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backnumber「世田谷ラブストーリー」歌詞の意味を徹底考察!リアルすぎる恋が人々に愛される理由は?

backnumber『世田谷ラブストーリー』は、2014年にリリースされたアルバム『ラブストーリー』収録曲です。華やかさのない、リアルすぎる恋が聴く人の心に刺さるのはなぜか?backnumberが今なお高い人気を誇る理由にも迫ります。

backnumber「世田谷ラブストーリー」から漂う等身大の恋愛観

世田谷ラブストーリー』は、2014年にリリースされたbacknumberの4枚目のアルバム『ラブストーリー』に収録されています。

高嶺の花子さん』『繋いだ手から』などの人気曲を収録したアルバムの中でも、『世田谷ラブストーリー』はエピソードのリアルさが突出しています。

まるで友達の恋愛相談を受けているような、ありふれた話。

背伸びをしない等身大のラブソングは、backnumberの魅力の一つといえるでしょう。

そんな楽曲に共感した行定勲監督が、楽曲に着想を得てショートムービーを作成しています。

主演は、浅香航大と清野菜名。

まるで短い映画のような映像作品なので、楽曲とはまた違う味わいを楽しめそうですね。

▲短編映画「世田谷ラブストーリー」

かの有名なドラマ『東京ラブストーリー』を想起させるようなタイトルも印象的。

どこか華やかで都会的な響きを持つ「東京」ではなく、「世田谷」という地名が持つ具体性も魅力的です。

恋愛ソングというよりも世間話に近いような、さりげないエピソード。

その店はどこにあるのか、あの辺りかなと思い浮かべながら聴けそうな、身近な歌詞に引き込まれます。

backnumberらしさ全開のもどかしい恋愛を描いた『世田谷ラブストーリー』。

長い時を経ても色褪せない、楽曲の魅力を深堀していきます。

一歩踏み出せない情けない「僕」を応援したくなる

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旧道沿いの居酒屋を出てから僕が無口なのは
今日君を家に誘うその口実を探しているんだよ
駅まで3分ちょっと近過ぎたよな
酔っぱらった僕に君はまたねと小さく手を振った
≪世田谷ラブストーリー 歌詞より抜粋≫
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飲みの帰り道、「君」を家に呼ぶ口実を探す「僕」の心情が手に取るように分かります。

思案する暇もない3分という時間の短さ。

駅近の居酒屋を選んでしまった自分を恨みながら、手を振る「君」を見送る姿が愛おしく感じられますね。

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今度は君を追いかけて
もう今日はここにいなよって
ちゃんと言うからまた遊びに来てよ
もう終電に間に合うように送るようなヘマはしない
もうしないからさ
≪世田谷ラブストーリー 歌詞より抜粋≫
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好きな人を追いかけるほどの勇気もなく、終電前に送り出してしまう人の良さ。

次回の逢瀬に望みをかける押しの弱さが、backnumberらしさを感じさせます。

終電が引き裂く2人の距離がもどかしく愛おしい

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改札入って振り返り 気を付けてねとまた君は手を振る
僕も同じ言葉を言いながら呼び止めなきゃと心で繰り返す
≪世田谷ラブストーリー 歌詞より抜粋≫
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改札をくぐり、こちらを振り返る「君」。

その姿にまた、引き止められないもどかしさを感じます。

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各駅停車は君を連れ去ってゆく
僕の関われない毎日へとガタンゴトン
君を縛る為の名前を持たない僕の
時間は24時20分まで
≪世田谷ラブストーリー 歌詞より抜粋≫
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24時20分という具体的な時間もいいですね。

改札、終電、電車。

改札の中と外、終電という時間、電車のドア。

時間と物理的な2つの分断によって、2人の距離感が一層具体的に感じられるからこそ、ありふれた別れのシーンが切なく胸に迫るのでしょう。

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階段上って見渡せばいつもの見慣れた風景で
ついさっきまでこの街に君がいたのか
あぁ君がいたのか
≪世田谷ラブストーリー 歌詞より抜粋≫
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「君」がいなくなったあとの風景を見て、「君」の温もりを思い出して愛おしさが増す

BUMP OF CHICKENの『車輪の唄』もそうですが、いない人の残した温もりというのは、なぜこうも人の心を刺すのでしょうか。

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月の明かりに照らされた
黒い髪 横顔 唇を
思い出して胸が苦しくなるよ
その全部が僕のものなら悲しい想いなどさせない
絶対させないのにな

もう終電に間に合うように送るようなヘマはしない
もうしないからさ
≪世田谷ラブストーリー 歌詞より抜粋≫
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「僕」の手をすり抜けてしまった「君」に思いを馳せるこのシーン。

愛しい人のすべてを自分のものにしたいという思いは、誰しも経験があるでしょう。

自分の知らない世界へ帰っていくもどかしさ。

隣にいない切なさ。

次こそは……という、遅すぎる後悔をしながら大切な人を思う時間が、愛を育てるのかもしれません。

「世田谷ラブストーリー」こそ日常のワンシーンを切り取るbacknumberの新骨頂


世田谷ラブストーリー』は歌詞も少なく、ドラマチックでもない、ありふれた男女の別れを描いた歌です。

付き合って別れた訳でもなく、ただ居酒屋で飲んだ帰り、好きな人を家に誘えなかった後悔を悶々と抱える男の歌

ドラマ性がないのに、地味なのに刺さるというのがbacknumberの最大の強みです。

それは、あまりに現実味を帯びた歌詞と、清水依与吏の切なげなボーカルだからこそなし得るもの。

ドラマにならないようなさりげないやり取りで、日常を切り取った歌詞で、人の心に残る歌を生み出す。

backnumberが幅広い層に支持され、愛され続ける理由が存分に伝わってきます。

まるで、友達の恋愛相談に乗っているような気分にさせる、等身大の恋。

情けなくもどかしいこの恋を応援したくなりますね。

これまでも、backnumberは数多くの情けなくも愛おしい恋愛ソングを夜に放ってきました。

『世田谷ラブストーリー』は、華やかでも特別でもない日常を切り取る、backnumberの新骨頂ともいえる楽曲だといえます。

楽曲はもちろん、ショートムービーも合わせて、人肌恋しくなるこの季節にこそ、改めて聴き直してみてはいかがでしょうか。
▲backnumber-Setagaya Love Story【OFFICIAL MUSIC VIDEO】

Vocal & Guitar : 清水依与吏(シミズイヨリ)  Bass : 小島和也(コジマカズヤ) Drums : 栗原寿(クリハラヒサシ) 2004年、群馬にて清水依与吏を中心に結成。 幾度かのメンバーチェンジを経て、2007年現在のメンバーとなる。 デビュー直前にiTunesが選ぶ2011年最もブレイクが期待でき···

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