝 JAPAN TOUR 2014」で全国を回ったことがきっかけで生まれた楽曲です。
「go!go!vanillas」は、ツアーを通じて「邦楽バンドシーンの現状」を把握し、それに対して自分たちはどうするんだ?という視点を持ったのだそう。
そんなこの楽曲では、好きなことや必要なものを自分の意志で選べなくなる危機感が歌われています。
かなり考えさせられる歌詞ですが、軽快な演奏と合わさってすっと心に入ってくる名曲に仕上がっています。
カウンターアクション
「カウンターアクション」は、2015年にギターの柳沢進太郎が加入してから、初めてリリースされた楽曲です。
ファンにとって、メンバーの脱退や新加入は「これからどうなってしまうのだろう」という心配を生む出来事ですよね。
そんなファンに向けて、「go!go!vanillas」は音楽に乗せてバンドの気概を伝えたのです。
全体を通してギターが全面に押し出されたこの楽曲からは、柳沢進太郎のお披露目とともに、「これからもgo!go!vanillasは全力で音楽と向き合っていく」という思いが感じられます。
人間讃歌
「人間讃歌」は「go!go!vanillas」の始まりともいえる1stシングルです。
エキゾチックな雰囲気で奏でられるメロディーに乗せた歌詞からは、人間の泥臭さと消えない輝きが感じられます。
「誰もが信念を貫き、生きる姿は大きな意味がある」という、魂の叫びに励まされる人も多いでしょう。
「go!go!vanillas」を象徴するような重量感のある歌詞とメロディを堪能してくださいね。
go!go!vanillas(バニラズ)はリスナーの心を揺らすロックバンド
「go!go!vanillas」は、激しく重たいロックサウンドに、メンバーの思いを乗せた音楽を生み出す人気ロックバンド。メンバーが作詞・作曲を手掛ける楽曲はどれも、心に染みるメッセージ性が感じられます。
長谷川プリティ敬祐の交通事故というバンドの根幹を揺るがす出来事がありながらも、強い結束でバンドを守ってきた彼らは、これからも感動の音楽を多くのファンに届けてくれるでしょう。
●「go!go!vanillas」は男性4人組のロックバンドである
●長谷川プリティ敬祐は交通事故後に10ヶ月の療養を経てバンドに復帰した
●激しいロックチューンとメッセージ性が高い楽曲が人気
牧 達弥(vo/g)、長谷川プリティ敬祐(ba)、ジェットセイヤ(dr)、柳沢 進太郎(g)の4人からなる新世代ロックンロール・バンド。 さまざまなジャンルを呑み込んだオリジナリティ豊かな楽曲で聴く人を魅了し、ライヴでは強烈なグルーヴを生み出す。 2013年1月、7inchシングル「人間讃歌 / アクロス···


