待望のリリースを迎えた「Rain on me ~One of the BE:ST-05 MANATO~」
2026年5月6日リリースのBE:FIRSTの9thシングル『BE:FIRST ALL DAY』に収録されている『Rain on me ~One of the BE:ST-05 MANATO~』が注目を集めています。この楽曲は、ファンミーティングツアーにて一足先に披露されたMANATOのソロ曲で、音楽プロデューサーのUTAのプロデュースのもと、MANATO自身が作詞作曲を手がけています。
R&Bをルーツに持つMANATOが目指していた8分の6拍子のリズムを基調としているのが特徴です。
難解なリズムにあえて挑戦し、繊細なグルーヴ感と多彩な声の表現、コーラスの重なりなどこだわりが詰まった楽曲に仕上がっています。
また歌詞を見てみると、タイトルにも含まれている雨のイメージにぴったりの別れの情景が美しく描かれています。
別れをどのように表現しているのか、さっそく歌詞の意味を考察していきましょう。
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優しい光に包まれていた
淡い日々も
2人の景色は
ただ滲んで消えゆく
I know baby girl we just talking
But it doesn't change anything
≪Rain on me 〜One of the BE:ST-05 MANATO〜 歌詞より抜粋≫
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冒頭の「優しい光に包まれていた 淡い日々」は、主人公が恋人と過ごした日々のことを表しているのでしょう。
「優しい光」や「淡い日々」という言葉が用いられていることで、派手さはなくてもそこには確かに本物の幸せがあったことを感じさせます。
しかしいま同じ街の景色を眺めていても、あの頃あった幸せの記憶が浮かんでは消えていくだけ。
景色が涙で滲み、こぼれ落ちていきます。
英語詞の部分では「僕たちはただ話をしているだけ でもそれは何も変えない」と歌われています。
話し合ってみても、もう修復できないところまで関係がこじれているようです。
無駄だとわかっていても、まだ愛しているから他愛もない話をして繋ぎ止めているような雰囲気が伝わってきますね。
身勝手に降る雨と涙

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意味を求めすぎて
身勝手に降り止まない雫
遠のいてく背中に
傘をさせずいた
≪Rain on me 〜One of the BE:ST-05 MANATO〜 歌詞より抜粋≫
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別れの日、街には雨が降っています。
主人公は恋人に「意味を求めすぎて」いたことを振り返ります。
以前は恋人のために自然とできていたことも、意味をつけたがるようになって優しく振る舞えなくなってしまったのかもしれません。
「遠のいてく背中に 傘をさせずいた」というフレーズも、不器用さを表しているようです。
そうした自分の変化によって招いた別れだとわかっていても、別れの悲しみに涙がこみ上げます。
その涙と雨を重ねて「身勝手に降り止まない雫」と表現しているところに、どうしようもできない無力感や切なさ、後悔が垣間見えるでしょう。
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Rain on me 最後に
何も言わずに (Baby)
君は俯いたまま
Rain on me 確かに
笑っていたあの日
Now we gotta keep our distance
≪Rain on me 〜One of the BE:ST-05 MANATO〜 歌詞より抜粋≫
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タイトルの「Rain on me」は、直訳すると「僕に雨を降らせて」となります。
ここまで考えてきたように、この雨には涙を表す意味があり、同時に人生の困難やあふれ出る感情も意味していると解釈できるでしょう。
そう考えると自分が流す涙のことを表すだけでなく、「最後に 何も言わずに」俯いたままでいた「君」に隠さず感情を表してほしいと願う気持ちも込められているように思えます。
勇気がなくて実際に口にすることはできないものの、それが悲しい事実でもいいから、正直な想いを知りたいと願っているのではないでしょうか。
「確かに 笑っていたあの日」を思い出すと、涙を止められません。
そして「Now we gotta keep our distance(今は離れていなきゃならない)」と続けています。
涙で感情を洗い流し、愛していながらも互いのために離れることを選んだ主人公の覚悟も見えてきますね。
別れを受け入れて乗り越えるための秘めた強さ

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今更さ
戻れない
We know there is no tomorrow, uh
近づくit's time to say good bye
少しだけ冷えた朝
I know baby girl we just chasing
But it doesn't change anything
≪Rain on me 〜One of the BE:ST-05 MANATO〜 歌詞より抜粋≫
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「今更さ 戻れない」の一言から、後悔の深さが読み取れるでしょう。
付き合い始めた頃に戻ってやり直せたら簡単ですが、それはできません。
「We know there is no tomorrow(明日がないことはわかってる)」という言葉に、この関係が修復できないことへの理解と絶望感が漂っています。
そして明日がないということは、裏を返せば何かをするなら今日しかないということです。
「I know baby girl we just chasing(僕たちはただ追いかけているだけ)」とあるのは、最後に話をしてみても、幸せの幻想を追いかけているだけで何も変わらない虚無感を表しているのかもしれません。
状況を変えるために一歩踏み出したいとは思いつつも、もうどうにもならない現実の厳しさに直面していることを感じさせます。
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キミに求めすぎて
身勝手に振り回す僕から
遠のいてく背中に
僕も背を向けた
≪Rain on me 〜One of the BE:ST-05 MANATO〜 歌詞より抜粋≫
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振り返ってみれば「キミに求めすぎて」いたのだと気づかされます。
歩み寄れず「身勝手に振り回す僕から 遠のいてく背中」を見つめ、傘を差し出せないまま立ち尽くす様子をイメージできるでしょう。
それから決別を受け入れた主人公も背を向け、反対方向へ歩いていきます。
背を向けるのは、別れという悲しい試練を乗り越えるための行為でもあるのではないでしょうか。
未練や後悔にいつまでも縛られず、涙で流し去って乗り越えようとする内なる強さが垣間見えます。
MANATOの感性と想いが詰まった名曲が誕生!
MANATOの『Rain on me』は、失恋の悲しみと後悔を雨に重ねて表現した珠玉のR&Bバラードです。洋楽的なR&Bの心地よいグルーヴ感と日本語の美しさ、温かくも切ない歌声が共鳴し、誰にとってもなじみやすく自然と世界観に引き込む力があります。
“職人”と称されるMANATOのこだわりや音楽に対する想いをじっくりと感じ取ってください。
